洗面所に適した床材の種類と選び方のポイント
お風呂場に近く、水を扱う洗面所は、湿度が高くなりがちなため床材も劣化が進みやすい場所です。気がついたら、床材がカビてしまっていることも少なくありません。
そこで今回は、洗面所に適した床材にはどんな種類があるのかを、選び方のポイントとあわせて紹介します。
床材の選び方
洗面所の床材を選ぶときには、気をつけたいポイントが3つあります。順番に見てみましょう。
1.耐水性に優れている
洗面所は水を扱うため、床材は耐水性に優れているものを選ぶことが必須です。耐水性の低いものを選んでしまうと、カビが発生してしまったり、場合によっては腐ってしまったりして、床下まで水がしみ込む可能性があります。
洗面所の床材は、水をこぼしてしまっても、すぐにしみ込まないものを選びましょう。
2.掃除しやすい
掃除がしやすいものかどうかも、洗面所での床材選びでは大切です。洗面所は歯磨きや顔を洗うだけではなく、お化粧したり髪型を整えたりするときにも使います。
歯磨き粉や整髪料が飛び散ったときに、拭き取るだけできれいになる床材を選ぶことがポイントです。
3.滑りにくい
水を使う洗面所は、滑りにくい素材を選ぶことも重要です。とくに走り回る子どもがいるようなご家庭では、滑りにくいだけではなく、万一転んでしまっても、大きなケガにつながらないよう、硬くない素材を選ぶと安心です。
洗面所に適した床材の種類
まずは、洗面所に適した床材の種類を3つ紹介します。それぞれに特徴があるので、自宅にあった床材を選びましょう。
1.クッションフロア
ビニール素材のクッションフロアは、洗面所のリフォームで選ばれることの多い床材です。水がしみ込まないので、濡れてもさっと拭き取るだけできれいになります。
水だけではなく、洗剤などにも強いため、洗髪料などをこぼしてしまってもお手入れが簡単なこともメリットです。色や柄の種類も豊富で、好みのイメージにあったものを選べます。
2.タイル
タイルはデザイン性が高く、スタイリッシュな洗面所を演出したい人には人気の床材です。防水性もあり、汚れに強いメリットもあります。
タイルは硬いことから傷がつきにくいこともポイントですが、転倒すると大きなケガにつながる可能性があります。洗面所にタイルを選ぶときには、滑りにくいものを選ぶことが大切です。
3.フローリング
フローリングは木でできているので、洗面所には不向きに感じます。しかし、水回りでも使えるように、防水加工が施されたものを選べば問題ありません。
フローリングは無垢材のものと合板のものがありますが、無垢材は水に弱いので合板のものを選びましょう。フローリングは、ナチュラルな雰囲気の洗面所にしたい方に、人気のある床材です。
洗面所の床材は防水性と滑りにくさを最優先に選ぼう
洗面所の床材は、濡れてもすぐに拭き取れる、防水性の高い素材を選ぶことがもっとも大切です。掃除しやすい床材は、衛生面でも安心です。
また濡れていても滑って転ぶことがないように、滑りにくいかどうかも確認しましょう。タイルは硬いため転倒すると危険ですが、滑りにくいものもあるので、よく見て選ぶようにしてください。