塗装工事中に台風がくるとどうなる!?台風対策と点検
こんにちは。イエプラススタッフです!
今週は暑さは少し和らぐようですが、雨続き…
そして台風がやってくるようです!!
先日ご契約いただいたお客様に「もし塗装工事中に台風がきたら、どうなるの?」というご質問を受けました。
湿気が天敵である塗装工事にとって、台風はラスボスのようなもの…
足場が倒れてお家が破損したり、ケガの恐れはないの!?など、不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかし信頼できる塗装業者は、作業者やお家の安全確保ためにきちんと台風&強風対策を行っています。
今回は、どんな対策をしているのか、また、台風が過ぎた後にどこをチェックすべきかという点を詳しく解説します!
目次
・塗装工事の台風対策
・台風通過後の点検項目
・万が一の場合
・まとめ
塗装工事の台風対策
塗装工事で戸建住宅に足場を組む場合、主に2つの台風対策があります。
・メッシュシートをたたむ
・壁あてをつける
というものです。
基本的には両方とも実施しますが、具体的にどのようなことをするのかを解説していきます。
メッシュシートをたたむ
メッシュシートとは、足場の周りを囲んでいる幕のことです。
工事中の現場で青やグレーの幕がかかっているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
メッシュシートは、工事中の塗料・洗浄水の飛散を防ぐため、基本的にはずっと広がったままになっています。
台風が近づいてきたときには、このシートを一部ほどいて足場に巻き付けるようにたたみます。
こうすることで風が通り抜けるようになるため、強風による足場の揺れを軽減できます。
台風で一番怖いのはやはり強風です。
風の影響を最小限にするためにも、メッシュシートの対策は必ずしてもらいましょう。
壁あてをつける
壁あてとは、外壁と足場を安定させる部材です。
塗装作業中は塗装の邪魔になってしまうため、緩めて外壁から浮かせてあります。
台風が近づいてきたら、浮かせていた壁あてを壁に固定します。
このとき、以下の注意が必要です。
・壁を傷つけないようにする(締め付け度合いや布を挟むなどの調整)
・塗装した後なら、塗膜がきちんと乾いているか確認する
固定箇所が増えれば足場も安定しやすくなるため、こちらも大切な台風対策です。
メッシュシートと比べて見えにくいものなので、塗装業者にしっかり確認してもらいましょう。
台風通過後の点検項目
事前にしっかり対策をして、無事足場も倒れず台風が過ぎ去った!となればまずは安心ですが、実はその後のチェックも大切です。
特に重要な3ポイントをまとめましたので、台風が通過したら工事を再開する前に業者に確認しておきましょう。
屋根の上にモノが飛んできていないか
まずは、屋根の上に何か飛んできていないか、破損等がないか確認してもらいましょう。
実はこれは工事中のお家でもそうでないお家でも、非常によくあることです。
他のお家の瓦が飛んできて屋根にぶつかって欠けていた…というような事例もあります。
屋根の上は普段からほとんど見えないところ。
足場が立っているうちであれば、点検も物をどかしたりすることも簡単ですので、忘れずに業者にチェックしてもらいましょう。
メッシュシートや材料が近隣に飛んでいないか
工事中は、近隣の方にご迷惑をかけないようにすることも大切です。
台風が過ぎたら、足場のメッシュシートや塗装の道具、材料などが付近に飛んでしまっていないか、お家の敷地内からぐるっと見て回りましょう。
もしも何か飛んでしまっていた場合は、そのお家の方にご挨拶をして物を回収します。
基本的には業者も作業を再開する前には点検して回り、飛んだものの回収などもやってくれることがほとんどなのですが、特に心配な方は業者と一緒に見て回ると安心でしょう。
壁あて付近が傷ついていないか
最後に、壁あての周りの外壁に傷がついていないかをチェックしてもらいましょう。
非常に風が強くて足場が揺れた場合、壁あてが壁にぶつかって小さな傷がついてしまっている可能性があります。
もしも傷がついていたら、そこだけ塗料を塗りなおすなどの補修で対応します。
気づかないまま工事が終わって足場を解体してしまうと、高いところだとちょっとした補修も大変になってしまうので、解体前に必ず見てもらうようにしましょう。
万が一の場合
対策を万全にしていたとしても、万が一足場が倒れてしまったら…
基本的に工事現場での事故の対応は、施工業者が負担して行います。
例えば、足場が一部倒れて破損してしまった壁の修繕や、隣の家のものを壊してしまったときの補償などの請求がお施主様に行くことはほぼありませんので、ご安心ください。
むしろ、信頼できる塗装業者なら『請負業者賠償責任保険』という損害保険に加入していることが多いので、この保険金を使って対応してくれるはずです。
「請負業者賠償責任保険」とは
その会社が請け負った工事が原因で第三者へ損害を与えてしまったときのための保険になります。
例えば、「足場が傾いて室外機を壊してしまった場合の修繕費」や「職人が足場から道具を落として通行人にけがをさせてしまった場合の治療費」など、台風や足場事故に限らず、工事中の事故の様々なケースに対し保険金を支払ってくれるものになります。
※加入している保険により対象となる事故は異なる場合があるのでご注意ください。
不安な方は、事前に依頼する塗装業者が「請負業者賠償責任保険」に加入しているかどうかを契約前に確認しておくと安心です!
まとめ
これからの季節多くなってくる台風。
塗装工事をこれから始める、またはもうすでに始まっているのに台風が近づいてくるとなると、色々不安ですよね。
塗装業者ができる台風対策としては、「メッシュシートをたたむ」、「壁あてをつける」ことの2点が主になります。
そして台風通過後には、「屋根の上にモノが飛んできていないかどうか」「シートや塗料などの材料が近隣に飛んでいないかどうか」「壁宛付近に傷がついていないかどうか」の3点を点検してもらうようにしましょう!
万が一のことがあっても、基本的には塗装業者が負担します。
契約の前に塗装業者が「請負業者賠償責任保険」に加入しているかどうかを確認できていれば安心です!
そして1番の注意点は、必ず対策と点検は塗装業者にやってもらうようにしてください!
高所での作業は大変危険です!!
勝手に足場に上らないようにしましょう。
台風がきても、安心して工事をまかせていただけるよう、イエプラスは対策と確認は必ず怠りません!
少しでも不安があったら、なんでもご相談くださいね^^
イエプラスでは、そんな定期的なメンテナンスに必要な『無料調査』と『無料見積』を行っています。
どこに依頼をしようか悩んでいる方もお気軽にお問合せください!
どこで不具合が起きているのか?これは修理を依頼した方がいいのか?など疑問に思うことがありましたら一緒に確認して適切な工事をご提案させていただきます。