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塗装コラム

2021/03/14

ALC外壁の特徴とは?メリットデメリットとメンテナンス方法

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現在の日本では外壁材といえばサイディングが主流ですが、ときどき耳にするようになったのが「ALC」と呼ばれる外壁材です。

ALCを外壁材に使った住宅は、石造りのような重厚な質感を感じさせることが特徴で、気になっている人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

「ALC外壁の特徴を知りたい」

「ALC外壁をどうメンテナンスしたらいいのかわからない」

といった人に向けて、ALC外壁とはどのような外壁材なのか、メリットデメリットとメンテナンス方法を含めて詳しく解説していきます。

ALC外壁とは

ALC外壁は「ALCパネル」「軽量気泡コンクリートパネル」とも呼ばれる外壁材です。珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし、高温高圧蒸気養生という製法で生産されています。ALCパネルは、アスベストはもちろん、ホルムアルデヒドなどの有害物質を一切含んでいないことが特徴です。

現在日本の外壁材のシェアNo.1はサイディングです。そのあとモルタル外壁が続き、そしてALC外壁は第三の外壁材として注目を集めています。

ALCパネルの特徴

ALCパネルには、以下の2種類があります。

薄型:厚さ35mm〜75mm未満

厚形:厚さ75mm以上

薄型は主に木造や鉄骨造に使用され、厚形は鉄骨造や鉄筋コンクリート造に使用されます。それぞれ平らな面に使用する一般パネルと、角に使用するコーナーパネルがあり、さらに表面加工の有無によって平パネルと意匠パネルに分かれることが特徴です。

ALC外壁のメリット

まずはALC外壁のメリットを4つ紹介していきます。

耐久性が高い

ALC外壁は、耐久性が非常に高いことが特徴で、耐用年数は50年とも60年ともいわれています。適切なメンテナンスを行えば長く使用できることから、家を建てたら手入れをしながら長く住みたいと考える人には適しています。

断熱性に優れている

ALC外壁は、気泡が多い構造をしていることから空気の層を多く含んでいるため、熱伝導率が低いことが特徴です。コンクリートと比較しても断熱性は10倍に達するとされていて、内装にも断熱材を併用することで夏涼しく冬暖かい住空間を確保できます。

耐火性に優れている

ALC外壁は、セメントを主原料としていることから耐火性に優れていることもメリットです。そのため主に耐火建築物の外壁材に多く採用されています。

遮音性が高い

ALCの多孔構造は、音を吸収することから遮音性が高いことも特徴です。周囲で騒音が発生しやすい環境下でも、住宅内部に音が伝わりにくく、静かな環境を保てます。

軽量で耐震性が高い

ALC外壁は、空気を多く含むことからコンクリートと比較すると重さが4分の1しかありません。家の重さは耐震性に影響するため、軽量なALC外壁を使用すると、住宅の耐震性が高くなります。

ALC外壁のデメリット

寿命が長く耐火性があるなどメリットの多いALC外壁ですが、デメリットもあります。ここからはALC外壁のデメリットを3つ説明します。

吸水性が高い

ALC外壁は、多孔構造であるため吸水性が高いことがデメリットです。素地が水に触れると吸い込んで膨張し、ヒビ割れの原因となってしまいます。そのためALC外壁は、定期的に塗装して、防水性を維持することが大切です。

接合部が多い

ALC外壁は、サイディングと同様にパネルを張り合わせて壁をつくることから、接合部が多いことが特徴です。しかもサイディングよりもサイズが小さく、継ぎ目が多くなってしまいます。ALC外壁では継ぎ目をしっかりシーリングし、劣化症状が見られたら打ち替えを行う必要があります。

ALC外壁のメンテナンス方法

それでは最後にALC外壁のメンテナンス方法を確認しておきましょう。

10年ごとに塗装する

ALC外壁は、気泡部分から水を吸い込むと急速に劣化してしまうことから、塗装メンテナンスが欠かせません。一般的な塗料の耐用年数にあわせ、10年ごとに定期的に塗り替えを実施しましょう。もちろん劣化が速く進むようなら、耐用年数を待たずに早め早めのメンテナンスが必要です。

シーリング材もあわせて打ち替える

継ぎ目の多いALC外壁は、シーリングが劣化するとそこから水がしみ込んで、外壁自体の劣化が進んでしまいます。塗装メンテナンスとあわせ、シーリング材を打ち替えておくと安心です。

ALC外壁は定期的な塗装で長持ちさせることが可能

ALC外壁は、耐用年数が非常に長いことが特徴です。しかしメンテナンスを怠ると、長持ちさせることはできません。

一般的に塗料の耐用年数は10年とされていることから、最低でも10年に1回の塗り替えを実施しましょう。ALC外壁に触ると粉のようなものがつくなど、塗装の劣化が進んでいるときには、塗料の耐用年数を待たずに早めに塗り直しを行うことも大切です。

メンテナンスは劣化してから行うよりも、劣化を防ぐつもりで早め早めに行うほうが、結果的に家を長持ちさせることにつながります。

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