ベランダや屋根の防水に!FRP防水とは?
こんにちは。イエプラススタッフです!
先週は各地で集中豪雨の被害がありましたね。
夏はいつどこで急に豪雨に見舞われるかわかりません!
去年大丈夫だったからといって、今年雨漏りしないとも限りません…
少しでも気になることがあれば、気軽に業者に相談してみましょう。
今日はそんな雨漏りから家を守ってくれる防水加工についてお話します。
弊社にご相談いただく雨漏りの場所で多いのが、バルコニーとベランダからの雨漏りです。
ベランダやバルコニーはほとんど勾配がなく、四方が壁になっている構造となっているため、排水性が悪く、雨漏りが起こりやすい場所になるのです。
なので、必ずしっかりとした防水加工が必要なんです!
今回は、数ある防水加工方法の中でも最も防水効果が高いといわれている、「FRP防水」についてご紹介しますね。
目次
・FRP防水とは?
・FRP防水のメリット・デメリット
・費用はどのくらいかかる?
・まとめ
FRP防水とは?
そもそもFRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称です。
軽量ながら弾性率が小さく強度の低いプラスチックに、弾性率が大きいガラス繊維などの強化材を混ぜることで強度を高めた複合材料です。
防水性に加え、軽さと強度があります。
住宅では主にガラス繊維を混ぜたプラスチック樹脂で、シート状になっているものを使用します。
FRP防水とは、木やコンクリートで作られた床の上にFRPのシートを敷き、その上にポリエステル樹脂を塗って硬化させる方法です。
硬化後は、プラスチックのような硬さを感じられる床面になります。
そのままでは紫外線に弱いため、保護のためトップコートを重ね塗りします。
FRP防水は、住宅のベランダやバルコニー、陸屋根(屋上)のほか、ビルやマンションの屋上などにも幅広く使われています。
FRP防水のメリット・デメリット
FRP防水のメリット
高い水密性(防水性)
FRPはお風呂の浴槽や宇宙ロケットなど、建築物よりもはるかに防水性が求められるものにも使われている素材です。
水を通さない力においては他の防水工法よりも高い「水密性」をもっています。
強度が高い
FRP防水が施された床面は、固くて丈夫な仕上がりになるため、耐荷重性・耐摩擦性に優れています。
そのため、人や車の往来が多い屋上駐車場にも使用されることが多いです。
非常に軽量
FRP防水層は、1平米あたり4kg前後と他の防水層に比べて非常に軽量です。
そのため、築年数が経った住宅のベランダなどの重さに弱いであろう住宅にも向いています。
工期が短い
FRP防水は、塗膜の乾燥を待つ工程が少ないのも特徴です。
唯一、乾燥待ちが必要なトップコートの樹脂も、数時間程度で乾燥します。
そのため、トップコートを何層か塗り重ねる工事であってもわずか1~2日で防水工事が完了します。
FRP防水のデメリット
費用がやや高め
FRPは防水工事の方法のなかでも、施工費用がやや高めです。
また、メンテナンスの間隔がほかの防水工事よりも短めのため、メンテナンス費用もかかってしまいます。
施工場所を選ぶ場合がある
FRP防水は、「木造」かつ「広い面積」(10㎡以上目安)の床面には施工できません。
理由は、FRPの防水層は固くて伸縮性が少ないためです。
もしそのような場所をFRP防水で工事すると、熱や湿度による変形でヒビが入ってしまう可能性があります。
費用はどのくらいかかる?
FRP防水工事の際にかかる費用は、一般的な広さのベランダで約10~15万円です。
FRP自体の寿命は10~15年程ですが、メンテナンスは5~6年に一度、表面の樹脂(トップコート)を塗り替えていく作業を行います。
まとめ
費用がかかっても、耐久性と防水性を重視して工事を行いたいという方は、FRP防水を選びましょう。
また、施工する箇所を何日も封鎖されては困るという方にも、工期が最短1日で済むこともあるFRP防水はおすすめです。
・ 耐久性と防水性の高さを重視している
・ 工期をできるだけ短くしたい
・ 費用が少し高くなっても問題がない
というような方にはFRP防水は最適と言えます!
FRP防水が気になるという方はぜひイエプラスまでご相談ください!
イエプラスでは、そんな定期的なメンテナンスに必要な『無料調査』と『無料見積』を行っています。
どこに依頼をしようか悩んでいる方もお気軽にお問合せください!
どこで不具合が起きているのか?これは修理を依頼した方がいいのか?など疑問に思うことがありましたら一緒に確認して適切な工事をご提案させていただきます。