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塗装コラム

2025/07/30

健康と環境に優しい塗料:低VOC塗料を使用した屋根・外壁リフォーム

健康と環境に優しい塗料:低VOC塗料を使用した屋根・外壁リフォーム 画像

こんにちは!イエプラスのスタッフです!

近年、健康への意識の高まりとともに、住まいの建材選びにおいても「安全性」が重視されるようになりました。

特に塗料は環境や住む人の健康に直接影響を与える可能性があるため、どのような塗料を選ぶべきか悩まれる方もいらっしゃいます。

そこで今回は、環境と人体への負荷を低減した「低VOC塗料」に焦点を当て、その重要性、種類、選び方、そして屋根・外壁リフォームで低VOC塗料を選ぶメリットについて、詳しく解説していきます。

もくじ

VOC(揮発性有機化合物)とは?なぜ問題になるのか?

低VOC塗料の種類と特徴

 1. 水性塗料

 2. 弱溶剤塗料

 3. 自然塗料(天然塗料)

低VOCかどうかの確認方法

低VOC塗料で健康と環境に配慮した屋根・外壁リフォームを


 

VOC(揮発性有機化合物)とは?なぜ問題になるのか?

「低VOC塗料」について理解するには、まず「VOC」とは何かを知る必要があります。

VOCとは、Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)の略称です。

常温で空気中に揮発しやすい有機化合物の総称で、塗料や接着剤、印刷インキ、建材など、様々な製品に含まれています。

代表的なものとしては、シックハウス症候群の原因物質として知られるホルムアルデヒドや、トルエン、キシレン、アセトンなどが挙げられます。

油性塗料に使われるシンナーにもこれらの有害な化学物質が含まれています。

VOCが問題となるのは、主に以下の理由からです。

  • 健康への影響:目や喉の刺激、頭痛、めまい、吐き気、アトピー性皮膚炎、喘息といったアレルギー症状、さらには集中力の低下など、様々な健康被害を引き起こす可能性がある。特に、小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の人などは影響を受けやすい。「シックハウス症候群」の主な原因の一つ。

  • 環境への影響:VOCは大気中で光化学反応を起こすことで光化学スモッグを発生させ、地球環境に悪影響を及ぼす。

成分を均一に混ぜ合わせたり塗膜の形成を助けたりするために、かつては多くの塗料にVOCが含まれていました。

しかし健康被害や環境問題への意識が高まるにつれて、VOCの排出量を低減する技術が開発され、「低VOC塗料」が注目されるようになったのです。


 

低VOC塗料の種類と特徴

低VOC塗料は、VOCの含有量を極力抑えるように開発された塗料の総称です。

主に以下の種類があります。

1. 水性塗料

水性塗料は、水を溶剤として使用している塗料です。

水性塗料は以下のような特徴があります。

  • VOC排出量が少ない:シンナーなどの有機溶剤が最小限に抑えられているため、有機溶剤特有の刺激臭が少なく、VOCの排出量も大幅に低減されている。

  • 安全性が高い:有機溶剤と違い引火性がなく火災の心配が少ないため比較的安全。

  • 環境負荷の低減:廃棄物の処理も比較的容易で、環境への負荷が小さいとされている。

  • 近年は性能も向上:かつては油性塗料に比べて耐久性や仕上がりが劣るとされていたが、技術の進歩により近年では耐久性や光沢、密着性において油性塗料に遜色ない高性能な水性塗料も開発されている。

