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塗装コラム

2024/03/19

【カバー工法は外壁でもできる】外壁カバー工法のメリット、デメリット

【カバー工法は外壁でもできる】外壁カバー工法のメリット、デメリット 画像

こんにちは!イエプラスのスタッフです!

ポピュラーな屋根のリフォームにカバー工法というのがありますが、実は外壁でもカバー工法は可能です。

外壁カバー工法は屋根カバー工法に比べてマイナーではありますが、屋根の場合と同様、いくつかメリットがあります。

今回はそんな外壁カバー工法について解説します。


 

もくじ

外壁カバー工法とは?

外壁カバー工法で使われる外壁材

外壁カバー工法のメリット

 既存の外壁の撤去費用がかからない

 断熱性や遮音性が向上する

 工期が短い

外壁カバー工法のデメリット

 家の耐震性がやや低下する

 内側の外壁がどうなっているかわからなくなる

 家を取り壊す際に内側の外壁を撤去する費用がかかる

まとめ


 

外壁カバー工法とは?

弊社では屋根の葺き替えのご依頼に対して、必要に応じて屋根カバー工法をおすすめしています。

屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せず、上から重ねて新たな屋根を葺く工法です。

外壁カバー工法もこれと同じで、既存の外壁の上から防水シートを張り、新しい外壁を施工します。


 

外壁カバー工法で使われる外壁材

屋根カバー工法で主に軽量な金属屋根が使われるのと同様、外壁カバー工法では金属サイディングがよく使用されます。

これは金属屋根や金属サイディングが他の建材に比べてかなり軽量で、耐震性の低下を最小限に抑えられるからです。

また重量と耐震性の点ではやや劣りますが、窯業系サイディングが使用されることもあります。

外壁カバー工法のメリット

それでは、外壁カバー工法のメリットを見てみましょう。

既存の外壁の撤去費用がかからない

外壁カバー工法は既存の外壁を残したまま上から新たに外壁材を施工するため、撤去にかかる費用が丸々浮きます。

外壁が老朽化してきたけれど、家計の都合で張り替えにかかる費用負担が重くてできないときなど、十分な予算が組めない場合に、これは大きなメリットになります。

特に既存の外壁材に有害なアスベストが含まれているケースでは、撤去するのに高額な費用がかかるため、カバー工法で大幅に負担を減らせます。

この点も屋根カバー工法と同じです。


 

断熱性や遮音性が向上する

外壁カバー工法は、断熱性や遮音性の向上が期待できる点でも屋根カバー工法と共通しています。

カバー工法で断熱性と遮音性が向上する理由は2つあります。

まず壁の厚みが増すことで音や熱が通りにくくなるのが一つ。

既存の屋根と新しい屋根の間にわずかに空気の層ができることによって、熱や音の伝達が抑えられるのが一つです。

外壁は屋根のように雨が直接打ち付けたり、日光が全面に照射されるわけではありませんから、断熱性や遮音性をそこまで気にする必要はありません。

ただ、それでも断熱性が向上すれば空調の効率は上がりますし、遮音性が上がれば近隣から聞こえてくる音も軽減できます。

これだけでも日常生活がいくらか快適になります。


 

工期が短い

屋根カバー工法の施工は撤去作業がないため、張り替えより1週間前後、工期が短くなります。

工期が一週間短くなるだけでも生活への影響は減るので、ストレスが少なくて済みます。


 

外壁カバー工法のデメリット

次に、外壁カバー工法のデメリットについて見ていきましょう。

家の耐震性がやや低下する

外壁カバー工法では、既存の外壁を撤去せず新たに外壁を足すため、外壁の総重量が増えます。

家の重量が増加すると構造体にかかる負担が増え、耐震性が落ちるので、外壁が重くなると少し地震に弱くなります。

軽い金属サイディングを外壁カバー工法に使用した場合はさほど耐震性は落ちませんが、窯業系サイディングを使用する場合、旧耐震基準の家ではやや不安が残ります。

ただ、新耐震基準に適合している家なら滅多なことでは倒壊しませんから、新耐震基準施行後(※)に建てられた家なら大きな問題はありません。

(※)1981年6月1日以降

どうしても気になる方は、外壁カバー工法では窯業系サイディングではなく金属サイディングを使用しましょう。

また外壁に関係なく、旧耐震基準の家にお住まいの方は、できるだけ早めに耐震補強工事をしましょう。


 

内側の外壁がどうなっているかわからなくなる

外壁カバー工法は既存の外壁の上から新たに外壁を重ねる工法なので、当然内側の外壁は見えなくなります。

内側の外壁は雨や直射日光を受けなくなりますが、劣化しなくなるわけではありません。

劣化が進むと、そこから崩れて外側の外壁が脱落することもあります。

また内部結露など、外壁の劣化を早める問題も、隠れているため発見しにくくなります。

これらの問題は施工方法によってある程度解決できますが、施工が適切でないと後々問題が生じることがあります。


 

家を取り壊す際に内側の外壁を撤去する費用がかかる

外壁カバー工法は施工時にかかる費用を抑えることができますが、最終的に家を取り壊す際には、内側の外壁の撤去費用がかかります。

撤去費用を永久に払わなくてよいわけではありません。

デメリットというより、忘れやすい点ですね。

ただ、メリットで紹介した断熱性と遮音性の効果を考えると、トータルでは張り替えよりもメリットが大きいです。


 

まとめ

今回は外壁カバー工法の特徴と、メリット・デメリットをご紹介しました。

外壁カバー工法は屋根カバー工法と共通するところが多く、メリット・デメリットも共通しています。

張り替えに比べて得か損かで言えば、初期費用を抑えて断熱性と遮音性を強化できる点を考慮すると、トータルでは十分得だと考えられます。

耐震性が下がる問題はありますが、新耐震基準の家ならまず大丈夫です。

もし気になる場合は、窯業系サイディングではなく、軽量な金属サイディングを使用しましょう。



 

イエプラスは屋根と外壁のリフォームのご依頼を承っております。

塗装の劣化や屋根外壁の老朽化など、外装リフォームのことならお任せください。

無料調査、無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、外壁のリフォームをご検討中の方は、ぜひご相談ください。

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