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塗装コラム

2021/03/11

住宅の外壁塗装に適した時期の目安とは?季節は?

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住宅の外壁塗装は、経年とともに劣化するため適切な時期を判断して塗り替えをしなくてはいけません。

とはいえ、いつ頃を目安としておけばよいのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか?

また外壁塗装に適した季節はあるのでしょうか?

そこで今回は、住宅の外壁塗装に適した時期の目安と季節についてご紹介したいと思います。

住宅の外壁塗装に適した時期の目安とは?

住宅の外壁塗装に適した時期の目安とは、一般的に10年程度といわれています。

よって、築10年程度か、あるいは前回の外壁塗装から10年経過する頃であれば、そろそろ塗り替えを検討する時期であることは認識しておく必要があるでしょう。

とはいえ、すべての住宅の外壁塗装が10年ごとに行う必要があるのかといえばそうではありません。

その他の目安となる要素についてご紹介いたします。

●外壁塗装の塗料の耐用年数を目安とする

外壁塗装に使用される塗料には種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。

使用している塗料の種類ごとの期待できる耐用年数から、より正確な時期がわかります。

また、耐久性の高い塗料を使うことで塗り替えの周期を長く設定できるため、余裕をもったメンテナンス計画が可能です。

外壁塗装に使用する塗料の種類と目安となる耐用年数は、以下の通りになります。

  • アクリル塗料:5~7年
  • ウレタン塗料:8~10年
  • シリコン塗料:10~15年
  • フッ素塗料:15~20年
  • ラジカル塗料:12~15年
  • 無機塗料:20~25年

●外壁塗装の劣化状況を目安とする

外壁塗装は紫外線や雨などの劣化要因の影響を受け経年とともに必ず劣化しますが、住宅ごとに環境が異なるため進行度合いにも違いが生じます。

つまり、場合によっては塗料の期待耐用年数よりも早く劣化が進行してしまうケースもあるということです。

とはいえ、劣化は徐々に進行するため、塗り替えの目安となる症状を見きわめる必要があります。

初期の劣化症状であれば、急ぐ必要はありませんが塗り替えの時期は近いことを認識しながら経過観察を続けます。

おもな初期の劣化症状とは以下の通りです。

  • 色あせ
  • ヘアークラック
  • チョーキング

また重度の劣化症状になると、すでに防水機能は損ねている可能性があるため、早急な塗り替えが必要になります。

おもな重度の劣化症状とは以下の通りです。

  • 塗膜の浮き、剥がれ
  • コケ、藻の発生
  • シーリングの剥離、破断

以上のように、まず初期の劣化症状を確認したら、経過を観察しながら塗り替えのタイミングを計ります。

そして、重度の症状が現れる前に塗り替えを実施するといった手順を踏むとよいでしょう。

住宅の外壁塗装に適した季節とは?

外壁塗装を行う季節は、一般的に春と秋が適しているといわれています。

しかし、外壁塗装の工事には天候基準が定められており、条件を満たしていれば季節に関係なく施工することが可能です。

一方で、天候基準を満たせない環境で施工すると、不具合を起こし適正な耐久性は期待できません。

その天候基準とは以下の通りです。

・気温5℃未満、相対湿度が85%以上

以上の天候基準を満たせず施工できなくなるような制約を受ける可能性があるのは、春や秋よりも夏と冬のほうが多くなります。

また、暑すぎたり寒すぎたりする環境では、施工能力は低下することも考えられます。

これらのことが、春と秋が外壁塗装に適しているといわれる理由になるでしょう。

ただし、年間を通じて外壁塗装はできるため、季節にこだわる必要性はそれほどないのかもしれません。

まとめ

外壁塗装は、さまざまな劣化要因から建物を守っているため、機能を失う前に実施することが重要です。

大きな目安は塗料の耐用年数を参考とし、劣化症状から判断することで適切な塗り替え時期を逃さないようにしましょう。

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