外壁塗装を長持ちさせるための4つの方法
外壁塗装の耐用年数は一般的に10年前後とされていて、外壁の塗り直しも10年周期が推奨されています。しかし、場合によっては10年たたないうちに塗装が劣化し、塗り直しの回数が増えてしまうことがあります。
外壁塗装を少しでも長持ちさせるために、なにかよい方法はないのでしょうか。そこで今回は、外壁塗装の耐用年数を少しでも延ばすためにできることを4つ紹介します。
塗装前の洗浄やケレンをていねいに行う
塗装するときには、今の壁についている汚れやカビ、コケなどを高圧洗浄機できれいに落とす必要があります。汚れやカビなどが残っていると、塗装をしても素地に密着せずに、すぐにはがれてしまうためです。
ケレンは主に鉄部の塗装で表面の錆を落とす作業ですが、ケレン作業の手を抜くと、やはり塗膜が素地に密着しません。塗装を長持ちさせるためには、洗浄とケレン作業を丁寧に行うことが大切です。
グレードを上げて耐用年数の長い塗料を選ぶ
当然ながら塗料そのものの耐用年数も、塗装の寿命を延ばして塗装回数を減らすためには重要です。安価に済ませたいからと、アクリル塗料のようにグレードの低いものを選んでしまうと、耐用年数そのものが5〜7年と短いため、塗装を長持ちさせることは難しいのが現実です。
塗装を長持ちさせ、塗装回数を減らすためには、耐用年数が10年以上あるシリコン塗料やフッ素塗料を選ぶようにしましょう。
下塗り剤を使用する
いくらグレードの高い塗料を使っても、下塗りをせずに素地にそのまま塗装してしまうと、密着が期待できず長持ちしてくれません。
外壁塗装をするときには、下塗り・中塗り・上塗りと、3回にわけて重ね塗りをしていきます。とくに下塗りは、素地と上塗り材を密着させる役割があり、省いてしまうと塗装が浮いてしまったり、はがれてしまったりする可能性が高くなります。
優良な外壁塗装業者を選ぶ
塗装前の洗浄やケレン作業、下塗り剤をきちんと塗ることなどは、優良な外壁塗装業者なら、当然のこととして作業します。しかし、なかには自分たちのもうけを増やすために、できるだけ作業量や塗料の使用量を減らそうとする業者もあります。
そう考えると、外壁塗装を長持ちさせるもっとも重要なポイントは、優良な塗装業者を見つけることといえるでしょう。業者を選ぶときには複数の業者から見積もりを取り、作業の内容や使用する塗料について、丁寧に説明してくれるところを選ぶようにしてください。
外壁塗装を長持ちさせるコツは優良な業者選び
外壁塗装を長持ちさせるコツは、下地の処理や塗装作業を丁寧に行う優良な業者を選ぶことがポイントだとわかりました。
優良な業者を選ぶためには、外壁塗装に使う塗料や工程について、依頼する側もある程度学び、比較できる必要があります。そのうえで、分からないことや疑問に思う点は質問し、それにきちんと答えてくれる業者を選ぶようにしてください。