屋根・外壁リフォームで耐火性を強化:火災から家を守るリフォーム
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
日本は地震や台風の多さから災害大国と呼ばれることがあります。
特に地震や台風による被害が大きいですが、それらに比べて見落としがちなのが火災です。
日本は今も木造住宅が多く残っており、火災が起きたときの被害が大きくなりやすい傾向があります。
屋根・外壁のリフォームは火災から家を守る有効な手段です。
耐火性の高い素材を活用すれば、万一の火災時にも被害を最小限に抑えられます。
そこで今回は、屋根・外壁のリフォームで耐火性を強化する具体的な方法をご紹介します。
火災対策に不安のあるご家庭はぜひご検討ください。
もくじ
なぜ耐火性の強化が必要なのか
屋根・外壁のリフォームが火災を予防するのに有効な理由
耐火性を強化する屋根・外壁リフォームの例
1. 不燃認定を受けた屋根材に葺き替える
2. 不燃認定を受けた外壁に張り替える
3. 耐火野地板で屋根の耐火性を上げる
4. 耐火コーキングで隙間から熱が入るのを防ぐ
耐火リフォームに下りる補助金・助成金
日常でできる火災予防のコツ
耐火リフォームもイエプラスにご相談ください
なぜ耐火性の強化が必要なのか
火災は住宅にとって最も深刻な災害の一つです。
また火災の原因はガスコンロの消し忘れ、電気機器の短絡(ショート)、たばこの不始末などが多く、意外と身近な災害と言えます。
特に木造住宅は、一般住宅の中で最も火災が発生しやすく、延焼率と焼損床面積も非木造に比べて高い傾向にあります。
もちろん非木造でも火の不始末やPC周りのタコ足配線が原因の短絡で火災は起きるので、対策が必要です。
屋根・外壁のリフォームが火災を予防するのに有効な理由
屋根・外壁のリフォームは火災予防に大きく貢献します。
屋根・外壁を耐火性の高い素材にすると、まず隣家で火災が発生した際の延焼リスクが下がります。
火災を起こさないように注意していても、周辺で火災が起きれば火が移って被害を受ける恐れがあります。
そのとき被害を最小限に抑えるには、できるだけ熱が内側に伝わらないようにしておく必要があります。
特に都市部の住宅密集地は延焼が起きやすいですから、日頃から火元に注意しているご家庭も、屋根と外壁の耐火性を上げるリフォームをしておいた方がよいです。
耐火性を強化する屋根・外壁リフォームの例
では家の耐火性を上げる屋根・外壁リフォームの具体例を見てみましょう。
1. 不燃認定を受けた屋根材に葺き替える
建築基準法には建材の不燃性を証明する不燃認定があり、瓦、スレート、ガルバリウム鋼板などが認定を受けています。
これらの屋根を使用している家は、近隣で火災が起きたとき火が移るまでの時間が長くなります。
ただしこれらの屋根のうち、瓦は災害対策としてやや難があります。
瓦は重量が重いため家屋の負担が大きく、家の重心も高くなるため、地震の横揺れの被害を受けやすくなります。
耐火性と耐震性を両立させる場合、耐火性が高く重量が軽い金属屋根がベストです。
屋根を葺き替える際は、災害に強く耐久性の高いガルバリウム鋼板かSGL鋼板の屋根がおすすめです。
2. 不燃認定を受けた外壁に張り替える
外壁も屋根同様、不燃認定を受けた外壁材に張り替えるのがおすすめです。
といっても、外壁材は木を使用した製品(木質系サイディングなど)を除くほとんどが不燃認定を受けているため、替える必要がある家は少ないでしょう。
外壁も重量が重いと耐震性は落ちますが、屋根に比べれば影響は小さいと考えられます。
タイル外壁やコンクリート外壁などは重量はありますが耐火性と耐久性は非常に高いので、耐火性に特化させるならありでしょう。
ただリフォーム費用も大きいので、コストを考えると金属サイディングか窯業系サイディングが無難です。
なお発火までの時間は不燃材料が20分以上、準不燃材料が10分以上となっています。
不燃材料を使用しているから安全というわけではないので、近隣で火災が起きた際は、火元や風向きを把握して速やかに逃げるようにしてください。
3. 耐火野地板で屋根の耐火性を上げる
屋根は土台となる野地板の上に葺きますが、その野地板を耐火野地板に替えると屋根の耐火性が向上します。
野地板は通常は木材が使われるため、耐火性は高くありません。
そのため屋根の耐火性が高くても、内側に熱が伝わり野地板が燃えることがあります。
逆に野地板を耐火性の高いものに替えると火災発生までの時間が長くなります。
野地板は屋根の内側にあるため葺き替えと同時でないとなかなかリフォームできません。
替えるなら次の葺き替えの際に忘れずに交換しましょう。
4. 耐火コーキングで隙間から熱が入るのを防ぐ
外壁の目地や窓枠の隙間を埋めるコーキングにも耐火性のものがあります。
目地の隙間程度の狭い空間からでも熱が侵入すれば火災は起きます。
耐火コーキングは1時間程度の耐火が期待できます。
費用もそれほど高くはないので、次にコーキングを打ち替える際に検討してみるとよいでしょう。
耐火リフォームに下りる補助金・助成金
リフォームで気になるポイントの一つに費用があります。
リフォーム費用は補助金や助成金を利用することで安く抑えられますが、耐火リフォームに補助金は下りるのでしょうか。
実は耐火リフォームに特化した補助金・助成金は、国、自治体どちらでもあまり見られません。
ですが耐火性の高い建材は断熱性や耐震性も高いことがあり、そちらで補助金の申請が通る可能性があります。
断熱性の高い建材は冷暖房効率が上がるため省エネ、環境関連の補助金が下りる可能性が高く、軽量な建材は耐震性が向上するため防災関連の補助金が下りる可能性があります。
補助金の申請は耐火性以外に着目して探すとよいでしょう。
なお補助金・助成金は工事着工後は申請できませんので、工事が始まる前に忘れずに申請してください。
日常でできる火災予防のコツ
屋根と外壁の耐火性を上げて隣家からの延焼のリスクを抑えても、内側からの火災にはどうしようもありません。
そこで日常の火災予防として、以下のような方法をおすすめします。
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内装に耐火性の高い素材を使う:内装リフォームで耐火性の高い素材を使用したり、カーテンや家具を耐火性の高い製品に変える。
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電源周りの見直し:タコ足配線を避けるか、漏電遮断機(テンパール「ビリビリガード」など)を設置する。
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安全装置付きコンロ等を導入する:安全装置付きガスコンロやIHクッキングヒーターを導入して消し忘れによる火災を予防する。
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消火器の設置:いざというときのため家庭用の消火器を設置し、使用期限ごとに必ず交換する。
耐火リフォームもイエプラスにご相談ください
火災予防のための屋根と外壁の耐火リフォームは、隣家からの延焼による火災を抑え、万が一の際に逃げる時間を延ばすことができます。
耐火性に特化した建材でなくとも、一般的な屋根・外壁の中にも耐火性の高い建材は多くあるので、費用が膨らむこともそうそうありません。
イエプラスは屋根・外壁のリフォームを得意とするリフォーム会社です。
屋根・外壁の耐火性について気になる方はお気軽にお尋ねください。
その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひ弊社にご相談ください。