こんにちは！イエプラスのスタッフです！

能登半島沖地震から一年経ちました。

先日も宮崎で最大震度5弱の地震が発生し、南海トラフ大地震が近いのではないかと言われていますね。

もし大地震が起きたらと思うと不安になる方もいらっしゃると思います。

地震対策には様々なものがありますが、まずは家の耐震性を見直し、地震に強い家にすることが第一です。

地震に強い家へのリフォームというと、構造部の補強など耐震改修工事のイメージが強いと思いますが、それに加えて屋根と外壁のリフォームで地震の被害を抑えることができます。

今回はそんな屋根と外壁のリフォームでできる地震対策について解説していきます。

もくじ

家屋の倒壊と新耐震基準

屋根と外壁のリフォームでできる地震対策

　地震対策は屋根と外壁の軽量化が鍵

　屋根と外壁の軽量化には金属屋根と金属サイディングが最適

　SGL鋼板（次世代ガルバリウム鋼板）

　スカイメタルルーフ

屋根、外壁の軽量化リフォームはイエプラスにご用命ください

 

家屋の倒壊と新耐震基準

屋根と外壁のリフォームでできる地震対策について解説する前に、まずは地震による家屋の倒壊と新耐震基準について簡単に解説します。

地震のとき一番怖いのは命を落とすことだと思います。

地震で命を落とす例としては、建物の倒壊や落下物の衝突によるもの、津波や火災によるものなどがあります。

津波や火災は速やかに避難することが重要ですが、倒壊は家の丈夫さによって決まるため、地震が発生してからではどうにもなりません。

では倒壊を防ぐにはどの程度の強度が求められるのでしょうか。

判断材料としては新耐震基準が適用されてから建てられた家かどうかがポイントになります。

1981年6月1日に新耐震基準が適用されて以降に建てられた建物は旧耐震基準の建物よりずっと倒壊率が低く、震度6以上の大地震でも概ね数%にとどまっています。

さらに木造住宅に「2000年基準」が適用されて以降は約2%まで下がっています。

つまり地震に弱いと思われがちな木造住宅ですら、2000年以降に建てられた家はほとんど倒壊していないのです。

新耐震基準では震度6から7の地震でも倒壊しないだけの強度が必須となっていますから、理論上は震度7クラスの地震にも1回は耐えられるようにできています。

新耐震基準は何度も改正を繰り返していて、新しい家ほど倒壊の可能性は低くなっていますから、ここ20年ほどの間に建てられた家はまず大丈夫です。

旧耐震基準の家や、新耐震基準でも築年数が古い家にお住まいの方は、一度耐震診断を受け、必要なら耐震改修工事をしておきましょう。

 

屋根と外壁のリフォームでできる地震対策

新耐震基準施行後に建てられた家、特に比較的新しい家は倒壊の可能性が低いことがわかりました。

では新耐震基準の家なら追加の地震対策は必要ないかというと、そうでもありません。

新耐震基準の家でも倒壊率は0％ではありませんし、熊本地震のように震度7クラスの地震が2回起これば新耐震基準の家でも倒壊の可能性は増します（それでも旧耐震基準の家よりはずっと倒壊しにくいですが）。

それを踏まえると、新耐震基準に適合した家でも追加の地震対策をする意味は十分にあります。

そこで注目したいのが屋根と外壁の重量です。

 

地震対策は屋根と外壁の軽量化が鍵

屋根と外壁のリフォームによる地震対策では、軽量化が重要なポイントになります。

屋根と外壁が重いと構造部への負担が大きくなり、家全体の強度が低下します。

特に伝統的な日本瓦は他の屋根材に比べてかなり重く、倒壊の危険性も他より高くなります。

また屋根が重いと家の重心が高くなり、横揺れの影響を受けやすくなります。

激しい横揺れは構造部に強い負荷がかかる上、物が落下する危険も増します。

このように重量の重い屋根材、外壁材は地震対策の点では大きなマイナス要因となるため、地震対策としては軽量な屋根と外壁にリフォームするのが適切です。

 

屋根と外壁の軽量化には金属屋根と金属サイディングが最適

屋根と外壁を軽量化する際におすすめなのが金属屋根と金属サイディングです。

金属と聞くとなんとなく重い印象を受けるかもしれませんが、実際は屋根材、外壁材の中でも最も軽量な部類に入ります。

たとえばガルバリウム鋼板の屋根は陶器製の日本瓦より遥かに軽く、比較的軽い化粧スレートと比べてもまだ軽いです。

金属サイディングの外壁も同様で、窯業系サイディングより軽くなります。

また金属なので割れる心配がなく、断熱材を挟み込んだ製品が多いので断熱性と防音性にも優れています。

台風などで剥がれるリスクがあると言われることもありますが、現在では適切な施工をしていればそのようなことが起きるのは稀になっています。

衝撃によって凹むことがある以外は欠点らしい欠点がなく価格もそこまで高くないため、近年では最もポピュラーな屋根材、外壁材として人気を博しています。

 

SGL鋼板（次世代ガルバリウム鋼板）

金属屋根、金属サイディングには種類がありますが、その中でもSGL鋼板（次世代ガルバリウム鋼板）製のものは特に性能が高く人気です。

金属屋根、金属サイディングの素材はメッキの種類によってグレードがあり、SGL鋼板は従来のガルバリウム鋼板のメッキにマグネシウムを加えて強化したものになります。

ガルバリウム鋼板も錆に強く長持ちしますが、SGL鋼板はさらに防錆性が強化され、より長持ちするように改良されています。

ガルバリウム鋼板との価格差もわずかですから、予算内に収まるならSGL鋼板を選んだ方がよいでしょう。

 

スカイメタルルーフ

屋根については、弊社では伊藤忠建材が取り扱っているFEROOF社のスカイメタルルーフをおすすめしています。

スカイメタルルーフはジンカリウム鋼板（メッキの組成がガルバリウム鋼板とほぼ同じもの）を基材として、セラミックコートされた玄武岩の粒を含む8層のコーティングを施した屋根材です。

軽量で耐久性、耐食性、耐火性、防錆性に優れている点はガルバリウム鋼板と同等以上で、さらに金属屋根の弱点である衝撃による凹みにも強くなっています。

玄武岩の細かな粒子は雨粒が当たる音を軽減し、日光も乱反射させるため、音や熱も大幅に軽減します。

さらに従来の金属屋根の難点だったデザインの無機質さも解消されています。

スカイメタルルーフは金属屋根ですが、スレート屋根に近い形状をしており、フラットタイプに加えて木目調と石材調のデザインもラインナップしています。

この性能とデザインの高さに加えてメーカーの30年保証も付いていますから、万が一破損などが起きても安心です。

ご予算内に収まるのであればスカイメタルルーフをおすすめします。

 

屋根、外壁の軽量化リフォームはイエプラスにご用命ください

地震対策には耐震改修工事などの構造部の見直しが第一ですが、さらに被害を抑えたい場合は屋根と外壁の軽量化がおすすめです。

弊社は屋根と外壁のリフォームを専門としておりますので、地震対策として屋根と外壁の軽量化をお考えの方はぜひご相談ください。

その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも年中承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひご相談ください。