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現場から

塗装コラム

2022/04/14

塗装メンテナンスがいらない!外壁タイルの劣化とメンテナンス方法

塗装メンテナンスがいらない!外壁タイルの劣化とメンテナンス方法 画像

こんにちは。イエプラススタッフです!

朝起きただけなのに花粉のせいでくしゃみがとまりません。

どこから入り込んでくるんでしょうね…

さて、今日は外壁タイルについてお話します。

外壁タイルは高級感があり見た目も落ち着いていて人気が高く、また年月と共に深みが増し、経年劣化を楽しめるイメージもあります。

タイルはメンテナンスフリーの材料と言われていますが、外壁にタイルを採用した際も本当にメンテナンスフリーとなるのでしょうか?

結論から言うと…タイルの外壁塗装は基本的には不要です!

しかしタイル周りのメンテナンスは10年に一度必要になってきます。

今日は、外壁材にタイルを選んだ場合のメンテナンスについてお伝えしますね。

目次

・外壁タイルの塗装が不要な理由

・外壁タイルの3つの劣化とメンテナンス

・外壁タイルの塗装にはクリア塗装がおすすめ

・まとめ

外壁タイルの塗装が不要な理由

先ほど冒頭でもお伝えした通り、外壁タイルは基本的に塗装メンテナンスは不要です。

理由は、タイル自体が無機質であることです!

無機質とは天然資源から作られた材料であり、鉱物や金属、ガラス等があります。

雨風や雪、強い日差しなどからの影響を受けにくく、その素材自体は全く劣化せず、形として永久的に残る材料です。

また、タイルは1300度以上もの高温で焼き上げ形成するためとても硬く、ちょっとやそっとの砂ぼこりなどでは傷つくことはありません。

外壁タイルの3つの劣化とメンテナンス

タイル自体は耐久性・耐候性・耐傷性に優れており、塗装でのメンテナンスは不要です。

しかし!だからと言って全てがメンテナンスフリーであるといったわけではありません!

以下の劣化に気を付けましょう。

目地コーキングの劣化

目地コーキングは、乾燥と収縮を繰り返すことによって徐々に硬く硬化していき、最終的にはひび割れや破断などの劣化を引き起こしてしまうことがあります。

ひび割れや破断を起こすと、そこから雨水が侵入してさらに劣化をすすめてしまいます。

これは施工不良ではなく、自然に起こり得ることです。耐久年数は7~10年ほどと言われています。

定期的な点検とメンテナンスが必要です。

コーキングのメンテナンス

タイル目地(コーキング)のメンテナンス方法は大きく分けて、打ち増し工事と打ち替え工事の2種類です。

打ち増し工事では既存のコーキング材の上から新たなコーキング材を充填していきます。

一方、打ち替え工事では既存のコーキング材を撤去してから新しいコーキング材を充填します。

どちらのメンテナンス方法にするかどうかは既存コーキングの状態を見て、プロが判断します。

下地モルタルの劣化

一昔前のタイルの接着はモルタルを使って接着しています(湿式公式)。

モルタル下地の上にタイルを並べて接着していく工法です。※2006年以降では弾性接着剤を使用して接着しているケースも有り。(乾式公式)

モルタルは築年数が経てば経つほど硬化しやすくひび割れが生じやすい性質を持っているため、放っておくとどんどん劣化が進行します。

モルタルが硬くなることによってひび割れや隙間ができやすくなり、それが原因でタイルの浮きや剥がれなどの劣化に直結してしまうケースも多々あります。

モルタルのメンテナンス

軽度のひび割れであれば専用の樹脂でひび割れを塞ぎ、その上から新しいモルタルを打ち増しすることでメンテナンスは可能です。

既にタイルが浮いていしまっている箇所は、目地部分にドリルで穴をあけ、そこから専用樹脂を充填し密着性を高める方法もあります。(ピンニング工法)

ただし、劣化が進みきっている場合は、タイルを全て撤去し、新しくモルタルを左官し再度接着させる大掛かりな工事になる場合も。

劣化が進行してしまう前に、こちらも定期的な点検をおすすめしています!

タイル自体のひび割れや剥がれ落ち

最後はタイル自体の劣化のチェックです。

タイル自体の劣化というよりも、先ほどお伝えしたような下地材の劣化や、接着不良によって起こる割れや剥がれなどが多いです。

落下したタイルがもし人や物に落ちてしまえば…大変なことになりますよね。

そういった二次災害を防ぐためにも定期的なメンテナンスは重要ですね!

タイル交換メンテナンス方法

タイル自体のひび割れ・剥がれ・浮きなどは、その箇所のみのタイル交換も可能です。

劣化したタイルを撤去し下地も全て撤去します。

新しい下地を左官し、新しいタイルを接着します。

注意点としては、施工当時のタイルが欠品、廃盤になっている可能性もあるので、その際は少しお時間がかかる場合もあります。

外壁タイルの塗装にはクリア塗装がおすすめ

タイル材自体は劣化がなく、塗装メンテナンスは不要とお伝えしました。

しかし最近は昔のような美観性がなくなってきた…といったお悩みを持たれる方もいらっしゃいます。

そんな方におすすめしているのが「クリア塗装」での外壁塗装です!

クリア塗装とは名前の通り透明のクリア塗料です。

透明であるが故、タイル独自の風合いや色味を打ち消すことなく塗装が可能です。

▼クリア塗装については、こちらの記事もぜひご参照ください!

『外壁のデザインを活かす、クリア塗装とは』

まとめ

いかがでしたでしょうか?

タイル自体は無機物であり耐久性に優れているため、外壁材としておすすめですし、外壁塗装でのメンテナンスは基本的には不要です。

しかしタイルを支えている下地や目地の劣化は、経年と共にどんどん進行していきますので定期的なメンテナンスは必須です。

外壁はお家のお顔です。

定期的な点検とこまめなメンテナンスを行ってきれいを保ちましょう!

イエプラスでは、そんな定期的なメンテナンスに必要な『無料調査』『無料見積』を行っています。

どこに依頼をしようか悩んでいる方もお気軽にお問合せください!

どこで不具合が起きているのか?これは修理を依頼した方がいいのか?など疑問に思うことがありましたら一緒に確認して適切な工事をご提案させていただきます。

 

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