北米で人気の「バイオフィリックデザイン」を意識した外壁のリフォーム
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
みなさんは「バイオフィリックデザイン」という言葉を聞いたことがありますか?
バイオフィリックデザインは北米を中心に流行しているデザインの手法で、自然を大胆に取り入れたスタイルが特徴です。
バイオフィリックデザインは建築分野ではすでに多く採用されており、一般住宅でも取り入れることが可能です。
そこで今回は、このバイオフィリックデザインを意識した外壁のリフォームについて解説していきます。
もくじ
バイオフィリックデザインとは?
バイオフィリックデザインの起源
流行の背景
建築にバイオフィリックデザインを取り入れた例
外壁のリフォームでバイオフィリックデザインを取り入れる
バイオフィリックな色使い
光の反射を意識した色選び
外構との調和も意識する
バイオフィリックな外壁もイエプラスにお任せください
バイオフィリックデザインとは?
まずバイオフィリックデザインとは何かについて簡単に解説します。
バイオフィリックデザインの起源
バイオフィリックデザインは「バイオフィリア(biophilia)」という概念に基づいています。
この言葉は「バイオ(自然・生命)」と「フィリア(愛好)」を組み合わせた造語で、人間が本能的に自然を求める性質を指します。
この概念は1984年にアメリカの生物学者エドワード・O・ウィルソンが発表した「バイオフィリア仮説」が起源とされています。
この仮説は「人間は遺伝的に自然とつながることを求める」というもので、都市化が進む現代での自然回帰の重要性を示しました。
1980年代以降、建築家やデザイナーがこの考えを空間デザインに取り入れ始め、バイオフィリックデザインが誕生。
自然光、植物、水、天然素材を活用し、ストレス軽減や生産性向上を目指す手法として発展しました。
流行の背景
バイオフィリックデザインが北米で注目された理由は、都市化と健康意識の高まりにあります。
米国環境保護庁によると、現代人は時間の90%を室内で過ごし、自然との接点が減少しているようです。
さらにコロナ禍により在宅時間が増加し、巣ごもりにより鬱屈した気分になる人が増えました。
そういった背景から、バイオフィリックデザインは自然の癒しを求める現代人の心を掴んだと考えられます。
実際、自然には癒しの効果があります。
自然と接する環境は幸福度を15%、創造性を15%、生産性を6%向上させるという報告もあります。
建築にバイオフィリックデザインを取り入れた例
バイオフィリックデザインはオフィスや商業施設、医療機関などですでに多く取り入れられています。
たとえばアマゾンの植物満載のオフィス「スフィアーズ」(2018年、シアトル)や、シンガポールの緑豊かな病院(Khoo Teck Puat Hospital)が話題になりました。
日本は昔から緑に囲まれていたため北米ほどバイオフィリックデザインが流行っていませんが、最近は人口が都市部に集中していることもあり、オフィスや商業施設を中心に導入される例が見られるようになりました。
外壁のリフォームでバイオフィリックデザインを取り入れる
さて、バイオフィリックデザインはパブリックな施設だけのものではありません。
一般住宅でもバイオフィリックデザインを取り入れたリフォームは可能です。
たとえばサンルームを増設して自然光を多く取り込めるスペースを作ったり、屋内に観葉植物専用のスペースを多く設けたりする方法があります。
バイオフィリックデザインは外壁のリフォームにも活かせます。
外壁のリフォームでは木目調や石材調のサイディングなど、自然な質感の外壁材を使用することでそれらしい雰囲気を醸し出せます。
素材にこだわりたい方向けには、本物の木を使用した木質系サイディングがあります。
木質系サイディングは耐久性や耐火性に難があるものの、本物の木の質感を出したい方には向いています。
さらに外壁の周辺に植物を植える、石材を使った石畳を設ける、柵をウッドフェンスにするなど、外構にもナチュラルな素材を盛り込むことで、よりバイオフィリックな雰囲気になります。
バイオフィリックな色使い
バイオフィリックデザインでは色使いも重要なポイントになります。
ブラウン、グレー、ベージュ、モスグリーンなどのアースカラーは自然物との相性が良く、外壁の色に最適です。
逆にビビッドカラーやパステルカラーなどの人工的な色は避けた方がよいでしょう。
屋根はブラウン系の落ち着いた色を使い、外壁をベージュなどのナチュラルな淡色にするなど、自然界に存在する色で構成すると上手く調和します。
特殊な塗装では石材調の意匠性塗料もおすすめです。
石材調の意匠性塗料は自然石を思わせる見た目をしているため、バイオフィリックな家との相性が良いです。
カラーバリエーションもナチュラルさを損なわない範囲で複数用意されているため、色使いの自由度も広がります。
光の反射を意識した色選び
色を選ぶときは光の反射も意識するとよりバイオフィリックになります。
色は濃色に近いほど光を吸収しやすく、淡色に近いほど光を反射しやすい性質があります。
この性質を利用し、外壁の色を淡色にして自然光が周囲に行き渡りやすくすると、庭に自然な明るさがでます。
自然光は植物にも動物にもプラスの影響があり、人間の皮膚も自然光を浴びることでビタミンDを生成する性質があります。
ビタミンDは抗ストレス効果や抗うつ効果もあるので、自然光を多く取り込む色使いは私たちの健康にも良い影響を与えるでしょう。
外構との調和も意識する
バイオフィリックな外壁のリフォームをする際は、外構との調和も重要なポイントになります。
外壁を石材調や木目調などナチュラルなスタイルにリフォームしても、カーポートや塀が無機質だと上手く調和しないことがあります。
そういった場合は庭に植物を植えるなど、緑を増やしてバイオフィリックな雰囲気に寄せるのが効果的です。
また予算に余裕があるときは、塀や門扉を石材調にリフォームしたり、ウッドフェンスを設置したりするとそれらしくなります。
色調をナチュラルな色に変更したり、DIYでレンガや木製の敷居を配置するのもおすすめです。
バイオフィリックな外壁もイエプラスにお任せください
イエプラスは屋根と外壁のリフォームを得意とするリフォーム会社です。
熟練した自社職人による丁寧な施工と豊富な施工実績を元に、お客様のご要望に合ったリフォームをご提案しております。
また外構リフォームも承っておりますので、そちらも併せてご依頼いただきますと、家全体をバイオフィリックデザインで統一することも可能です。
弊社でできるリフォーム内容につきましてはお気軽にお問い合わせください。
その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひご相談ください。