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塗装コラム

2023/10/24

モルタル外壁の特徴とメンテナンス方法

モルタル外壁の特徴とメンテナンス方法 画像

こんにちは!イエプラスのスタッフです!


 

一般家屋の外壁は、今ではサイディングが主流になっています。

ですがモルタルの塗り壁の家もまだ多くありますよね。


 

このモルタル外壁ですが、弱点を理解しておかないと気付かないうちに割れて雨漏りしたりします。

今回はモルタル外壁の特徴をおさらいしつつ、メンテナンス方法と雨漏りの修繕方法を解説します。


 

もくじ

モルタル外壁ってどんな外壁?

 モルタルとコンクリートの違い

モルタル外壁の良いところ

 意匠性

 耐久性と耐火性が高く長持ち

モルタル外壁の弱点

 汚れが付きやすい

 割れやすい

 防水性が低い

 塗装の塗り替えにかかる費用が高い

モルタル外壁のメンテナンス

 洗浄

 塗装の塗り替え

モルタル外壁の雨漏りの修繕方法

 カチオン系補修材

 コーキング

モルタル外壁の雨漏り修繕、塗装の塗り替えはプロにご依頼ください





 

モルタル外壁ってどんな外壁?

モルタル外壁は、水とセメントと砂を混ぜ合わせた素材で形成されたモルタルの下地によって作られた外壁です。

古い木造の賃貸物件に「木造モルタル」という記載がありますよね。

あれは木材を中心に構成された構造体にモルタルを厚く塗った外壁を意味しています。


 

古い戸建住宅で、継ぎ目のない塗り壁はモルタル外壁が多いです。

モルタル外壁は、施工に手間がかかるため最近ではあまり使用されなくなっていますが、玄関や外構などにはよく使用されています。


 

モルタルとコンクリートの違い

セメントを使う素材というと、コンクリートがまず思い浮かぶかと思います。

では、モルタルとコンクリートにはどのような違いがあるのでしょうか。


 

モルタルとコンクリートは、まず材料の構成が違います。

モルタルは水とセメントと砂からできていますが、コンクリートは水とセメントと砂に加え、砕石や砂利を含んでいます。

この材料の違いから強度ではコンクリートの方がやや勝りますが、柔軟性ではモルタルの方がやや優れています。

また材料の種類が多い分、コンクリートの方が高いです。

このような違いから、強度を求められる箇所にはコンクリート、柔軟性や施工性の高さを求められる一般家屋の外壁などはモルタルが使われます。



 

モルタル外壁の良いところ

新築ではあまり使われなくなったモルタルですが、良いところもちゃんとあります。


 

意匠性

モルタル外壁はサイディングのような継ぎ目が無いため、意匠性に優れた外観にできます。


 

現在の新築物件の多くは外壁に窯業系サイディングや金属サイディングを使用します。

これらのサイディングはきちんと施工すれば、比較的安価で防水性に優れた外壁になりますし、デザイン性に優れた製品も多くあります。

ただ、継ぎ目があり、一部を除いてコーキングで目地を埋める必要があるため、継ぎ目のないフラットな見た目になりません。


 

その点、モルタル外壁は塗り壁なので継ぎ目がなく、フラットな見た目にすることができます。

デザインも出来合いの外壁材で組み上げるサイディングよりも自由度が高く、塗装の色や種類によって格調高い見た目にも、スタイリッシュな見た目にもできます。


 

耐久性と耐火性が高く長持ち

モルタルはセメント系の素材なので、コンクリートほどではありませんが耐久性が高く、メンテナンスさえちゃんとしていれば非常に長持ちします。

また耐火性が高く防火性能があるため、火災などに強いとされています。



 

モルタル外壁の弱点

さて、モルタル外壁の良いところを見てみましたが、弱点はどうでしょうか。

モルタルは現在でもありますが、昔ほど使われなくなったのには理由があります。


 

