外装の木部で起きるトラブルとメンテナンス方法

こんにちは!イエプラスのスタッフです!
住宅の外装には金属や樹脂だけでなく、木材も多く使われています。
破風板(はふいた)や鼻隠し、軒天の一部、窓まわりの化粧枠など、現在でも住まいの印象に関わる部分に採用されることが少なくありません。
しかし屋根の近くは紫外線が強く、雨水があたりやすいため、木部は変化が進みやすい特徴があります。
そこで今回は、外装の木材で起きる代表的なトラブルと、補修や保護について解説します
もくじ
木部の特徴と外装で多く使われる場所
木部で起きやすいトラブルと表れやすい状態
劣化を見つけるためのチェックポイント
補修や保護で役立つメンテナンスの考え方
木部の劣化と塗料の関係
長く維持するための定期点検について
木部のリフォームもイエプラスにご相談ください
木部の特徴と外装で多く使われる場所
外装で木材が使われる個所というと、破風板、鼻隠し、軒天の一部、化粧柱、ウッドデッキなどが代表例です。
その他にも屋根の土台となる野地板や垂木にも木材が使われます。
木材は軽量で加工しやすく、釘打ちネジ打ちなど部材の取り付けも比較的容易なため、構造部分から内外装まで、住宅のいたるところで採用されています。
木材は塗装によって見た目を整えつつ外気から保護できますが、長年日光や雨水に触れると状態に変化が出やすくなります。
特に屋根周辺は雨水を受けやすく、日射時間も長い傾向があります。
破風板や鼻隠しは紫外線に直接さらされる時間が長く、軒天は風の通り道になるため、湿度の変化が大きくなりやすい部分です。
こうした環境の差が、木部の状態を左右する要因になります。

木部で起きやすいトラブルと表れやすい状態
木部の状態は周囲の環境によって変化し、変化の現れ方はさまざまです。
ここでは比較的よく見られる例を紹介します。
■ 表面塗装の劣化
紫外線によって塗膜が薄くなると、色が均一でなくなり、白っぽさやくすみが見えるようになります。
退色が進むと木地が透けて見えるようになり、雨水を吸いやすい状態に近づきます。
また塗料に含まれる白色顔料の劣化によって、白い粉(チョーク)が発生したり、木材の収縮や反りによって塗膜が浮いたり割れたりすることもあります。
■ 含水や乾燥による反り
木材は湿気を吸うと膨らみ、乾燥すると縮みます。
この動きが繰り返されると、表面にゆるやかな反りが出る場合があります。
住宅では反りが生じやすい木材はあまり使われませんが、全く動かない木材はないので、多かれ少なかれ経年変化によって寸法が変わります。
■ 繊維に沿った割れ
乾燥によって木材内部の水分が抜けていくと、繊維に沿ってひびが入る場合があります。
建築に使用される木材は強制乾燥で含水率20%以下(多くの場合15%以下)まで乾燥させますが、時間の経過によってそこからさらに水分が抜けます。
割れは表面の小さな筋状の割れから始まり、進行すると縦方向に長く伸びる場合もあります。
■ 腐朽(腐れ)が進んだ状態
雨水が残りやすい場所や、木地が長く露出したままの場所では、内部の繊維が分解して柔らかくなることがあります。
触るとへこみやすい、内部が粉っぽい、黒い染みがあるなどの状態が見られる場合、劣化が深い層まで進んでいる可能性があります。
■ 塗装だけでは改善が難しい状態
木材の奥まで変質が進んでいる場合、上から塗装しても形状の変化や強度の低下が残るため、部分交換や大部分の交換が必要になる場合があります。
特に破風板や鼻隠しは内部構造との取り合いが多く、健全な部分との境目を見極めながら交換する必要があります。
劣化を見つけるためのチェックポイント
木部の変化ははじめの段階だと見分けにくく、気付いたときには進行していることもあります。
ここで普段の生活で気付けるポイントを確認してみましょう。
まず塗膜の劣化ですが、表面の色が均一でない部分がある場合、塗膜の保護力が低下している可能性があります。
さらに木地が直接見えるような場所は雨水を吸収しやすくなるため、早めの対応が必要になります。
反りは横から見たときに波打つように見えるため、破風板や鼻隠しを横方向から眺めると分かりやすいです。
角の部分が浮いて見える場合は含水の影響が大きくなっています。
黒ずみは内部の変質を示す場合がありますが、汚れとの区別が難しいことがあります。
手の届く場所にある場合、軽く触れて柔らかい部分がないか確かめると判断の材料になります(高所の場合は危険なのでリフォーム業者に点検を依頼してください)。
ウッドデッキの場合は特に内部の変化が進みやすいため、踏んだときの沈み込みがある場合は注意が必要です。

補修や保護で役立つメンテナンスの考え方
木部は状態によって適した補修方法が変わります。
表面的な変化だけなら、塗装で保護する方法がよく使われます。
退色や軽い反りの段階なら、表面を整えて新しい塗膜を作り直すことで保護性能を取り戻せます。
割れが進んでいる場合、補修材を使って整えることがあります。
深い割れは補修した後に塗装をして外気と触れないよう仕上げます。
腐朽が広い範囲で進んでいた場合は、補強よりも交換が適しています。
木材は部分的に変質しても全体の強度が下がるため、健全な部分との境目で交換します。
破風板や鼻隠しは足場が必要になる場合が多く、外壁塗装と同時にまとめて施工すると費用の負担を抑えやすくなります。
木部の劣化と塗料の関係
外装の木部は塗装によって保護できますが、木材の種類や状態によって塗料の選択が変わります。
浸透性塗料は木の導管に浸透するため木目を残しながら保護ができ、木の風合いを残すことができます。
反面、造膜塗料に比べると防水性や耐久性で劣り、特にウッドデッキなどによく使われるオイルステインは相対的に劣化が早いです。
一方、造膜塗料は表面に膜を作るため見た目が均一で扱いやすく、下地のウッドシーラー、サンディングシーラーで導管を埋めるため、防水性にも優れます。
ただ、表面に塗膜を形成するため、木の風合いは薄れます。
塗装の劣化を判断する際は、水が吸われているかどうかを見ます。
塗膜が薄くなると木地が外気に触れて吸水するため、雨が降ったあとに水が染み込んでいないか確認することで判断できます。
塗装周期は環境で差があり、日当たりの強い南側は消耗が早い傾向があります。
長く維持するための定期点検について
木部は外気に触れる時間が長い素材なので、数年ごとに状態を確認することが望ましいです。
日射の強い場所は色の差が早めに出るため、退色が見える段階で塗装を検討するのが負担を抑える方法になります。
ただ木部のリフォーム、メンテナンス単独で依頼しなくても、屋根や外壁のリフォームの際に木部に問題があれば修繕します。
定期的な屋根塗装、外壁塗装、葺き替え、張り替えを行っていれば、木部の劣化にも対処できます。
屋根と外壁の定期的な点検とリフォームを行うことで、木部の劣化によるトラブルを防ぐことができます。
木部のリフォームもイエプラスにご相談ください
外装の木材は見た目と耐久性の両方に関わる部分で、早い段階での対処が将来的な修繕費を減らす助けになります。
木部の不具合は屋根と外壁の定期的な点検とリフォームの際に気付くことが多いので、屋根と外壁のメンテナンスを適切に行うことで防げます。
木部の劣化が気になる場合は、お気軽に弊社にご相談ください。
屋根、外壁の劣化等も含め、リフォームが必要かどうか判断いたします。
その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひ弊社にご相談ください。
