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塗装コラム

2021/03/04

雨漏り調査の種類と調査方法の選び方

雨漏り調査の種類と調査方法の選び方 画像

住宅が雨漏りしているときには、早めに原因を特定して修理をしないと、放置していると構造部分にまで影響を与える恐れがあります。構造にまで雨漏りの被害が及ぶと、住宅寿命が短くなってしまいます。

しかし、雨漏りが気になってはいるものの、

「雨漏り調査ってどんなことをするのかあらかじめ知りたい」

「いくらぐらいの費用が発生するか気になる」

と迷ってはいないでしょうか。

そこで今回は、雨漏りが気になる人に向けて、雨漏り調査にはどんな種類があるのかを紹介します。どの種類を選ぶのがいいのかもあわせて解説しますので、早めに調査を依頼するようにしてくださいね。

雨漏り調査の方法は5種類ある

雨漏り調査の方法は、5種類あります。

  • 目視調査
  • 散水調査
  • 赤外線サーモグラフィー調査
  • 紫外線投射発光調査
  • 特殊ガス感知式調査

それぞれどのような特徴があるのか、費用相場とあわせて紹介します。

目視調査

目視調査とは、住民から話しを聞いたうえで雨漏り箇所を推察し、屋根に登ったり天井裏をのぞいたりして原因を調べる方法です。「無料調査」とされているときには、目視調査であることがほとんどです。天井や屋根裏にあるシミやカビの様子、屋根のヒビ割れなどを目で見て確認します。

見た目からのみで原因をさぐるため、調査する人のこれまでの経験によって精度が大きく左右されます。目視調査である程度目星をつけたうえで、別の調査をするとスムーズです。

費用相場:無料〜3万円程度

散水調査

散水調査とは、雨漏りの原因箇所と考えられる場所に実際に水をかけることで、雨漏りが再現するかを確認しながら調査する方法です。目視調査よりも手間もコストもかかりますが、ノウハウのある業者が実施すると、かなり精度の高い原因特定ができます。

費用相場:10万〜20万円程度

※足場の設置が必要な場合は、足場代がかかります。

赤外線サーモグラフィー調査

赤外線サーモグラフィー調査は、温度によって色が変わる赤外線カメラを使用して、雨漏り箇所を特定する方法です。雨漏りしている場所は、周囲よりも表面温度が低い特徴を利用して調査します。

専門知識が必要になるため、熟練者による調査が必須です。散水調査の補助として活用すると、さらに精度を高められます。

費用相場:15万〜30万円程度

※足場の設置が必要な場合は、足場代がかかります。

※周りに家が隣接している、金属屋根を採用している場合は不向きです。

紫外線投射発光調査

紫外線投射発光調査とは、雨漏りしていると推察される場所に発光塗料を混ぜた液体を流し込み、紫外線を当てて発光するかによって雨水の侵入箇所を特定する方法です。

目視と散水調査で、ある程度雨漏りの原因箇所を絞り込んだうえで実施されることがほとんどです。とくに複数箇所からの雨漏りが疑われるときには、発光液の色を変えることで場所を特定できます。

費用相場:10万〜25万円程度

※足場の設置が必要な場合は、足場代がかかります。

特殊ガス感知式調査

特殊ガス感知式調査は、室内側から雨漏りしていると推定される場所に炭酸ガスを高圧で注入し、外部に漏れるガスをセンサーで感知することで雨漏り箇所を特定する方法です。

炭酸ガスは気化特性によって、どんな小さな隙間でも侵入できることから、細微なヒビなども発見できます。ガスを使用する調査は、マンションなどRC造に適しています。

費用相場:10万円程度〜

調査方法はどれがいい?

雨漏りの調査方法を5つ紹介してきましたが、どれがいいのかますます分からなくなった人もいるのではないでしょうか。ここからは、調査方法の選び方を紹介します。

まずは目視調査をしてもらってから調査方法を決める

雨漏りの調査方法を決めるときには、まずは業者に目視調査をしてもらうことから始めましょう。

雨漏り調査は、素人が行っても原因の特定は困難です。多くの雨漏り業者が目視調査を無料で行っているので、問い合わせをしてみることをおすすめします。

目視調査である程度原因が推察できたら、それにあわせたさらに詳しい調査方法を業者が提案してくれます。提案された調査について、なぜその調査が適しているのかの説明を求めるといいでしょう。納得できるまでていねいに説明してくれるかどうかで、業者の善し悪しを見分けることも可能です。

調査する業者がもっとも得意な方法を選ぶ

雨漏り調査については、その業者がもっとも得意としている方法を選ぶことも大切です。散水調査の経験が豊富で、自信を持って調査できるとしている業者に、普段ほとんど行うことのない発光液調査を無理に依頼してもうまくいきません。

雨漏り調査は、なんといっても「経験」がものをいいます。ホームページなどで、これまでどれだけの実績があるかを確認することも大切です。

雨漏りは放置せずに調査を依頼しよう

雨漏りを放置してしまうと、やがて内部構造にまで浸水して家自体の寿命にも影響してしまいます。早めに調査を依頼し、修理することが大切です。

雨漏り調査の方法はいろいろありますが、まずは目視調査です。雨漏り調査は経験豊富な業者に依頼することで、精度を高めることができます。目視調査をしてもらってから、さらに詳しい調査を検討するようにしてくださいね。

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