汚れが付きやすい

モルタル外壁は表面に凹凸があるため、塗装の上から汚れが付きやすく、カビや苔が発生することもあります。

そのため清掃も大変で、細かな汚れが残って蓄積されると見た目も悪くなります。


 

割れやすい

モルタル外壁のような塗り壁は、継ぎ目をコーキングで埋めるサイディングと違い、揺れや衝撃を吸収するものがありません。

そのため地震などの強い衝撃によってひび割れることがあります。

ひび割れは雨漏りの原因になりますから注意が必要です。


 

防水性が低い

モルタル外壁はどちらかというと防水性が低いため、雨水が直接当たると劣化し、剥がれやひび割れが起きます。

それが酷くなるとそこから雨漏りすることもあるため、定期的な塗り替えで防水性の低さを補う必要があります。


 

塗装の塗り替えにかかる費用が高い

モルタル外壁の防水性の低さは、防水性能の高い塗料で塗装することで補うことができます。

ただモルタルは塗料を吸いやすいため、その他の外壁に比べて多くの塗料が必要になり、費用がやや高くなることがあります。


 

また新築の施工でもモルタルなどの塗り壁は手間も工期もサイディングよりかかるため、費用が高くなります。



 

モルタル外壁のメンテナンス

モルタル外壁はメンテナンスが必須です。

メンテナンスを怠ると汚れが溜まって表面がくすんだり、塗装の剥がれからひび割れが起こり雨漏りするなど、様々な問題が起こります。


 

洗浄

モルタル外壁は表面に凹凸があるため、塗装の上から水をかけるなどして汚れを落とす必要があります。

また汚れが蓄積して取りにくくなったときは、高圧洗浄機などを使って落とします。

美観を保つためには日々の清掃、洗浄が重要です。


 

塗装の塗り替え

モルタル外壁は防水性が低いため塗装は必須です。

塗装の耐用年数は塗料によって異なりますから、使用している塗料の種類に合わせて塗り替えの時期が近づいたら点検します。

また部分的な塗装剥がれがおきると、そこから浸水してモルタルが劣化し、ひび割れて雨漏りの原因になります。

なので耐用年数が来ていなくても、大きな塗装剥がれがあれば塗り替えが必要です。



 

モルタル外壁の雨漏りの修繕方法

モルタル外壁は点検やメンテナンスを怠ると外壁が劣化してひび割れるなどし、そこから雨漏りする場合があります。

このモルタルのひび割れの補修には、割れの大きさによって二種類の補修材を使います。


 

カチオン系補修材

割れが小さい場合はカチオン系補修材で補修します。

カチオン系補修材とは、電気的接着性を利用する下地補修材です。

電気的接着性とは陽イオンと陰イオンの結合を利用した接着方法で、カチオンとは陽イオンを意味します。陰イオンはアニオンと言います。


 

モルタルやコンクリートはマイナスの電荷を帯びているのでアニオンです。

そこにカチオン系の補修材を塗布することで、小さい割れの隙間を埋めることができます。


 

コーキング

大きめの割れの場合はコーキングで埋めます。

コーキングはサイディングの目地を埋めるのにも使われる素材で、固まるとゴム状になります。

柔軟性が高く衝撃吸収性にも優れているため、コーキングで埋めた箇所は地震などの衝撃に強くなります。

また窓枠の隙間から雨漏りする場合は、窓枠と外壁を接着しているコーキングが劣化しているので打ち直します。


 

なおカチオン系補修材とコーキング、どちらの場合も下地を補修したら上から塗装して防水処理します。

モルタル外壁は塗装でしっかり保護するのが大切です。



 

モルタル外壁の雨漏り修繕、塗装の塗り替えはプロにご依頼ください

モルタル外壁の割れの補修もその後の再塗装も、経験豊富なプロでないと綺麗に仕上がりませんから、外壁の修繕に強い業者に依頼することをおすすめします。


 

イエプラスはモルタル外壁の割れの補修も行っています。

相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、モルタル外壁の割れや、それによる雨漏りでお悩みの方は、ぜひお問合せください。

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