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塗装コラム

2021/02/04

窯業系サイディングが変形する理由とは?予防する方法はあるの?

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こんにちは、相模原市の外壁・屋根リフォーム専門 イエプラスです。
本日は「窯業系サイディング」について解説します。

新築のときはピカピカだった窯業系サイディングの外壁も、経年とともに劣化が進んできます。ある日気がついたら変形していた……!といったことも、実は少なくありません。

しかし、雨や紫外線から家を守る頑丈な造りの窯業系サイディングは、どういった理由で変形してしまうのでしょうか?また、変形を予防する方法があるのか気になる方もいるでしょう。

そこで今回は、窯業系サイディングが変形する原因と、予防方法を解説します。どのように変形が進むのかもあわせて紹介しますので、ご自宅の外壁に症状が発生していないかチェックしてみてくださいね。

窯業系サイディングが変形する理由

現在、日本の住宅の約7割に、外壁材として採用されているのが窯業系サイディングです。工場で生産されているので品質が安定していて、デザインも豊富なことから人気です。

窯業系サイディングは、セメントに木質系の繊維質を混ぜ込んで、外壁に使用できるよう板状に加工され、塗装されたのちに出荷されます。

窯業系サイディングが変形する理由は、「水」が大きく関係します。どんな外壁材であっても、水は大敵です。

外壁材は梅雨の雨や真夏の紫外線、台風による豪雨、そして雪など厳しい気候にさらされています。窯業系サイディングも例外ではありません。

紫外線などの影響で表面の塗装やコーキングが劣化してくると、雨水がしみ込んでしまうことがあります。そして再び乾燥し収縮を繰り返す結果、変形していくのです。

窯業系サイディングの変形ステップ

窯業系サイディングは、吸湿と乾燥を繰り返すことで変形することがわかりましたが、実際にはどのような状態になるのでしょうか。

窯業系サイディングの変形は、以下のようなステップを踏み進んでいきます。

①反り → ②浮き → ③ヒビ → ④割れ

それぞれどのような症状かを紹介していきます。

①反り

窯業系サイディングの最初の変形症状として表れるのが、「反り」です。新築のときには平らに張られていたはずの窯業系サイディングが、ほかの部分よりも盛り上がっているように見えたら「反り」が発生しています。反りが少ないケースでは、負荷はかかりますが、クギやビスを増し打ちすることで固定が可能です。

②浮き

窯業系サイディングが収縮を繰り返すうちに反りが激しくなると、やがて他の部分よりも出っ張って浮いて見えるようになる「浮き」が起こります。ひどくなるとシーリングがはがれ、ボードとの間に隙間ができてしまうこともあるでしょう。浮きが発生すると、隙間からさらに水が入り込んでいくので、あちこちに影響がでてきます。

③ヒビ

反りや浮きなどの変形が進むと、やがてあちこちにヒビが発生します。これは、窯業系サイディングはクギやビスなどを使って打ち付けているためで、固定された部分がボードの反りについていけずにヒビが入ってしまうのです。クギの打ち込みが弱かったり、ビスが緩んでしまったりしている場合は、抜け落ちてしまうことも少なくありません。

④割れ

浮きやヒビが進むと、やがてボードが割れてしまいます。クギやビスを打ち付けているところから割れ始め、欠けて落ちていくことがほとんどです。大きく割れてしまったときには落下の危険性があるため、すぐに補修を依頼しましょう。

窯業系サイディングの変形を予防する方法

窯業系サイディングの変形は水がしみ込むことが原因で発生することから、最善の予防は防水機能を保つことです。予防方法としては、以下の2つが考えられます。

外壁塗装メンテナンスを行う

窯業系サイディングの表面には塗装が施され、雨からボードの素地を守っていますが、塗装は少しずつ劣化が進んでいきます。塗装の寿命は使用されている塗料によって多少の違いはありますが、約10年とされているのが一般的です。

そのため、窯業系サイディングは10年に1回程度で塗り直し、防水機能を維持することが大切です。とくに表面を触ったときに粉のようなものがつく「チョーキング現象」が発生しているときには、劣化が進んでいると考えられます。10年たっていなくても、早めに塗り直しを検討しましょう。

「窯業系サイディングに塗装は必要?塗り替えのタイミングや適した塗料 」を読む

コーキング剤を打ち替える

窯業系サイディングの継ぎ目には、雨水の浸入を防ぐためにコーキング剤が充てんされています。コーキング剤の寿命は5〜10年とされていて、劣化が進むとヒビ割れや肉やせの症状が発生し、ひどいケースでは欠落や剥離してしまうこともあります。

コーキングの劣化も、継ぎ目から水が入り込むことで窯業系サイディングの反りや浮きの原因になるので、早めに打ち替えを実施しましょう。外壁塗装と同じタイミングで実施すると、足場代の節約になるのでおすすめです。

「外壁のコーキングを補修する理由やタイミングと補修方法 」を読む

窯業系サイディングの変形予防は定期的なメンテナンスが重要

窯業系サイディングの変形は、ボードが防水機能を保てなくなり水がしみ込んでしまい、吸湿と乾燥で収縮を繰り返すことが原因で起こります。軽度な反りならクギやビスの増し打ちで対応できることもありますが、放置していると全面張り替えすることにもなりかねません。

窯業系サイディングは、表面の塗装の耐用年数にあわせ、コーキング剤の打ち替えと同時に塗り直しメンテナンスを行いましょう。

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