軒天のリフォーム|素材・費用・工事の流れまで徹底解説

こんにちは!イエプラスのスタッフです!
屋根のリフォームというと屋根瓦のリフォームのイメージが強いですが、「軒天(のきてん)」も定期的なリフォームが必要な部分です。
軒天は普段あまり意識しませんが、住宅の美観を保ったり、雨や火災から建物を守ったりと、さまざまな役割を担っています。
今回はこの軒天のリフォームについて、基本的な知識から工事の流れ、費用の目安までわかりやすくご紹介します。
もくじ
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軒天とは?その役割と構造
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軒天の劣化サインと放置するリスク
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軒天リフォームの主な工法
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軒天に使われる素材の種類と特徴
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軒天リフォームの費用の目安
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工事の流れと工期について
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軒天リフォームもイエプラスにお任せください
軒天とは?その役割と構造
軒天とは、屋根の軒(外壁より外側に張り出した屋根の裏面)のことです。
「軒天井」「軒裏」などとも呼ばれます。
軒天には雨水の跳ね返りから外壁を守る働きがあります。
軒が外壁よりも前に張り出しているおかげで、雨水が外壁に直接当たりにくくなっています。
この軒の裏側を覆っているのが軒天であり、構造材を雨風から守る役割をになっています。
軒天には「換気口」が設置されているものもあり、これが屋根裏の湿気を排出し、住まいの長寿命化に貢献しています。
また、軒天には防火の役割もあります。
隣家からの延焼を防ぐため、軒天には防火性能が求められる場合があります。
使用できる素材が制限されることもあるため、リフォームの際には素材選びに注意が必要です。
さらに、軒天は外観上の仕上げ材としての役割もあります。
軒天がなければ垂木や野地板が丸見えになってしまうため、下から見ると不格好になってしまいます。
そこを覆うことで、家の美観が整います。
軒天の劣化サインと放置するリスク
軒天は屋根に守られているため外壁ほど劣化は早くないですが、経年による傷みは確実に進みます。
以下のようなサインが見られたら、リフォームを検討しましょう。
1. 塗膜の剥がれや変色
軒天の塗装が剥がれていたり、黄ばみや黒ずみが目立つようなら、塗装の保護機能が落ちているかもしれません。
放置すると素材そのものが傷み、劣化が進みます。

2. 染みや黒ずみ
軒天に染みや黒ずみが出てきた場合、雨漏りや結露が起きている可能性があります。
これは見た目の問題だけでなく、野地板や垂木など構造材の腐食につながるため、早めの対処が必要です。
3. 素材のたわみや剥がれ
板材がたわんでいたり、端から剥がれてきている場合は、素材自体が水分を吸って膨張・変形している可能性があります。
こうなると補修では対応しきれず、張り替えが必要になります。
4. 穴や欠損
素材が腐食して穴が開いてしまった場合、そこから雨水が入り込んだり、鳥や害虫が侵入したりするリスクがあります。
特に軒天に穴が開くと、屋根裏に直接アクセスできる状態になるため、早急な修繕が必要です。
5. 換気口の目詰まり
軒天にある換気用の小さな穴が埃や蜘蛛の巣で塞がっていると、屋根裏の換気が不十分になります。
ほとんど塞がっているようなら原因を取り除く必要があります。

こうした劣化を放置すると、軒天そのものの修繕費用が増えるだけでなく、屋根裏の構造材に腐食が及ぶと大規模な補修が必要になります。
外から見えにくい部分だからこそ、定期的なチェックをお勧めします。
軒天リフォームの主な工法
軒天のリフォームには、大きく分けて「塗装」「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」の3種類があります。
塗装
既存の軒天の素材が健全な状態を保っていて、塗装の剥がれや変色が見られる場合は塗装で対処します。
既存の面を研磨・清掃し、下地を整えてから新規に塗料を塗ります。
外壁塗装と同時に施工すれば足場費用を共有できるため、コストを抑えられます。

