古くなったフローリングを張り替えよう!床材の種類とは?
家のフローリングが日に焼けて色あせた、傷が目立つようになってしまったときには、張り替えを検討してみませんか。家の中でも床は面積が広く、新しく張り替えるとイメージを一新できます。
今回は、フローリング張り替えを検討するときに知っておきたい、床材の種類と特徴を紹介します。
フローリングは大きく分けて2種類
フローリングは、木材を加工したもの、あるいは天然木を使用した建材で、床材としてはもっとも人気があり、多くの人がマイホームに使用しています。
フローリングは大きく分けて、100%天然木を使った「無垢フローリング」と、薄い板を何枚も貼り合わせた合板の表面に、天然木の薄い板などを貼り付けた「複合(合板)フローリング」の2種類があります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
無垢フローリングの特徴
無垢フローリングは、天然木をそのまま床材用に加工したもので、パイン材やヒノキ、スギ、オークなど、いろいろな種類があり、それぞれ性質に違いがあります。
たとえばパイン材は、節が多い素朴な見た目で柔らかいため肌触りもよく、オークは密度が高いため固く傷がつきにくいのが特徴です。
天然木は木そのものの風合いと、素足で触れたときの肌触りの柔らかさが人気です。しかし湿度によって伸縮するため、乾燥すると隙間がすく、割れや欠けが発生することがあります。また水分に弱いためワックス掛けが欠かせないなど、メンテナンスに手間がかかります。
また複合フローリングと比較すると、価格が高いこともデメリットです。
複合(合板)フローリングの種類と特徴
複合フローリングは、薄い板を何枚も貼り合わせた合板の表面に、化粧材を貼り付けたもので、さらに以下の3タイプに分かれます。
<複合(合板)フローリングの種類>
・化粧シートタイプ
表面に貼り付ける化粧材に、樹脂や紙などのシートを使用したもの。品質や仕上がりが均一で、安価なことが特徴。
・突き板タイプ
薄く削った天然木の板を表面に貼り付けたもの。天然木を貼り付けているので、見た目は無垢フローリングと変わらないものも多い。
・挽き板タイプ
天然木をノコなどで引いて切った、突き板よりも厚め(2mm程度)の板を表面に貼り付けたもの。より無垢材に近い質感がある。
<複合(合板)フローリングの特徴>
複合フローリングは、無垢フローリングと比較すると膨張や伸縮がほとんどないことが特徴です。また傷や水分にも強く、家のいろいろな場所に使用できます。
水回り用や床暖房用など、用途別に種類が多くあることも、複合フローリングの特徴です。ワックスを塗る必要がないなど、メンテナンス不要なタイプもあります。
しかし天然木のような温かみには欠け、素足で触れたときのひやっとした触感が苦手と感じる人もいます。深く傷がついたときには、中の合板が見えてしまうこともデメリットです。
まとめ
フローリング材には、天然木を使用した無垢フローリングと、合板を基材とした複合フローリングの2種類があります。子どもが小さくフローリングの傷が気になる、メンテナンスをする時間がないうちは複合フローリングで過ごし、子どもが大きくなったら無垢フローリングにリフォームするのもおすすめです。