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塗装コラム

2024/02/27

屋根塗装の下地処理で行われるケレンって何?

屋根塗装の下地処理で行われるケレンって何? 画像

こんにちは!イエプラスのスタッフです!

屋根の塗装作業には様々な工程がありますが、実は単に塗料を塗るだけではなく、その前に屋根の部材を塗装に適した状態に整えるケレンという作業が必要になります。

ケレン作業は屋根の防水に関わる重要な部材に施すもので、これがきちんとできていないと塗装乗りが悪くなり、劣化が早まります。

今回はこのケレン作業について、基本的な内容をまとめました。

もくじ

ケレン作業とは?

ケレン作業が必要な部材

ケレン作業の工程

ケレン作業の種類

 1種ケレン

 2種ケレン

 3種ケレン

 4種ケレン

屋根の塗り替えはプロにお任せを


 

ケレン作業とは?

ケレン作業は、主に外壁や屋根の鉄部についた錆や汚れ、古い塗膜を除去して整える作業を指します。

「ケレン」という響きはなんとなく「外連味」という言葉を連想させますが、特に関係はなく、英語の「clean(クリーン)」がいつのまにか「ケレン」に変化したとされています。

ケレン作業はその語源の通り、塗装に差し障りのある錆や汚れを綺麗に取り去る作業で、それに加えて塗料の密着性を高めるための下地処理の意味もあります。

一般的に、塗装をする際は金属でも木材でも、下地をサンダーなどで研磨します。

これは仕上げで艶を出すために行う研磨とは違い、下地を整えながら微細な傷を付け、塗装が下地に食いつきやすくするために行います。

そのため仕上げに使うような目の細かいやすりではなく、適度に粗いやすりを使います。

ケレン作業もこれと同じです。

ケレン作業が必要な部材

ケレン作業が必要なのは主に金属部分です。

屋根で言うと、防水のために設置される軒板金(むねばんきん)や水切り板金などがあります。

(ちなみに、これらの部材を使った防水処理を「雨仕舞(あまじまい)」といいます)

水切り板金は設置箇所によって「雨押え板金」「壁止まり板金」「ケバラ板金」「軒先板金」「谷板金」に分けられます。

屋根の縁や、屋根と外壁の接合部に設置されるもので、これらの部分が劣化すると雨漏りが起きやすくなります。

特に谷板金は屋根同士の接合部に設置するもので、雨が多く流れる部分ですから、錆によって穴が開くと面倒です。

このような防水のために取り付けられた金属部材は、屋根の塗り替えの際、ケレン作業をしてから下塗り塗料を塗ります。

ケレン作業の工程

ケレン作業は、洗浄→錆、汚れ、塗膜の除去→清掃の順で行われます。

まず最初に高圧洗浄機などを使って、屋根に付着した汚れや砂などを洗い流します。

そのあとワイヤーブラシやスクレーパー、サンダーなどを使い、錆や残った塗膜を落としていきます。

余計なものを取り去りつつ下地の表面を塗装に適した状態に整えたら、エンジンブロワーを使い、細かな金属の粉などを飛ばして清掃します。

ケレン作業のあとはプライマーなどの下塗り塗料を塗るため、できるだけ不純物が混ざらないよう、綺麗に処理する必要があります。

ケレン作業の種類

さて、このケレン作業ですが、部材の状態によって作業が若干異なります。

これらは大きく分けて、1種ケレンから4種ケレンの4つに分類されます。

ケレンの種別は、数字が小さいほど部材の状態が悪いと考えてください。

1種ケレン

1種ケレンは、最も悪い状態の部材のケレン作業になります。

1種ケレンは、錆の程度が甚だしい部材に対して施されます。

通常、工場や端、鉄塔などに行われるもので、一般住宅ではかなり稀です。

塗装が剥がれ、全体に強い錆があるため、砂などを高圧で射出するブラスト法で錆を削り取るなど、大がかりな設備が必要になります。


 

2種ケレン

2種ケレンは、錆が発生している面積が30%以上の場合に行われます。

こちらは一般住宅でも見られます。

1種ほど酷い状態ではないものの、手作業でやろうと思うと膨大な時間がかかるため、ディスクサンダーなどの電動工具を使って錆を落とします。

錆の面積が30%以上はかなり悪化した状態なので、部材を取り替えた方が早いこともあります。


 

3種ケレン

3種ケレンは、錆が発生している面積が5%以上、30%未満の場合に行われます。

3種ケレンでは、錆を落としつつ、塗膜の一部は残します。

塗膜には部材にしっかりと密着している「活膜」と、剥離やひび割れが見られる「死膜」があります。

活膜は必ずしも除去する必要はありませんから、塗り替えに支障がないと判断されるケースでは無理に剥がしません。

また3種ケレンは、錆が発生している箇所と死膜の面積がどれくらいの割合であるかによって、A、B、Cの三種に分けられます。

ただし、作業内容はA、B、Cすべて「活膜を残して錆と死膜を除去する」で共通しています。

ちなみにA、B、Cそれぞれの基準は次のようになります。

  • 3種A : 錆の面積15~30%、死膜の面積30%以上

  • 3種B : 錆の面積5~15%、死膜の面積15%以上

  • 3種C : 錆の面積5%、死膜の面積5%以上


 

4種ケレン

4種ケレンは、さびが発生している面積が5%以下で、塗膜の劣化も少ない場合に行われます。

作業は3種同様、活膜を残して錆と死膜をそぎ落とすだけです。

錆がまったくない場合は、活膜の表面をサンダーで均一な粗さに削り、上から塗る塗料の密着性を高めます。


 

屋根の塗り替えはプロにお任せを

ケレンは屋根に使われる金属部材の表面を整え、塗装の密着性を高める重要な作業です。

ケレンが適切に行われるかどうかで、塗り替えの仕上がりや耐久性が大きく変わります。

なので、施工には熟練した職人の腕が必要です。
 

イエプラスは屋根の塗装、葺き替え、カバー工法に強いリフォーム会社で、自社職人による丁寧で適切な作業でご好評を得ています。

無料調査、無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根の塗り替えをご検討中の方は、ぜひご相談ください。

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