重ね張り(カバー工法)
既存の軒天の上に新しい素材を重ねて張る工法です。
既存の素材を撤去する手間がない分、張り替えよりも工期が短く費用も抑えられます。
ただし、既存の素材が腐食していたり、重ね張りで厚みが出ることで問題が生じる場合には採用できません。
張り替え
既存の軒天を完全に撤去して新しい素材を張る工法です。
劣化が著しい場合や、素材を変更したい場合に行います。
他に比べて費用と工期がかかりますが、下地の状態を確認・補修してから新しい素材を取り付けられるため、施工後の耐久性が高くなります。
軒天に使われる素材の種類と特徴
軒天に使われる素材にはいくつかの種類があります。
それぞれ特性が異なるため、お住まいの環境や予算に応じて選ぶとよいでしょう。
ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)
現在の住宅で最もよく使われている素材です。
セメントとケイ酸質原料などを主原料とした板材で、耐火性・耐湿性に優れています。
軽量で加工もしやすく、コストと性能のバランスが取れているため、リフォームでも多く採用されています。
表面に塗装を施して仕上げるのが一般的です。
あらかじめ穴が開いている「有孔(ゆうこう)ケイカル板」を組み合わせると、デザイン性と換気性を両立できます。
合板(ベニヤ板)
合板はかつてよく使われていました。
木質系の素材なので加工がしやすく、仕上がりに温かみが出ます。
ただし耐水性はケイカル板に比べると低く、塗装が劣化すると水分を吸収して腐食しやすいため、メンテナンス頻度が高くなります。
フレキシブルボード
セメントと繊維質を混合した素材で、ケイカル板よりも強度・耐久性が高い板材です。
ケイカル板と比べると重量があり価格も高めですが、耐衝撃性や耐水性に優れているため、過酷な環境に向いています。
アルミスパンドレル
アルミ製の金属系素材で、錆びにくく、耐久性・防火性が高いのが特徴です。
モダンな外観に仕上げたい場合も適しています。
価格はやや高めですが、メンテナンスの手間が少ないという大きな利点があります。
木材・木目調素材
軒天を木材や木目調の素材で仕上げると、ナチュラルで温かみのある外観になります。
純粋な木材の場合は定期的な塗装が欠かせず、耐火性の確保に工夫が必要になります。
近年は木目調の外観を持ちながら耐火・耐水性能を備えた素材も増えています。
軒天リフォームの費用の目安
軒天リフォームの費用は、工法・素材・施工面積によって大きく異なります。
以下はあくまでも目安の数字ですが、参考にしてみてください。
塗装の場合、1平方メートルあたり800〜1,500円前後が一般的な相場とされています。
足場が必要な場合は別途足場代がかかりますが、外壁塗装と同時に施工すると費用を節約できます。
カバー工法は、1平方メートルあたり2,000〜4,000円程度が目安です。
既存素材の撤去が不要なため、張り替えよりも費用を抑えられます。
張り替えの場合は、1平方メートルあたり3,500〜6,000円程度が目安になります。
使用する素材や下地の状態によって費用が変わります。
なお、足場の設置が必要な場合は別途15〜20万円前後の費用がかかることが多いです。
軒天のリフォーム単独では割高になるため、基本的に足場が必要な他のリフォームと同時に行うものと考えた方がよいでしょう。
工事の流れと工期について
軒天リフォームの工事の流れは次のようなものです。
まず現地調査を行い、軒天の状態・面積・下地の状況などを確認したうえで、最適な工法と素材を選択します。
見積り後、内容にご納得のうえご契約となり、日程を調整して工事に入ります。
塗装の場合は、足場の設置→高圧洗浄→下地処理→塗装(下塗り・中塗り・上塗り)→足場撤去という流れになります。
たいていは外壁塗装と並行して施工します。
張り替え、カバー工法の場合は、足場設置→既存素材の撤去→下地確認・補修→新素材の取り付け→塗装仕上げ→足場撤去という手順になります。
工期については、塗装のみなら外壁塗装と合わせて1〜2週間程度、張り替えの場合は状態や面積によって異なりますが、数日〜1週間程度が目安となります。
なお天候によって工期が延びることもありますので、余裕を見て日程を調整する必要があります。
軒天リフォームもイエプラスにお任せください
軒天は地味な存在ですが、建物の耐久性や美観に関わる部分です。
塗装の剥がれや染み、たわみなど気になるサインがあれば、早めにご相談いただくと修繕の範囲が広がらずに済みます。
弊社は外装リフォームを得意とするリフォーム会社です。
軒天のリフォームは外壁塗装などと併せて行うのが基本ですが、目視で劣化の兆候が確認できるなど気になる点がありましたら、まずはお気軽にご連絡ください。
その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積もりも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住まいの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方は、ぜひ弊社にご相談ください。