水性塗料は人体への害が少なく、臭いも強くないため、工事期間中も油性塗料のような刺激臭に悩まされることは少ないです。

ただし水性塗料といっても少量の有機溶剤が含まれることが多いため、まったく無害というわけではありません。

有害性はかなり抑えられていますが、できるだけ吸わないようにしましょう。

また性能が上がっているとはいえ油性塗料に比べると密着性がやや劣る他、価格も油性塗料に比べてやや高いなどデメリットもあります。

このようなデメリットもありますが、健康への配慮を優先するなら水性塗料は良い選択と言えます。

2. 弱溶剤塗料

弱溶剤塗料は従来の強溶剤塗料に比べてVOCの発生を大幅に抑えた塗料です。

油性塗料の一種ですが、人体や環境への影響は従来のものに比べて軽減されています。

弱溶剤塗料は以下のような特徴があります。

  • 油性塗料への適応性:油性塗料の上から塗る場合でも適応しやすいため下地を選ばない。

  • 耐久性・密着性:油性塗料の持つ高い耐久性や密着性を維持しつつ、VOC排出量を抑えているため、性能を重視しつつも健康・環境配慮をしたい場合に適している。

  • 臭いが控えめ:水性塗料に比べると溶剤臭はあるが、強溶剤塗料よりはかなり抑えられている。

弱溶剤塗料は従来の油性塗料と水性塗料の中間的な特徴を備えています。

このような特性から、健康への害は気になるけれど塗膜の耐久性はできるだけ高くしたい、といった方に適しています。

水性塗料に比べると有機溶剤の量が多いため注意と対策は必要ですが、従来の油性塗料に比べると臭いも害も抑えられているため、工事期間中の不快感も軽くなります。



 

3. 自然塗料(天然塗料)

自然塗料は天然由来の成分(植物油、天然樹脂など)を主原料とした塗料です。

外壁の一部に木が使われている場合に使用されることがあります。

自然塗料は以下のような特徴があります。

  • 極めて低いVOC含有量:化学物質をほとんど含まないため、VOCの排出量が極めて少なく、有害な化学物質に敏感な方にも安心。

  • 独特の質感:木材の呼吸を妨げず、素材本来の風合いを生かす柔らかな仕上がりになることが多い。

自然塗料はオイルやワックス、ロウなどの形態をとり、基本的に木部に使われます。

独特の質感や木の風合いを活かした見た目になるのが魅力ですが、耐久性が低くメンテナンス頻度も高いため、屋外向きではありません。

またVOCが含まれていないといっても自然物でもアレルギー反応は起きますから、完全に安全というわけでもありません。

作業性についても乾燥時間が長いため効率が悪く、手間と材料費で費用もかさみます。

外壁の一部に木が使われている場合は選択肢として考えられますが、耐久性等のデメリットが大きいため、安全性が高いとはいえ選ぶメリットがあまりありません。

ウッドデッキやウッドフェンスなど、木の自然な風合いを活かしたいものの塗装には適していますし、DIYの難易度も低いので、そういった用途には適しています。


 

総合すると、水性塗料か弱溶剤塗料を選ぶのがよいでしょう。

屋根・外壁のリフォームは屋外で作業するため、有害な化学物質に敏感な体質でなければ、室内にできるだけVOCが入ってこないよう注意していればなんとかなります。

ご家族に化学物質に過敏な方、小さいお子様や高齢の方がいる場合は、体質に合わせて弱溶剤塗料や水性塗料を選びましょう。


 

低VOC製品かどうかの確認方法

最後に低VOCかどうかの確認方法ですが、これは等級表示を確認すればわかります。

低VOCの塗料や建材には「F☆☆☆☆(エフフォースター)マーク」が記載されています。

F☆☆☆☆マークはホルムアルデヒドの発散量が少ない建築資材に付けられるマークで、これが低VOCの一つの目印になります。

その他、説明書きに「水性」「弱溶剤」「低VOC」などの表記がある製品も低VOC製品と考えてよいでしょう。


 

低VOC塗料で健康と環境に配慮した屋根・外壁リフォームを

低VOC塗料は健康に気を遣っている方、化学物質にアレルギーがあるお子様、体の弱い高齢者の方にも優しい塗料です。

デメリットもありますが、最近は性能も上がってきていますから、VOCの悪影響を気にされる方は検討してみてください。

イエプラスは屋根・外壁のリフォームを得意とするリフォーム会社ですので、ご不明な点などございましたらお気軽にお尋ねください。

その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひ弊社にご相談ください。

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