外壁塗装の際は雨戸も忘れずにチェック!
こんにちは。イエプラススタッフです!
5月に入りました!長い連休でGWを楽しまれる方も多いのではないでしょうか?
いいお天気だといいですね☀
さて、今日は雨戸の塗装についてお話します。
定期的な塗装が必要な部位は、外壁と屋根だけではないのはもちろんですよね。
うっかり忘れがちなのが、「雨戸」です。
建物を雨風から守ってくれる「雨戸」もしっかりメンテナンスしておくことで、お家をしっかり守ってくれます!
今回は雨戸の役割や種類をご紹介しながら、実際に塗装をするときの流れや注意点などを解説します。
目次
・雨戸の役割
・雨戸の種類
・雨戸の耐久年数は?
・雨戸が劣化するとどうなる?
・雨戸の塗装について
・まとめ
雨戸の役割
自然災害からの被害を防ぐ
台風や悪天候で強い強風が吹くと、風によって飛ばされた空き缶や傘、大きなもので言うと看板や自転車などの様々なモノが窓にぶつかって、窓ガラスが割れてしまうことがあります。
窓ガラスが割れると雨風が防げなくなりますし、割れたガラスでケガをする恐れもあり非常に危険です。
ガラスよりも丈夫な雨戸で窓が覆われていれば、多少のモノがぶつかっても割れることはなく、へこみ程度で被害を抑えることができます。
外部からの侵入を防ぐ
雨戸は、防ぐのは雨風だけではありません。
住宅の防犯性を高める重要なパーツでもあり、実際に雨戸のある住宅よりも雨戸のない住宅の方が被害が多いというデータも出ています。
ピッキング防止の鍵や割れにくい強度のガラスを取り付けるなど、窓の防犯性を高めるだけでなく、そもそも窓ガラスに接触させない丈夫な雨戸を窓に取り付けておくことが、防犯性を高めることに繋がります。
雨戸の種類
雨戸は、「稼働方法の違い」「形状の違い」「素材の違い」によって種類を分けることができ、また修繕方法やメンテナンスの頻度も変わってきます。
稼働方法の違い
手動式雨戸
手動で開閉する雨戸は、設置コストが電動式に比べると安く使用時に電力を必要としないため、非常に経済的です。
ですが、大きなサイズのものや高い位置にあるものだと開け閉めしづらいです。
開け閉めのしにくさが原因でせっかく雨戸を設置したにも関わらず使わずにいると、雨戸のサビが進行してしまいほとんど使わないうちに雨戸を撤去または交換することになってしまいます。
電動式雨戸
電動式雨戸は、電力で稼働しスイッチを押すだけで開閉できる雨戸です。
高い位置にある窓に取り付ける雨戸や、リビングの掃き出し窓など、サイズが大きく重い雨戸を取り付ける場合などでも手軽に使用できます。
ただし、電動式は導入やメンテナンスのコストが手動式の1.5~2倍以上になることがあります。
また、予備電源で動くタイプにしておかなければ、停電時には使えなくなってしまうことも注意が必要です。
形状の違い
雨戸にはパネルが一枚の板でできている単板タイプと、ルーバーで調光や換気が行えるタイプがあります。
単板タイプ
手頃な価格で購入できる最もオーソドックスな雨戸で、雨戸が一枚の板でできています。
調光や換気はできません。
ルーバータイプ
表面に可動式のルーバーが付いている雨戸のことです。
わざわざ雨戸を開けなくてもルーバーの角度のみを変えて、雨戸を閉めた状態で日差しを室内に取り入れたり、ルーバー部分のみを開いて室内の換気をしたりすることができます。
ルーバータイプの雨戸には、ルーバーを開けていてもルーバーの外側から室内が見えないように、防犯性にも配慮されている商品もあります。
このようにメリットが多いルーバータイプですが、単板タイプに比べると設置コストが高く、ルーバー部分のメンテナンスが発生する点がデメリットと言えます。
素材の違い
金属製雨戸
サビにくいアルミタイプのものが広く普及しており、丈夫で軽く、価格も安いため人気があります。
木製雨戸
昔使われていた木製雨戸は、雨や汚れでカビや腐食しやすいという脆さがありましたが、近年登場している木製雨戸は、耐候性と耐久性が強化されています。
和風の建物に違和感なくなじみます。
雨戸の耐久年数は?
