塗装の下塗り、中塗り、上塗りって何?
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
当社は神奈川県全域と一部東京都内で、主に屋根と外壁のリフォームを中心に展開しております。
さて、屋根や外壁のリフォームで特に多いのは塗装ですが、塗装には下塗り、中塗り、上塗りがあります。
今回はこれらの役割や違いについてまとめつつ、屋根塗装のケースについて解説します。
もくじ
下塗り、中塗り、上塗りそれぞれの役割
下塗り
中塗り
上塗り
屋根塗装の場合
水性塗料と油性塗料のどちらが使われる?
屋根と外壁の塗装はイエプラスにお任せください
下塗り、中塗り、上塗りそれぞれの役割
まずざっくりと下塗り、中塗り、上塗りそれぞれの役割を見ていきましょう。
下塗り
下塗りは下地に密着し、中塗り塗料を乗りやすくさせる役割があります。
塗装をするときはまず下地の表面を磨いて整えますが、そこですぐにカラー塗料で色付けするわけではありません。
下地に直接カラー塗料を塗っても塗れないことはないですが、下塗り塗料を塗った方が下地と中塗り塗料の密着性が高まりますし、中塗り塗料が下地に染み込んで意図しない色になるのも防げます。
下塗りをした方が中塗り塗料の発色も良くなりますから、上手く狙った色に仕上げるために下塗りは必要不可欠です。
また下地の表面を磨いたといっても細かな凹凸がありますから、平面を作りたい場合は先に下塗り塗料で凹凸を埋める必要があります。
シーラー、プライマー、フィラー
この下塗り塗料にはシーラー、プライマー、フィラーの三種類があります。
シーラーとプライマーはほぼ同じ性質と役割で、どちらを使っても基本的に違いはありません。
シーラーは「密封する」という意味の単語「seal」に由来しています。
下地に密着して封をするイメージですね。
シーラーとプライマーに共通するのは下地を整える塗料である点と、中塗りの密着性を高める役割を担う点ですが、シーラーは下地に浸透する意味が含まれます。
木工用の下塗りはシーラーが一般的ですが、木の導管に浸透して塞ぐ意味でそうなのかもしれません。
ただし木工でもプライマーを使うことはありますし、プライマーでも導管は塞がります。
プライマーは「最初」「一番」を意味する「prime」に由来しています。
文字通り最初に塗布する塗料だからこの名前になりました。
シーラーとの違いは今解説した通り、下地に浸透する意味が含まれるかどうかだけで、実質ほぼ同じです。
三つ目のフィラーは他の二つとは性質が若干異なります。
フィラーは「埋める」を意味する「fill」に由来しています。
フィラーはその名の通り、凹凸やひび割れを埋める用途も兼ねているので、下地の表面に軽度の損傷があるときに、それをならして平らにするために使います。
シーラー、プライマーにパテの役割を加えたものといったイメージです。
中塗り
下塗り塗料が完全に乾いたら次は中塗りです。
中塗りは着色をする工程で、塗装といったらこれをイメージする方がほとんどかと思います。
下塗りのようにそれ専用の特殊な塗料があるわけではなく、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素樹脂など様々な塗料が使えます。
中塗りは着色をするのでムラができると仕上がりの見た目が悪くなります。
そのため技術の有る無しがはっきりと現れる工程でもあります。(もちろん下塗りと上塗りも上手く仕上げるには技術と経験が必要です)
中塗りは塗料の種類や色、塗り方によって様々な見た目にすることができ、バイクや車、ホビー用などでは特殊な塗り方もするようです。
たとえば先にシルバーやゴールドなどのメタリックカラーを塗った上からシースルーカラーを重ねるメタリック塗装や、複数の色の塗料を容器に入れ、そこに塗る物を入れてランダムな模様を作るマーブル塗装などがあります。
上塗り
最後に上塗りで塗装を厚くします。
上塗りも中塗り同様、様々な塗料を使用できますが、中塗りと同じ種類の塗料を使うのが基本です。
このように三回塗りを基本に重ね塗りで塗膜を厚くすることにより、紫外線などから建材を守ります。
屋根塗装の場合
屋根塗装は基本に忠実なやり方で塗ります。
まずはプライマーで下地を保護しつつ中塗りの土台を作り、中塗りで着色し、上塗りで仕上げます。
塗装方法は大きく分けて刷毛、ローラー、スプレーの三種類がありますが、屋根塗装では効率がよく周りに塗料が飛び散りにくいローラーが主体で、細かな部分は刷毛で補います。
均一な厚さと均一な濃さで塗る必要があり、ここで職人の腕が問われます。
水性塗料と油性塗料のどちらが使われる?
屋根や外壁の塗装では、下塗りから上塗りまでシンナーなどの有機溶剤を含む油性塗料が使われるのが一般的です。
油性塗料は有機溶剤が揮発することによって乾燥、密着しますが、そのときに発生する臭いがよく毛嫌いされます。
実際、油性塗料に含まれる有機溶剤は身体に悪いですし、不快な臭いでもあります。
ではなぜそんな油性塗料が使われるかというと、油性塗料は水性塗料よりも耐久性と密着性が高く、乾燥時間も短いからです。
屋根や外壁の塗装が、下塗り、中塗り、上塗りと三工程あるにもかかわらず1週間から10日で終わり、十分な耐久性を確保できるのも、この性質のためです。
屋根や外壁は過酷な環境に晒されるため、高い密着性と耐久性が求められます。
また工期が長いと料金が高くなるため、乾燥が早いと依頼する側にとってはお値打ちに、提供する側にとっては売りやすくなります。
これらの理由から、トータルで見ると外装には水性より油性の方が適していると言えます。
臭いについては、お客様には1週間ほどご辛抱いただくことになりますが、より長く塗装を維持するために何卒ご理解いただけたらと思います。
なお溶剤が完全に揮発すれば臭わなくなるため、施工期間中でも24時間臭いが続くわけではありません。その点はご安心ください。
屋根と外壁の塗装はイエプラスにお任せください
イエプラスは外装のリフォームが専門なので、屋根や外壁の塗装をお考えの方はぜひお問い合わせください。
熟練した自社職人が施工いたしますので、下塗りから上塗りまで丁寧な仕上がりをお約束できます。
無料調査、無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根や外壁の塗装をお考えの方はぜひご相談ください。