外壁をパステルカラーにするならラジカル塗料がおすすめ
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
外壁の塗り替えを検討するとき、色と塗料の種類は迷うポイントかと思います。
塗料はそれぞれ特性や耐用年数に違いがあり、価格帯もそれぞれ異なります。
迷っている場合は標準的な価格と性能のシリコン塗料を選ぶのが無難ですが、使いたい色がパステルカラーなら、シリコン塗料より少し性能のよいラジカル塗料がおすすめです。
というわけで今回は、パステルカラーを選ぶならラジカル塗料がおすすめな理由について解説します。
もくじ
パステルカラーの特徴
パステルカラーの塗装の欠点
ラジカル塗料の特徴
ラジカル塗料のメリット・デメリット
メリット
デメリット
ラジカル塗料での塗り替えにかかる費用
ラジカル塗料での外壁塗装はイエプラスにお任せください
パステルカラーの特徴
パステルカラーというと、爽やかでかわいらしい見た目といった印象を持っている方が多いと思います。
実際、パステルカラーは白色顔料を含むため色味が淡く、重さや圧迫感がない爽やかな見た目になりやすいです。
逆に白色顔料を含まないビビッドカラーは濃く鮮やかでよく目立ちますが、その分主張が強くなります。
主張の強い色は個性を出すにはちょうどよいですが、あまり目立ちたくないという方には向きません。
また黒い塗装も、シックでスタイリッシュな反面、圧迫感があり見た目が重くなることがあります。
それに対してパステルカラーは爽やかでほどよい存在感があり、軽く場に溶け込みやすく、かといって地味でもないので外壁に向いています。
パステルカラーの塗装の欠点
ただパステルカラーの塗装にはビビッドカラーの塗装にはない欠点があります。
それが白色顔料の劣化によるチョーク(白亜化)現象です。
チョーク現象は塗料に紫外線などが当たることで劣化し、粉上のかすが塗装の表面に浮き出る現象のことを言います。
この現象は塗料の白色顔料(酸化チタン)の劣化が原因のため、白色顔料を多く含むパステルカラーの塗装ほど起きやすくなります。
チョーク現象が起きると色が褪せ、塗装の表面の艶がなくなり美観が損なわれます。
表面の親水性が下がることで汚れが付着しやすく、落ちにくくなるのも見た目に悪影響を及ぼします。
また外壁の保護効果も弱くなります。
チョーク現象は劣化が進んでいる証拠なので、症状が見られるようになったら近いうちに塗り替えをした方がよいでしょう。
ラジカル塗料の特徴
さて、パステルカラーの欠点であるチョーク現象の起きやすさですが、実はこのチョーク現象が起きにくい塗料があります。
それがラジカル塗料(ラジカル制御塗料)です。
塗料に含まれる顔料に紫外線が当たると「ラジカル」と呼ばれる物質が発生し、これが塗料に含まれる樹脂を傷付けます。
このラジカルが多く発生すればするほど塗装の劣化は進み、塗り替え時期が早くなります。
ラジカル塗料はこのラジカルによる塗装の劣化を「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」で防ぎます。
通常の塗料は白色顔料の酸化チタンに紫外線が当たることでラジカルが発生しますが、ラジカル塗料はこの酸化チタンを膜で覆うことで紫外線から守ります。
これでもまだラジカルは発生しますが、それを光安定剤が取り込むことでラジカルが樹脂を傷付けるのを防ぎます。
これによりチョーキング現象が起こりにくくなります。
ラジカル塗料のメリット・デメリット
さて、他の塗料と同じようにラジカル塗料にもメリット・デメリットがあります。
しかし結論から言うと「パステルカラーなどの淡色を使用する場合、ほぼメリットしかない」と言えます。
どういうことか見てみましょう。
メリット
ラジカル塗料のメリットは、コストパフォーマンスの良さと劣化のしにくさです。
ラジカル塗料はシリコン塗料に高耐候性酸化チタンと光安定剤を加えたものが多く、耐用年数は通常のシリコン塗料の1.5倍ほどと長いです。
その割にシリコン塗料との価格差は小さく、塗り替えの頻度が低くなる分、年換算で見ると通常のシリコンより安く済みます。
また耐用年数が長いということは塗装の色褪せも起きにくく、塗装表面の劣化も緩やかになるため、美観が長く維持されます。
塗装表面が劣化しないうちは多少の汚れは水をかけるだけで落とせますし、掃除も大変楽になります。
デメリット
ではデメリットについてはどうでしょう。
ラジカル塗料の最大のデメリットは、色のバリエーションに偏りがある点です。
ラジカル塗料は白色顔料である酸化チタンに細工を施したものなので、選べる色は白色顔料を含む色になります。
そのためビビッドカラーや黒は選べません。
ただ、裏を返せば白色顔料が必要な淡色は問題なく製造できます。
実際、塗料メーカー各社が製造しているラジカル塗料の色見本を確認すると、淡色のバリエーションはかなり豊富にあります。
つまり最初から淡色やパステルカラーを検討している方にとって、このデメリットは全く関係ありません。
ラジカル塗料での塗り替えにかかる費用
ラジカル塗料はシリコン塗料より1~2割ほど高く、外壁塗装では平米単価で2千円から4千円が相場です。
足場代など塗料代以外の費用も含めた総額では、30坪2階建ての標準的な住宅で80万円から90万円になります。
耐用年数がシリコンの約1.5倍で10から15年ほどもつことを考えると割安と言えます。
ラジカル塗料での外壁塗装はイエプラスにお任せください
ラジカル塗料はコストパフォーマンスがよく経年劣化に強い塗料で、欠点もカラーバリエーションが淡色に偏っている点ぐらいしかありません。
最初からパステルカラーを選ぶつもりなら、実質目立った欠点はないと言っていいでしょう。
イエプラスでは関西ペイントのラジカル塗料「アレスダイナミックTOP」を使用した外壁塗装の施工実績が多くあります。
パステルカラーのラジカル塗料を使った塗り替えはお任せください。
その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも年中承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひご相談ください。