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塗装コラム

2021/04/04

雨樋(あまどい)の寿命とは?交換が必要な症状も解説

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外装のなかでも、雨樋(あまどい)は目立たず地味な存在です。外壁や屋根の劣化は気になっても、雨樋を気にする人はあまり多くはありません。

しかし雨樋は、屋根から落ちてくる雨水を地面や排水設備に流す大切な役割があります。雨樋が壊れ、直接壁に流れるようになると、建物を傷める可能性が高くなってしまいます。

そこで今回は、

「雨樋っていつ交換したらいいの?」

「どんなタイミングで交換が必要なのか知りたい」

といった人に向けて、雨樋の寿命や交換が必要な症状などを紹介していきます。雨樋の交換を安く抑えるコツも紹介しますので、参考にしてみてください。

雨樋(あまどい)の寿命は築後20年

一般的に雨樋の寿命は、築後20年程度とされています。

これは雨樋のほとんどが塩化ビニール製であり、紫外線の影響を受けて築後20年前後で割れや欠けなどの劣化症状が発生することが理由です。

ただし雨樋の劣化は、環境によって進行速度が大きく異なるので、20年たったら必ず交換する必要があるわけではありません。

反対に、20年たっていなくても、劣化症状が見られたら早めに交換が必要になることもあります。

次章では雨樋の交換が必要な症状を紹介します。

雨樋(あまどい)の交換が必要な症状

雨樋の交換が必要になる症状を2つ紹介します。以下のような症状が見られたら、寿命にかかわらず早めに交換を検討しましょう。

 h3:ヒビ割れや欠落が発生している

雨樋が経年劣化やなんらかの衝撃を受けてヒビ割れたり欠けたりしている場合には、早めの交換が必要です。雨樋は雨水を地面や排水設備に流すためのものですが、途中で雨水が漏れてしまうと役割を果たせません。

 大きくゆがんでいる

雨樋は大雪が降ったときなどに負荷がかかり、大きくゆがんでしまうことがあります。雨樋が変形してしまうと、大雨の日などはうまく雨水が流れず横から流れ落ちてしまいます。ゆがみが発生している場所によっては、壁の裏側や屋根裏に雨水が入り込み、構造を傷めてしまうこともあるので早めの交換が必要です。

h2:雨樋(あまどい)の交換ではなく修理でOKな症状

雨樋の寿命が過ぎていても、交換ではなく修理で対応できる場合があります。以下のような症状なら、まずは修理を検討するといいでしょう。

 雨樋にゴミが詰まっている

雨樋にゴミが詰まり、雨水が流れずにあふれてしまうことがあります。この場合はゴミを取り除けば問題なく雨樋は使えるので交換の必要はありません。2階以上の高所にある雨樋の詰まりは自分では確認できないので、おかしいなと思ったときには業者に見てもらいましょう。

 継ぎ目がズレたり外れたりしている

雨樋の継ぎ目がズレたり外れたりしているだけであれば、雨樋用の接着剤でくっつけると機能を回復します。ただし雨樋自体が劣化して弱り、ゆがんだことによって外れてしまっている場合には、部分交換や全体の交換を検討するようにします。

 取り付け部品が劣化している

一般的に雨樋は、「つかみ」と呼ばれる金具で壁に接続されています。つかみは金具であるため、経年によりサビて劣化し破損してしまうことがあります。雨樋自体に問題がなくても、取り付け金具が破損しているとグラグラしてズレや外れの原因になるかもしれません。金具が劣化しているときには、交換が必要です。

 傾斜が適切でない

雨樋は雪の重みがかかるなどが原因で、不自然に傾いてしまうことがあります。雨水が流れるべき方向とは反対に傾いてしまうと、行き場を失った雨水が想定外の場所からあふれてしまい、適切に排水できません。雨の日に雨樋の様子を確認し、おかしな場所から雨水があふれているようなら、業者に点検と調整を依頼しましょう。

雨樋(あまどい)を安く交換するなら外壁や屋根リフォームと同時に行う

雨樋を交換するなら、外壁や屋根のリフォームと同時に行うのがおすすめです。

雨樋は屋根から流れてくる雨水を受け止めるため、高所に取り付けられています。平屋であるなら脚立で対応できる場合もありますが、2階ともなると足場を組まなければ安全に作業ができません。

ただし足場を組むためには、家の大きさによっては数十万の費用が発生するのが一般的です。そのため同じく足場が必要になる外壁や屋根のリフォームと同時に行うと足場代を節約でき、結果的にトータルコストを抑えられます。

雨樋(あまどい)の劣化が気になったら業者にチェックを依頼しよう

雨樋の寿命は約20年とされていますが、状態が悪くなければ必ずしも交換が必要とは限りません。反対に寿命を迎える前であっても、劣化や破損が見られるときには早めに交換が必要です。

雨樋は屋根に沿って取り付けられているため、自分で直接状態を確かめるのは危険が伴うので避け、業者に点検を依頼するようにしましょう。点検や修理、交換は外壁や屋根のリフォームとタイミングをあわせると、費用を安く抑えられるのでおすすめです。

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