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塗装コラム

2021/04/02

壁のサイディングとは?4つの種類と特徴を解説

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戸建て住宅の外壁材といえば「サイディング」が主流となっています。

そして「サイディング」には大きく4つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

また、種類によって外壁塗装によるメンテナンスサイクルも変わってくるため、事前にチェックしておきましょう。

そこで今回は、戸建て住宅の外壁材で主流の「サイディング」について、4つの種類とそれぞれの特徴をご紹介したいと思います。

サイディングの4つの種類と特徴

サイディングとは、おもに木造住宅で使用されるパネル状の外壁仕上げ材のことをいいます。

サイディングが登場するまではモルタル仕上げが主流でしたが、コスト面や施工面においてパフォーマンスがよいことから、現在では大きく逆転しています。

とくに新築住宅で採用される外壁材としては、全体の8割以上と最も多くのシェアを占めていることも大きな特徴です。

サイディングの種類は、以下の通り大きく4つの種類があります。

・窯業サイディング

・金属サイディング

・樹脂サイディング

・木質サイディング

●窯業サイディング

窯業サイディングとは、セメントと木質繊維を原料とする外壁材です。

サイディングのなかで最も普及しており、全体の7割以上を占めています。

デザインや色などのバリエーションが豊富なことや、施工性に優れることなどがおもな特徴となります。

また、厚さが増すほど強度は高まりますが、重量が大きくなると耐震性では不利になる点では注意が必要です。

●金属サイディング

金属サイディングとは、ガルバリウム鋼板やアルミなどの金属板をパネル状に成型した外壁材です。

また、金属サイディングの多くは、断熱材を裏打ちすることで機能性を高めています。

新築住宅では窯業サイディングが多く使われることに対し、金属サイディングは軽量で耐久性も高いといった特徴から外壁リフォームでよく採用されています。

とくに既存の外壁材の上から重ね張り(カバー工法)をすると、断熱性能や遮音性能など性能アップを図れる点は注目です。

ただし、材料コストは窯業サイディングよりも若干高い傾向にあります。

●樹脂サイディング

樹脂サイディングとは、塩ビ樹脂を原料とする外壁材です。

アメリカ生まれのサイディングとして知られており、本場では5割以上のシェアを占めるなど最も普及しているものとなります。

顔料を練り込んで製造することから色あせがなく、耐久性が非常に高いことが大きな特徴です。

またコーキングを使わない施工が可能となることから、メンテナンスサイクルを長く設定できるため、長期的なコストパフォーマンスでは有利になります。

しかし、日本での流通は限定的で、取り扱うメーカーや施工できる業者が少ない点は注意が必要です。

●木質サイディング

木質サイディングとは、天然の木をそのままパネル状に成型した外壁材です。

消防法の規制との関連もあり多くは普及していませんが、その独特の風合いが他のサイディングにはない特徴となっています。

また近年では、防火構造や準耐火構造の認定を取得したものも登場しているなど、一部で見直されています。

しかし、天然木の性質から水分の影響をできるだけ抑える必要があるため、塗装によるメンテナンスはこまめに実施しなくてはいけません。

そのため、メンテナンスコストはどうしても割高になってしまいます。

まとめ

戸建て住宅のサイディングには4つの種類があり、好みのものを選べます。

しかし、メンテナンス計画を含め、それぞれの特徴を理解して選ぶことが重要です。

とくに外壁は紫外線や雨など外的な劣化要因から建物を守っているため、長期的な視点から慎重に検討しましょう。

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