雨戸の耐用年数は約13~15年前後と言われており、一般住宅の窓に取り付けられているような手動式の雨戸であれば、約10,000回は開け閉めをしても壊れないように設計されています。
しかし開け閉めが頻繁な箇所の雨戸ほど部品の傷みが早くなるため、耐用年数よりも先に部品や戸の交換が必要になってくる場合もあります。
雨戸そのものの耐久性は決して短くはありませんが、外壁や屋根の推奨メンテナンス時期は約10~15年に1度と言われますので、雨戸もこのタイミングに合わせてメンテナンスを済ませておくと良いでしょう。
雨戸が劣化するとどうなる?
金属製の雨戸が劣化するとどうなる?
金属製の雨戸は、サビの脅威と常に隣り合わせです。
通常は鉄部の表面は錆止め塗装で保護されていますが、塗料自体の耐久力が落ちると剥がれやチョーキングなどの症状が出るようになり、防水性が低下して、内部の鉄に雨水が当たってサビの原因になってしまいます。
サビが発生した雨戸は、サビが雨だれとなって外壁表面に筋状に残り、耐久性だけでなく見た目も悪くしてしまいます。
雨戸単体の塗装でも足場が必要になる
雨戸の塗装費用は、平均的なサイズの雨戸で1枚あたり約3,000円が相場です。
ただし、外壁塗装とセットで行わず雨戸のみの塗装を行うと、雨戸のみの塗装の場合でも、高所の場合は足場代が塗装費用とは別途発生します。
雨戸の交換費用は高額
サビが全体に広がって塗装でも補修できないほど劣化した雨戸は、本体ごと交換しなければなりません。
雨戸は交換する場合は1箇所につき10万円、雨戸のサイズによっては20~30万円の交換費用になることもあります。
塗装では補修できず交換になってしまわないうちに、定期的な点検で雨戸のサビや傷の有無、塗装の剥がれなどをチェックし、小さなパーツは交換をして、雨戸の耐久性を長持ちさせましょう。
雨戸の塗装について
雨戸塗装の工程も基本的には外壁・屋根と同様ですが、雨戸をいったん取り外して作業が行われることもあるため、工事期間中は窓が無防備な状態になります。
雨戸塗装は、下地処理に約1日、塗装に最低でも3日の工期になります。
台風シーズンや梅雨の季節などには、雨戸単体でも、施工はなるべく避けておいた方が良いでしょう。
下地処理
雨戸の表面に付いている、泥やホコリ、サビなどを、高圧洗浄機で落とし、サビが発生している金属製の雨戸を塗装するときは、「ケレン作業」と呼ばれるサビを落とす工程も行われます。
ケレン作業はサビ落としだけでなく後から塗る塗料の密着性を高めるためにも必要な工程で、わざとヤスリやサンドペーパーで微細な傷をつける「目粗し」効果によって、塗料を弾きやすい金属製の雨戸でも微細な傷にひっかかって密着しやすくなります。
塗装作業
仕上げ用塗料が密着しやすいように下地材を塗装し、その後、仕上げ用塗料を2回(中塗り・上塗りとも言います)塗り重ねて簡単に剥がれない丈夫な塗膜を雨戸の表面に作ります(外壁や屋根と同様に三回塗りが基本です)。
なお、雨戸の下塗り塗料ではサビ止め機能を持つ種類が使われますが、仕上げ用塗料の種類としては金属にもよく密着するウレタン塗料が使われる場合が多いです。
雨戸用の仕上げ用塗料はウレタン塗料の他にも、最高位グレードのフッ素樹脂塗料やシリコン塗料のほか、室内の熱を屋外に逃がさない断熱機能を持つ「断熱塗料・ガイナ」などの機能性塗料も使用できます。
雨戸の塗装に使いたい塗料があれば施工業者に質問して見積もりを取ってもらい、耐久性の違いや次の塗替え年数などを教えてもらったうえで見極めると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
外壁塗装をする際に、一緒に雨戸も塗装をするとコストも抑えることができます。
交換が必要になるほど深刻なダメージになってしまう前に、お家の耐久性や防犯性を損なわないためにも必ず定期点検を行いましょう。
雨戸は、外壁や屋根とは違って、付帯部のひとつとして捉えられるため、点検・塗装を後回しにしてしまいがちです。
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