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塗装コラム

2025/10/30

擁壁の塗装とメンテナンス

擁壁の塗装とメンテナンス 画像

こんにちは!イエプラスのスタッフです!

住宅地の造成や高低差のある敷地で多く見られる「擁壁(ようへき)」。

普段はあまり意識しないかもしれませんが、実は建物や敷地を守るために非常に重要な役割を果たしています。
今回は、擁壁とはどんなものか、その役割から、なぜ塗装が必要なのか、費用はどのくらいかかるのかなど、気になるポイントをまとめました。

もくじ

擁壁とは何か?

擁壁の種類と特徴

擁壁に塗装が必要な理由

擁壁の劣化のサイン

擁壁塗装で使われる塗料の種類

塗装費用の目安

擁壁の塗装とメンテナンスもイエプラスにお任せください


 

擁壁とは何か?

擁壁は、敷地内外の高低差や盛土・切土のある場所で、土の動き(崩れ・滑り)を防ぐために設けられた壁状の構造物です。

土砂や盛土は「土圧」を受けて常に外側に押そうとする力が働いています。

その力をコンクリートやブロックの壁が受け止めることで、家を支える地面を固定しています。
そのため擁壁が弱くなると敷地が崩れる危険性が高まり、最悪建物全体が傾く恐れがあります。

擁壁は単に外構の装飾としてあるのではなく、家の土台を支える重要な役割を担っています。

擁壁の種類と特徴

擁壁には用途・構造・形状によっていくつかの種類があります。

代表的なのは次のようなものです。

  • 鉄筋コンクリート(RC)擁壁:最も一般的で強度も高く、多くの住宅地で採用されている擁壁。

  • L型・逆T型擁壁:底版で土圧を受け止める構造になっている。施工が比較的早く、住宅地でも見られる。

  • 間知ブロック擁壁/ブロック積み擁壁:大型ブロックを積んで土を留めた擁壁。見た目の意匠性が高い。

  • 石積み擁壁:自然石を積んだもの。景観には優れますが、経年の補修・管理が重要です。
     

これらの擁壁はそれぞれ構造や素材が異なり、塗装やメンテナンス方法も少しずつ変わってきます。

なお、高さが2mを超える擁壁は建築基準法に基づく「工作物」として強度や排水構造が定められており、新たに建造する場合は確認申請が必要となります。

擁壁に塗装が必要な理由

擁壁のメンテナンスは塗装が中心になります。

擁壁が塗装を必要とするのには、次のような理由があります。

  1. 水の侵入防止:コンクリートやブロック材は水を吸いやすく、水分が鉄筋を腐食させる原因になる。塗膜を設けることで水の侵入を抑え、中性化(コンクリートの強度低下)を遅らせることができる。

  2. 劣化(ひび割れ・風化・白華)防止:塗膜が劣化すると表面の保護が弱まり、ひび割れや白華(コンクリート内部の水酸化カルシウムなどが水に溶けて表面に移動し、白い結晶となる現象)などが起きる。早めに塗装を行うことで劣化を遅らせることができる。

  3. 景観・印象の改善:擁壁が汚れていたり色あせていたりすると、手入れされていない印象を与えることがある。定期的な塗装で美観を保つことができる。

  4. 汚れ・藻・カビの抑制:特に湿気が多い背面などでは、苔や藻が発生しやすくなる。塗料の機能によりこれらの発生を抑えることが可能。
     

このように塗装には擁壁の劣化や損傷を抑えるのに一定の効果があります。

ただし、ひび割れが大きかったり、裏側排水が機能していないと、塗装では根本解決にならないこともあります。

その場合は擁壁自体の補修や交換が必要になります。

擁壁の劣化のサイン

擁壁の劣化のサインは、目視など簡単な方法で確認できます。

ご自宅の擁壁に次のようなサインが出ていないか確認してみてください。

  • ひび割れ(クラック)の発生

  • コンクリート表面の白い粉(白華/エフロ)の発生

  • 鉄筋が露出して錆が出ている

  • 表面が欠けている/剥離している

  • 背面または基礎から水が常に染み出している

  • 擁壁が外側へ膨らんで見える・傾いてきている
     

こうした劣化サインを放置すると、擁壁の変形や傾斜、鉄筋の腐食などが起こり、擁壁が破損や土圧による倒壊を起こす恐れがあります。

そうならないためには、早めの点検・軽い劣化段階で塗装などのメンテナンスが重要になります。

なお塗料の劣化は色褪せ、汚れの定着、塗膜のひび割れ(クラック)、手で触れると白い粉(チョーク)が付くなどのサインでわかります。

擁壁塗装で使われる塗料の種類

擁壁は雨風や湿気、紫外線など多様な劣化要因にさらされています。

そのため適した塗料選びが重要です。

擁壁は「背面・下部からの水分・土圧」の影響を受けやすいため、透湿性・水分排出性・密着性が重要です。

外壁用汎用塗料をそのまま擁壁に使うと、湿気がこもって塗膜膨れ・剥がれを招くことがあるため、擁壁専用の塗料が推奨されます。

擁壁に使用される専用塗料にはシリコン系や、それよりやや高価な無機系があります。

塗装費用の目安

ここでは擁壁の塗装にかかる費用のおおよその目安を見てみましょう。

実際には擁壁の高さ・形状・ひび割れの補修量・足場の有無・地域条件などで変動しますので、ご参考としてご覧ください。

費用例

  • 擁壁塗装(シリコン系塗料+標準下地処理) → 約 3,000〜5,000円/㎡

  • 擁壁塗装(無機系・擁壁専用高耐久仕様+補修あり) → 約 4,500〜7,000円/㎡

たとえば10㎡(幅5m×高さ2m)の擁壁をシリコン系で塗装するなら、3,000円×10㎡=30,000円程度からスタートというイメージです。

無機系仕様・補修が多い場合は10㎡×7,000円=70,000円程度まで想定しておくと安心です。

なお補修(ひび割れ注入、モルタル補修、鉄筋サビ処理等)が多いと上記単価を上回る可能性が高くなる他、地域差などの影響で上振れすることもあります。
 

擁壁の塗装とメンテナンスもイエプラスにお任せください

擁壁は見た目だけでは安全性を判断しづらい構造物です。

ひび割れの幅、背面の状況、排水の有無など、専門的にチェックすべき項目が多くあります。
「傾いてきた」「水が染み出している」「大きなひびがある」などの違和感を感じたら、プロによる現地点検を依頼するのが安心です。

弊社は外構のメンテナンス、リフォームも承っておりますので、擁壁の劣化が目立ってきた際はぜひお尋ねください。
 

その他、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根、外壁のリフォームをお考えの方はぜひ弊社にご相談ください。

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