屋根・外壁・外構リフォームで水害に強い家:雨水管理と耐久性の強化
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
日本では近年、豪雨や台風の頻度が増えています。
気象庁によると、大雨の発生頻度と強度は増加傾向にあり、住宅の水害対策がますます重要になっています。
戸建て住宅の水害対策では、屋根・外壁のリフォームに外構リフォームを組み合わせることで雨水を効果的に管理し、リスクを軽減できます。
そこで今回は、水害対策リフォームについて、外装と外構の両面から簡単に解説します。
もくじ
なぜ水害対策と雨水管理が必要なのか
水害に強い家を作るリフォームのアイデア
1. 防水性の高い屋根で雨漏りを防止
2. 防水性の高い外壁で浸水を防ぐ
3. その他の屋根・外壁のメンテナンス
4. 雨樋のメンテナンス
5. 透水性舗装で庭の冠水を防止
6. 雨水貯留タンクでエコな水利用
7. 耐風圧強度の高いフェンスで庭の安全性を強化
屋根・外壁と外構のリフォームで水害に強い住まいを
なぜ水害対策と雨水管理が必要なのか
今年は梅雨が異例の短さだったため、それほど大雨が降った印象はないですが、これから台風が増える時期に入るので油断はできません。
大雨は住宅や庭に大きな影響を与えます。特に、次のような問題が水害リスクを高めます。
-
屋根・外壁の劣化:ひび割れやコーキングの剥がれから雨水が侵入し、雨漏りや壁内のカビ、構造部分の劣化を引き起こす。
-
庭の冠水:コンクリート部分の水はけが悪いと、庭や駐車場が水浸しになることも。水たまりができやすくなるほか、家への浸水リスクも増加。
家屋の浸水はカビなどによるアレルギーや構造部分の劣化を招き、健康被害を受けるだけでなく復旧費用もかかる上、家の資産価値を落とす可能性もあります。
これらの問題を放置すると結果的に大きな負担を被ることになります。
屋根・外壁のリフォームと外構リフォームを統合した水害対策、雨水管理を徹底すれば、これらの負担を最小限に抑えられます。
さらに「雨水タンク」などを活用すれば、雨水を庭の水やりや洗車に再利用して水道代を節約することもできます。
以下で、具体的なリフォームアイデアを紹介します。
水害に強い家を作るリフォームのアイデア
屋根・外壁・外構リフォームを組み合わせ、水害対策と雨水管理を強化する方法には次のようなものがあります。
1. 防水性の高い屋根で雨漏りを防止
劣化した屋根は雨漏りの原因となります。
雨漏りのリスクは、防水性が高く劣化しにくい(耐用年数が長い)屋根に葺き替えることで長期に渡って軽減できます。
防水性が高く耐用年数が長い屋根の代表に、ガルバリウム鋼板、SGL(次世代ガルバリウム)鋼板などの金属屋根があります。
ガルバリウムはメッキの種類で、トタンなどに比べて耐食性、防錆性が高く、過酷な環境でも長期間錆ずに状態を維持できます。
耐久性が高いことから長期の保証を設けているメーカーもあるため、万一不良が出た場合も他の屋根より安心です。
なお軽量なため暴風による剥がれが心配になりますが、正しく施工されていれば特別剥がれやすいということはないのでご安心ください。
2. 防水性の高い外壁で浸水を防ぐ
外壁も屋根と同様、劣化による浸水から雨漏りが発生することがあります。
対策も屋根と同様、防水性が高く耐用年数が長い外壁に張り替えるのが効果的で、こちらもガルバリウム鋼板を使用した金属サイディングが有効です。
3. その他の屋根・外壁のメンテナンス
屋根や外壁の水害対策には定期的なメンテナンスも重要です。
たとえば塗装は劣化したら塗り替えが必要になります。
その際、ラジカル制御型塗料などの劣化しにくい塗料を使用すると、屋根・外壁へのダメージを長く軽減できます。
コーキングの劣化にも注意が必要です。
コーキングは外壁や窓枠の目地を埋めて浸水を防いでいますが、5~10年ほどで劣化します。
コーキングは劣化すると収縮して固くなり剥がれます。
剥がれを放置すると、剥がれてできた隙間から雨が侵入し、内側の防水シートの劣化を早め、雨漏りを引き起こします。
そうならないために、コーキングが劣化してきたら新しいものに打ち替える必要があります。
4. 雨樋のメンテナンス
水害対策で意外に重要なのが雨樋です。
雨樋は、屋根に当たって流れてきた雨水を適切なルートで排水するためにあります。
雨樋が落ち葉などのゴミで詰まったり、管が割れて漏水したりすると、雨水が適切な場所に排水されず、外壁や基礎のコンクリートに直接かかるようになります。
これを放置すると外壁や基礎の劣化が早まるので、定期的な清掃とメンテナンスが重要になります。
5. 透水性舗装で庭の冠水を防止
外構リフォームによる水害対策としては、まずカーポートなどのコンクリート部分を見直すのがよいでしょう。
カーポートや玄関アプローチの水はけが悪いと豪雨時に冠水し、家の基礎に影響が及びます。
これはコンクリート部分を透水性舗装にリフォームすることで軽減できます。
透水性舗装とは、コンクリートやアスファルトに細かい孔を設けた舗装のことです。
透水性舗装は従来のコンクリートやアスファルトと違い水が貫通するため、雨水が舗装の下の地面に浸透します。
これによりコンクリート部分の水はけが良くなり、冠水リスクを軽減できます。
6. 雨水貯留タンクでエコな水利用
屋根に降った雨水を貯めて再利用する雨水貯留タンクを設置すると、水害対策と同時に雨水の再利用ができます。
雨水は飲料としては使えませんが、庭の水やりや洗車には使えますし、災害などで断水が起きた際はトイレの水としても利用できます。
豪雨時以外でも節水と災害対策に役立ち、費用もそれほどかからないのでおすすめです。
また雨水貯水タンクの設置に助成金を使える自治体もあり、割安な費用で設置できる場合があります。
7. 耐風圧強度の高いフェンスで庭の安全性を強化
台風時の強風で庭のフェンスが倒壊すると、雨水や飛散物が庭や周囲に飛び散り、二次被害に繋がることがあります。
これを防止するためには、耐風圧性の高いフェンスがおすすめです。
耐風圧性の高いフェンスは風の影響を受けにくい構造と強度を持っているので、強い暴風でも倒壊や破損のリスクを軽減できます。
屋根・外壁と外構のリフォームで水害に強い住まいを
水害対策には、屋根、外壁、外構、それぞれに効果的な方法があり、それらを組み合わせれば、水害に伴うリスクを大幅に軽減することができます。
イエプラスは屋根、外壁だけでなく外構のリフォームも承っておりますので、家全体の水害対策、雨水管理も可能です。
お客様のご要望に合わせて最適なリフォームを提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひご相談ください。