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現場から

2023/05/08

雨樋のトラブルとメンテナンス方法

雨樋のトラブルとメンテナンス方法 画像

こんにちは!イエプラスのスタッフです!


 

最近だんだんと暑い日が増えてきましたね。

ついこの間まで肌寒かったような気もしますが、気付けばもう五月。

あと一か月もすればじめじめとした梅雨がやってきます。


 

これからだんだん雨の日が増えていくと思いますが、みなさんのご自宅の雨樋の調子はいかがでしょうか。

今回はこの雨樋について、よくあるトラブルとメンテナンス方法にを簡単に解説していきます。


 

もくじ

雨樋の仕組みと役割

よくある雨樋の不具合

 詰まり

 歪み

 経年劣化

 グラつき

メンテナンス方法

雨樋のトラブルも屋根修繕のプロに相談を



 

雨樋の仕組みと役割

雨樋の仕組み

ご存じの通り、雨樋は屋根の縁や軒下に設置される雨水を地面に流す管です。

軒樋(のきどい)と呼ばれる軒先に沿って設置されたレールで雨水を集め、集水器から管を通って下にある排水管に流します。


 

軒樋は半円形をした昔ながらの丸樋の他、コの字型の角樋などがあります。

角樋の方が一度に流せる雨水の量が多いため、丸樋に比べ雨量の多い日でも水が漏れ出しにくくなっています。

近年のゲリラ豪雨などに対応するため、比較的新しい家にはこちらの角樋が設置されているケースが多いです。


 

雨樋の役割

雨樋の主な役割は、屋根からの浸水、雨による土台や外壁の劣化等を防ぐことです。

雨が上手く流れ落ちないと屋根から浸水する場合があり、雨漏りが起きたり、カビやシロアリが発生する原因になります。


 

雨水が外壁や下層階の庇に直接流れると汚れの原因になりますし、劣化が進み外装の寿命が短くなります。

さらに豪雨のときなどは、雨樋が無いと雨が外壁に直接当たり、通常より雨音がうるさくなってしまいますし、土台の劣化にも繋がります。


 

その他、下を歩く人や隣家に雨水がかからないようにする役割もあります。


 

このように、雨樋は住宅を雨から保護するのはもちろん、周囲に迷惑をかけてトラブルに発展するのを防ぐためにも必要不可欠なのです。



 

よくある雨樋の不具合

このように屋根や外壁を雨から守る雨樋ですが、様々な不具合によって本来の役割を果たさなくなる場合があります。

雨樋の不具合と一口に言っても、その種類は様々です。

ここでは主なトラブルをいくつか見ていきましょう。


 

詰まり

雨樋の不具合で多いのが詰まりです。

管の部分に土や埃、虫の死骸などが詰まって水が通らなくなります。

また高い木から落ちた枯葉や風で飛ばされてきたゴミが詰まる場合や、管の内側に苔やへどろがこびりついて詰まる場合もあります。


 

詰まりが発生すると、本来なら排水管に流されるはずの雨水が軒樋からあふれ出し、意図しない場所に雨水が落ちることになります。

このような症状が見られたらメンテナンスが必要ですが、そうならないよう定期的にプロに清掃を依頼すれば詰まりが起きる確率を減らせます。


 

歪み

ゆがみは、詰まりによって雨樋に水がたまったり、積雪などで負荷がかかると起きます。

また台風などによる強風によって歪んでしまうケースもあります。

歪みによって割れが生じればそこから雨水が漏れてしまいます。

あまりに歪みがひどい場合は雨樋の交換が必要になります。


 

経年劣化

雨樋は塩化ビニル製や合成樹脂製のものがあります。


 

これらの素材は時間が経過するとともに劣化していきます。

特に雨樋は太陽光、雨水、排気ガス、風で運ばれた砂などに年中晒されていますから、劣化のスピードは普通より早いと言えます。

また雨樋の設置に必要な金属部品も時間とともに錆や腐食などで劣化していきます。


 

劣化が甚だしい場合、割れや穴から水が漏れだしたり、雨樋としての役割を果たせなくなる可能性があります。

この場合も歪みなどと同様、交換が必要になります。


 

グラつき

雨樋を設置するための金具や接合部が緩む場合もあります。

これを放置しておくと水漏れだけでなく、突発的に雨樋が落下して、たまたま下にいた人や物に被害を及ぼす恐れがあります。

これは大変危険なので、そうなる前に修繕が必要です。



 

メンテナンス方法

では雨樋に不具合が生じた場合、どのようなメンテナンスが必要になるでしょうか。

これは不具合の種類によって決まります。


 

詰まりの修繕は排水管の詰まりなどと同様、専用のワイヤーブラシを通して詰まりの原因を取り除くことで解消します。

また詰まりを予防するために雨樋に溜まったゴミや汚れも取り除きます。


 

グラつきがある場合は樋を取り外し、緩んでいる箇所を接着剤で組み直して元の場所に設置し直します。

その際、交換が必要な部品がある場合は新しいものに交換します。


 

割れや穴は、軽度な場合は強力な接着剤や修繕用のアルミテープを使って補修します。

破損した部分のパーツを丸ごと取り替えた方がよい場合は、新しいものに取り替えます。


 

劣化や損傷が全体に渡る場合は、雨樋をすべて撤去して新しい部品で一から組みなおします。


 

なお全体を交換するところまで行くと費用の負担がかなり大きくなりますから、1年ないし3年に一度は清掃も兼ねて定期チェックを行うとよいでしょう。



 

雨樋のトラブルも屋根修繕のプロに相談を

これらのメンテナンスは一見素人でもできそうですが、雨樋の修繕は転落の危険が伴うので絶対にやめましょう。

ベランダから脚立で登れるから、大した高さではないからと安易に屋根に登ると、予期せぬ事故に繋がる恐れがあります。

建築現場の死亡事故でも2メートル程度の高さから不注意で転落して首や頭を打つケースが多いですから、屋根からベランダに落ちただけでも大事になる可能性があります。


 

詰まりに関しては、雨樋の下側の口からワイヤーブラシを通すことで安全に修繕できる場合もありますが、手間を考えると専門の業者に依頼した方が確実です。

先に書いた通り状態が酷くなると修繕費が跳ね上がりますから、定期チェックも兼ねて専門の業者に任せることをおすすめします。


 

雨樋のメンテナンスはイエプラスもやっていますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、神奈川寄りの東京都内にお住いの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

また屋根の無料調査も承っておりますので、何年も屋根の修繕を行っていないようでしたらそちらも併せてご利用いただくことをおすすめします。

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