雨樋の吊り金具のメンテナンス方法

こんにちは!イエプラスのスタッフです!
屋根の縁に設置される雨樋は、雨水を適切な場所に排水して外壁や基礎を守る役割があります。
この雨樋の役割を支えている部品の一つに、雨樋を固定する「吊り金具」があります。
吊り金具は目立たない部品なので、錆やぐらつきなどの不具合があっても気付くのがなかなか難しいです。
そこで今回は、この「吊り金具」の不具合とメンテナンス方法について解説します。
もくじ
雨樋の吊り金具とは?
よくある不具合と目に見えるサイン
吊り金具の点検とメンテナンスの手順
吊り金具のリフォームのポイント
不具合が起きないための定期点検について
吊り金具のメンテナンスもイエプラスにお任せください
雨樋の吊り金具とは?
雨樋の吊り金具は、軒先の雨樋を固定して支える金具です。
吊り金具は一般的に約60センチごとに設置されますが、雪や風が強い地域では30~45センチごとに設置し、積雪や強風による負担に耐えられるようにしています。
金具を設置する高さは一定ではなく、高さを変えて雨樋に勾配を付けています。
これは雨水が適切な方向に流れるようにするためで、この勾配がないと本来の役割を果たしません。
このように、吊り金具は単に雨樋を固定するだけでなく、雨水をスムーズに排水するための役割も担っています。

よくある不具合と目に見えるサイン
吊り金具の不具合にはいくつかのパターンがあります。
よくある例と、それぞれの不具合のサインを見てみましょう。
1. 錆やネジのゆるみ
金具やネジが錆びて脆くなっていたり、ネジが緩んでいたりすると、雨樋がたわんだり風でぐらついたりします。
また一部のネジが緩んでいることで、雨樋が不適切な方向に傾くことがあります。
錆は茶褐色や白の斑点などがあると、そこから広がっていきます。
2. 設置箇所の劣化
吊り金具は鼻隠しや垂木などに取り付けますが、この部分が傷むことで吊り金具がぐらつくことがあります。
設置箇所が木材なら腐敗が、金属なら錆などの兆候が見られます。
3.雨樋の不適切な傾き
吊り金具に不具合が生じると、雨樋が本来とは逆の方向に傾くなどして雨水が適切に排水されなくなります。
適切に排水されなくなると雨樋に水が溜まるようになり、その重さで吊り金具周辺に負担がかかってさらに状態が悪化します。
雨樋本体の不適切な傾きも、吊り金具のトラブルのサインかもしれません。

吊り金具の点検とメンテナンスの手順
次に吊り金具の点検とメンテナンスの手順についてです。
吊り金具の主な不具合は、緩みやぐらつき、脱落などになります。
点検の際は次のような点を確認します。
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雨樋の傾きやたわみ:軒先の雨樋を目で追って、たわんでいたり本来と逆の方向に傾いていないかをチェックします。水が落ちる方向とは逆に傾くなど、適切な勾配が付いていない場合は金具の状態を確認します。
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金具やネジの状態:金具に錆が出ていないか、ネジが外れていないかを目視で確認します。単にネジが外れただけならネジを締め直すだけで解決します。錆が広がっている場合は錆を落とすか、金具やネジを交換して対処します。
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落ち葉やゴミの確認:雨樋にゴミがたまっていると雨水がたまり、その重みで金具に負担がかかります。近隣に落葉樹が多い場合は年に1回でもいいので業者にチェックを依頼しましょう。溜まっている場合は簡単な清掃で除去します。
このような点検は、特に台風や大雪のあと、落葉の時期などに行うと効果的です。
なお吊り金具のメンテナンスは高所作業のため大変危険ですから、ネジの締め直しだけでも自力でやらず、プロに依頼しましょう。
プロなら正確な判断ができる上、取り付け箇所に問題があった場合なども適切に修繕できます。
費用もそれほどかからない工事なので、安心してご依頼ください。
吊り金具のリフォームのポイント
吊り金具のメンテナンスは簡易なものが多いため、ごく一般的なリフォーム業者に依頼すれば比較的軽い費用負担で修繕、リフォームできます。
不具合が起きる頻度が高い場合は、吊り金具を増設したり、取り付け箇所の部材を交換するなどのリフォームで安定性を高めることができます。
吊り金具の設置間隔は製品ごとに推奨値が出ていますから、その数値通りの間隔で設置すれば大きな問題は起きにくいです。
その他、雨樋と吊り金具の素材の組み合わせによって錆が付きやすくなることが稀にあるので、素材の選択が間違っている場合は相性の良い素材に変えます。
不具合が起きないための定期点検について
吊り金具の不具合は、専門の業者による定期的な点検によって防ぐことができます。
不具合が起きてからでも費用負担はそれほど大きくなりませんが、雨樋の不具合は外壁や基礎にも影響するので、定期点検でトラブルを未然に防ぐのが望ましいです。
近隣に落葉樹が多い場合、年に1~2回、特に落葉期や冬季、春先に点検を依頼するとよいでしょう。
落ち葉やゴミの飛散がない地域でも細かな塵や埃がたまることがあるので、数年に一回は点検を依頼してください。
足場が必要な場所に設置された雨樋については、屋根や外壁の塗装など足場を設置する工事を依頼する際についでに依頼すると、費用負担を減らせます。
吊り金具のメンテナンスもイエプラスにお任せください
雨樋の吊り金具は目立たないですが、雨樋が正常に機能するために必要な部品です。
ぐらつきや脱落が起きると雨樋が本来の役割を果たせなくなるので、不具合のサインが見られたら、できるだけ早めに対処しましょう。
弊社は吊り金具の点検や補修・交換もできますので、雨樋や吊り金具に異常が見られた場合はお気軽にお尋ねください。
定期的な点検についてもご相談ください。
その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひ弊社にご相談ください。
