高性能でデザインの良い金属スレート、スカイメタルルーフについて
こんにちは! イエプラスのスタッフです!
イエプラスは屋根の塗装と葺き替えが得意ですが、葺き替えの際によく使用する屋根材に、Feroof(フェルーフ)社のスカイメタルルーフがあります。
スカイメタルルーフは大変高性能な金属スレートで、耐久性が高くデザインも良いので自信を持っておすすめできます。
今回はこのスカイメタルルーフについて簡単に解説します。
もくじ
スカイメタルルーフとは?
スカイメタルルーフの構造
基礎となる部分
スカイメタルルーフ独自の構造
ストーンチップの効果
屋根カバー工法にも適した軽さ
イエプラスはスカイメタルルーフの施工実績が豊富にあります
スカイメタルルーフとは?
スカイメタルルーフは、伊藤忠建材が輸入しているFeroof社の石粒付鋼板屋根材です。
形状は平板スレートですが、基材は金属でできています。
屋根材表面のデザインは天然スレートや木材を模した製品もあり、一般的な平板スレートに比べて高級感のある見た目になっています。
また金属製の強みとして、平板スレートのトラブルに多い「割れ」が起きません。
デザインはスレート、ウッド、フラットの三種があり、カラーバリエーションは合計で11色あります。
三種合わせて11種と聞くとそれほど多くないと感じるかもしれませんが、合わせやすいスタンダードなカラーが中心なので、一般的な色の外壁に合わせる分には困りません。
重量は比較的軽い平板スレートと比べても三分の一ほどで、日本瓦と比較すると九分の1にもなります。
屋根の重量が軽いほど家屋にかかる負担が軽くなり、同時に家屋の重心が低くなりますから、地震などの災害にも強くなります。
また軽くて薄いため、屋根カバー工法にも適しています。
表面の耐久性もメーカー側が30年の美観保証を付けるほど高く、メンテナンスフリーで長期間ほとんど見た目が劣化しません。
また腐食、摩耗、水、熱、衝撃などあらゆる環境負荷に強く、過酷な環境でも他の多くの屋根より長く安心して使用できます。
スカイメタルルーフの構造
スカイメタルルーフは9層にも及ぶ多層構造になっていて、一般的な金属屋根と比べてもかなりの耐久性を持っています。
基礎となる部分
まず基材となる金属鋼板の両面にジンカリウムメッキが施されます。
ジンカリウムはアルミ55%、亜鉛43.5%、シリコン1.5%の合金で、ガルバリウムとほぼ同じものです。
ジンカリウムは錆や腐食に強く、耐久性と耐水性も高い特徴があります。
次にジンカリウムメッキの上からプライマーを重ねます。
プライマーは一般的な塗装の下塗り材で、塗面を整えるとともに塗装乗りを良くする働きがあります。
次に裏面にサービスコートを施します。
サービスコートには結露を防ぐ役割があります。
ここまでの6層で、日本工業規格 JIS G 3321 に適合しています。
スカイメタルルーフ独自の構造
ここからさらに表面に3層重ねます。
まずはプライマーの上からベースコートを塗り、それを細かなストーンチップで覆います。
ストーンチップはベースコートが乾燥する前に吹き付けられるため、ベースコートにしっかり張り付きます。
その上からトップコートを施して完全に覆います。
これだけ厚い多層構造ながら、重量は軽くスッキリとした見た目になっているのがスカイメタルルーフの魅力です。
ストーンチップの効果
スカイメタルルーフの見た目や性能の良さは、ストーンチップに隠されています。
まず見た目の点で、細かなストーンチップは太陽光を乱反射させるため、光が当たると深みのある陰影が生まれます。
元々のデザインの良さに加えてこのような仕掛けがあるのもスカイメタルルーフの特徴です。
次に防音性能ですが、通常の平らな金属屋根の場合、雨が打ち付けると表面が振動して音がうるさくなるので、それを防ぐために断熱防音素材を挟んでいます。
それに対してスカイメタルルーフは防音素材を挟んでいませんが、ストーンチップの細かな凹凸が雨の振動を抑えてくれるので、防音材なしでも雨音がうるさくなりません。
ストーンチップは断熱性も高めてくれます。
スカイメタルルーフのストーンチップは赤外線を吸収して拡散する性質を持っているため、熱が屋内まで伝わりにくくなっています。
スカイメタルルーフは耐久性が高く長く美観を損なわないのですが、その秘密もこのストーンチップにあります。
スカイメタルルーフに使われるストーンチップはイタリア北部の山で採れる玄武岩を細かく砕いたものを、日本瓦などに使われる釉薬でコーティングしたものです。
釉薬は日本瓦の高い防水性と耐用年数の長さの元になるくらいですから、このストーンチップも高いコーティング性能を誇っています。
この釉薬のコーティングにより、スカイメタルルーフは日本瓦同様、長期間塗り替えなしで状態を保つことができます。
屋根カバー工法にも適した軽さ
スカイメタルルーフは屋根カバー工法に最適な屋根材です。
屋根カバー工法は既存の屋根の上に防水シートやルーフィングを重ね、その上に新たな屋根材を葺く工法です。
既存の屋根の撤去費用が抑えられるため、撤去費用がかさむアスベストを含んだ古いスレートの家でよく用いられます。
撤去費用は家を取り壊すときにかかるので、いずれ負担することになりますが、屋根を二重にすると間に空気の層が生まれるため、その分断熱性や防音性が上がります。
そこに屋根自体の断熱性なども加わりますから、ただ単に撤去を先延ばししているだけというわけではありません。
カバー工法で注意が必要なのは重量です。
屋根が二重になるため軽い屋根材を重ねないと家屋全体の負担が大きくなり、耐震性が落ちてしまいます。
その点、スカイメタルルーフは平板スレートよりも軽いため、カバー工法でも家の耐震性をほとんど落とさなくて済みます。
また軽くても断熱や防音の性能は高いため、重ねることによる断熱性、防音性の向上も十分です。
イエプラスはスカイメタルルーフの施工実績が豊富にあります
イエプラスはスカイメタルルーフを使用したカバー工法の施工実績が多くあります。
外装リフォームの専門業者としてのノウハウと自社職人による丁寧な施工に加え、お客様からのフィードバックも多くありますから、ご要望に合ったご提案ができます。
無料調査、無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根の葺き替えをお考えの方はぜひご相談ください。