足場代から見たビル外装リフォームをまとめて進める利点

こんにちは!イエプラスのスタッフです!
低層から中層規模のビルで外装リフォームを検討する際、まず工事内容や仕上がりに目が行くのが普通です。
一方で見積書に含まれる「足場代」については、あまり意識されない方が多いのではないでしょうか。
外壁塗装や防水工事、シーリング補修などを含むビルの外装リフォームでは、足場代が費用構成の中で見過ごせない割合を占めます。
そこで今回は、足場代に注目しながら、ビルの外装リフォームをまとめて進める利点について整理します。
もくじ
外装リフォームにおける足場の役割
足場代の一般的な費用感
屋上防水と足場の関係
工事を分けた場合に生じる費用の重なり
外装リフォームをまとめて進める利点
計画時に押さえたい注意点
ビルの外装リフォームもイエプラスにお任せください
外装リフォームにおける足場の役割
足場は高所作業の安全確保を目的とした仮設設備です。
外壁塗装やシーリング補修、防水工事などでは、作業員の転落防止だけでなく、資材の落下防止や作業効率の確保にも関わります。
また、飛散防止ネットを併用する場面が多く、塗料や洗浄水、撤去時の破片が周囲へ広がるのを抑える役割も担います。
特に店舗や事務所が入るビル、歩行者の多い立地では、安全対策として欠かせない設備です。
このように足場は付帯的な設備ではなく、外装工事ではほぼ必須の設備として位置付けられています。
足場代の一般的な費用感
外装工事に用いられる足場費用は、施工面積に応じて算出されるケースが一般的です。
足場の設置費用は、近年の人件費・資材費の上昇を背景に、1平方メートルあたり800円から1,200円前後が一つの目安となっています。
さらに飛散防止ネットを含めた場合には、1,000円から1,500円程度で見積もられるケースが多くなっています。
低層ビルでは、建物の外周と高さから算出した足場面積が300平方メートル前後になるケースが多く、この条件で単価1,200円程度を当てはめると、足場代は約36万円前後となります(中層のビルではさらに上がります)。
外装リフォーム全体の費用が300万円から500万円規模の場合、足場代は総額の約7%から12%前後を占める計算になります。
またビルの形状等の条件により、全体の20%ほどに達するケースも少なくありません。
工事項目としては目立ちにくいものの、決して無視できる金額ではありません。
※足場費用は建物形状、立地条件、地域、人員確保状況などにより変動します。

屋上防水と足場の関係
屋上防水では、必ず足場が必要になるとは限りません。
屋上が立ち上がりで囲われ、作業が屋上面だけで完結する場合、仮設足場を設けずに進める判断がなされる場面もあります。
一方で、立ち上がり部分の防水処理や笠木周辺の補修、高圧洗浄を伴う下地処理が含まれる場合、外周側への安全対策が求められます。
人通りの多い環境や隣地との距離が近い立地では、足場と飛散防止ネットを併用する判断が一般的です。
さらに、外壁塗装やシーリング補修と同時期に屋上防水を進める場合、足場を共用する形となります。
この場合、屋上防水単体では不要とされる条件でも、外装全体の工事計画に合わせて足場が組まれます。
工事を分けた場合に生じる費用の重なり
外装リフォームを段階的に進めると、足場代がその都度生じます。
例えば外壁塗装を先に進め、数年後に屋上防水やシーリング補修を追加すると、それぞれの工事で足場を設置することになります。
足場は「設置」と「解体」が一体となった費用構成であるため、工事を行う回数が増えるほど、その都度同じ足場費用が発生します。
先ほどの例で、足場代が1回あたり約36万円とすると、2回で約72万円、3回で100万円を超えるケースも十分に考えられます。
そのため、外壁塗装・シーリング工事・屋上防水など、複数の外装工事を検討している場合は、足場を共用できるタイミングでまとめて施工することが、結果的に大きなコスト削減につながります。
外装リフォームをまとめて進める利点
外壁塗装、シーリング補修、屋上防水などを同時期に進めると、足場は1回の設置で済みます。この点だけでも数十万円単位の差が生まれます。
さらに、足場に付随する仮設設備や搬入準備、作業調整の手間も一度でまとめられます。
施工会社側の工程管理が整理されるため、これら諸経費の重複が抑えられる点も見逃せません。
施工内容がまとまることで、材料手配や職人配置の効率も上がります。
こうした背景から、複数工事を同時期に依頼した際、全体調整で費用が抑えられるケースもあります。
また費用面だけでなく、普段見えない場所を一度に点検できるのも大きなメリットになります。
足場がある状態なら、屋上から外壁の隅々までプロの目で直接確認できます。
別々に工事を行うと、前回の工事では気づけなかった劣化を見逃すリスクがありますが、一括施工なら全体をリフォームするので、細かな不具合を見落とす可能性が減ります。
これらの点から、ビルの外装リフォームはまとめて進めるのが合理的と考えられます。

計画時に押さえたい注意点
足場代が極端に低く示されている見積書では、他の項目に費用が含まれているケースがあります。
足場の設置範囲や面積、飛散防止ネットの有無などを確認し、内訳を把握するようにしましょう。
また屋上防水を含めた外装工事では、建物形状や立地条件によって足場の必要性が変わります。
現地調査を踏まえた説明を受けた上で、全体計画を検討しましょう。
ビルの外装リフォームもイエプラスにお任せください
ビルの外装リフォームでは、工事項目そのものだけでなく、足場代の扱いによって総費用に差が生じます。
外壁塗装や防水工事をまとめて検討すると、重複する仮設費用を抑えやすくなります。
弊社は建物の規模や用途、周辺環境を踏まえた上で、外装リフォーム全体の計画をご提案します。
ビルの外装リフォームをご検討の方はぜひ、弊社にお問い合わせください。
また戸建住宅の外装全般、外構のリフォーム等も承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内で外装リフォームを検討中の方は、お気軽にご相談ください。
無料調査、無料見積りにも対応しております。
