他人事ではない、外装リフォームが必要な理由
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
みなさん、ゴールデンウイークはゆっくり休めましたでしょうか。
なんだかんだ旅行やイベントで動き回っていた人も、家でゆっくりしていた人も、また次の休暇までお仕事がんばりましょう。
さて、今回は外装リフォームが戸建て住宅に必要不可欠な理由を、簡単に解説していこうと思います。
現在まだリフォームをお考えでない方にとっても重要な話なので、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。
もくじ
国内の住宅リフォームは増加傾向
住宅メンテナンスの需要が増えた理由
建て替える余裕がなくなってきた
住宅の寿命が延びた
屋根や外壁は劣化するもの
リフォーム市場の拡大とトラブルの増加
トラブルを避けるには定期的な調査が必要
国内の住宅リフォームは増加傾向
近年、日本国内の住宅リフォーム市場は活況です。
日本の住宅リフォームの市場規模は2002年の7.2兆円からリーマンショック翌年2009年の5.3兆円まで縮小傾向が続いていましたが、2010年以降は6兆円から6・9兆円の高い水準で推移しています。
コロナ禍でもリーマンショック時に比べればさほど落ち込むこともなく、依然堅調な状態が続いていますから、このまま何事もなければ近いうちに2000年代初頭の水準にまで回復するでしょう。
住宅メンテナンスの需要が増えた理由
住宅リフォームの需要が増えた理由はいくつか考えられます。
ここでは2つの大きな理由を見ていきましょう。
建て替える余裕がなくなってきた
日本経済の長期の停滞や、税と社会保障費の負担増、子どもの教育費の増加などにより、かつてのように世代ごとに建て替えをする余裕がなくなってきたのがまず一つの理由だと考えられます。
(実際、新設住宅着工棟数は80年代後半のピーク時に比べて半分近くまで下がっています)
新築の戸建て住宅は非常に高い買い物ですから、余裕がなくなれば買い控えが進みます。
建て替えにかかる費用に比べれば屋根修繕や外壁塗装で延命した方が支出を抑えられますから、そこでメンテナンス、リフォームの需要が増えるのは自然です。
また中古住宅を購入してリフォームする手法が昔より一般的になったことも、この傾向に拍車をかけていると考えられます。
建て替えるよりメンテナンス、リフォームですでにある住宅を維持した方がコスパがよい。
それが長期の停滞と負担増が重なる日本でリフォーム市場が拡大している理由です。
住宅の寿命が延びた
第二次大戦後、日本の主要都市はほとんど焼野原になっていましたから、国民を住まわせるためにとにかく急いで多くの住宅を建てる必要がありました。
経済が回復し始めてからも人口の急増により住宅の需要は増え、質の向上に力を入れることができませんでした。
また科学技術や建築技術も現代に比べれば低いものでしたから、昔の住宅は今よりずっと寿命が短かったようです。
1970年代に出生率がピークを過ぎた後も人口は増え続け、しばらくは世代が変わるごと建て替える傾向が続きました。
それからようやく余裕ができてくると、技術の進歩も重なり、住宅の寿命は次第に延びていきました。
しかし住宅の寿命が昔に比べて相対的に延びたということは、それだけ長期間住まうということでもあります。
となると良い状態を長く維持するために、定期的なメンテナンスが必要になります。
いくら住宅自体の寿命が延びたといっても、メンテナンスをしなければ状態の悪い家で長く暮らすことになりますから、嫌でもメンテナンスせざるを得ないわけです。
このように、経済的な理由で建て替え需要が減ったことや、技術の進歩により住宅の寿命が延びたことが重なったことで、リフォーム市場の拡大が起きたと考えられます。
屋根や外壁は劣化するもの
前述の通り、住宅の寿命が延びたといってもメンテナンスをしなければ状態は徐々に悪くなっていきます。
屋根材、外壁材、塗装は劣化するものです。
日光、大気、雨水、カビや苔などなど、屋外は劣化の要因が屋内よりも多いですから、外装リフォームは内装リフォームより必要性が高いと言えます。
日光は紫外線によるダメージも大きいですが、温度上昇でも劣化は進みます。
大気は排気ガスなどの汚染物質や細かな砂や埃によるダメージの他、二酸化炭素によるコンクリートの劣化も引き起こします。
雨水も塗装にダメージを与える他、木造の場合は雨漏りから木材の腐敗やカビの発生に繋がる場合があります。
このような不具合をそのまま放置すれば住環境が徐々に悪化していきますし、せっかく延びた家の寿命も本来より早まる恐れがあります。
リフォーム市場の拡大とトラブルの増加
リフォームの需要が拡大したことにより、トラブルの相談件数も増加しています。
ただこれは悪徳業者や品質の悪い業者が増えたわけではなく、需要が増した分だけ相談件数が増えたという話です。
(もちろんそういった意味のトラブルも常に存在していますが、今回の話とは別の問題なので割愛します)
リフォームの相談で特に多い箇所は、やはり外壁と屋根です。
前述の通り屋根と外壁は強い環境負荷に常に晒されていますから、これは当然と言えば当然ですね。
主な不具合としては雨漏りや塗装の剥がれが多いですが、不具合の種類は非常に幅が広いためケース・バイ・ケースです。
トラブルを避けるには定期的な調査が必要
これらのトラブルのほとんどは瞬間的な衝撃によって突然起きるのではなく、日々少しずつ負担が蓄積していった結果、限界を超えたときに生じます。
そのため不具合の症状が現れたときにはすでに外壁材が剥き出しになっていたり、屋根の浸水が始まっていたりします。
そのような状態になっても適切に対処すれば修復は可能ですが、家の状態を長く維持するために、不具合がでる前に手を打っておいた方がよいでしょう。
そのためには定期的な点検、調査をするのが有効です。
新築から住んでいる家の場合、施工した工務店やハウスメーカーから数年ごとにお知らせが来るかと思います。
そういったサービスを受けていない場合は、一度その業者に問い合わせて点検、調査を依頼できないか尋ねてみるとよいでしょう。
イエプラスでも外壁と屋根の無料調査を承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、神奈川県寄りの東京都内にお住いの方は、ぜひお気軽にお問合せください。