暑さ寒さ対策としてカバー工法がおすすめな理由
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
まだまだ暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
早く秋らしい天気になってほしいものですね。
ところで、秋は屋根と外壁のリフォームが増える季節です。
そこで考えたいのが、少し気が早いですが、冬に備えたお家の断熱です。
お家の断熱には様々な方法がありますが、屋根と外壁のリフォームでは、カバー工法が効果的です。
そこで今回は、カバー工法について軽くおさらいした後、カバー工法に断熱効果がある理由について解説します。
もくじ
カバー工法とは?
断熱対策としてのカバー工法
空気の層は熱を通しにくい
注意しておきたいカバー工法のデメリット
家の耐震性が下がる
デザインの選択肢が限られる
家の解体時に結局撤去費用がかかる
カバー工法もイエプラスにご用命ください
カバー工法とは?
カバー工法は既存の屋根や外壁を撤去せず、その上から新たな屋根、外壁を施工する工法です。
(カバー工法の手法や特徴は屋根と外壁でほとんど変わらないので、ここからは屋根カバー工法を例に解説します)
カバー工法は最初、アスベスト(石綿)を含む古いスレート屋根の撤去費用を浮かせられる点が注目され、広まりました。
アスベストは主に呼吸器系の疾患を引き起こす原因となるため、現在では規制の対象になっています。
アスベストは処分する際に無害化するための特殊な処理を施す必要があり、また運搬から廃棄まで細心の注意を払う必要があるため、撤去にはかなりの費用がかかります。
それに伴い葺き替えにかかる費用も通常より大幅に上がるため、リフォームをためらう要因となっていました。
しかしカバー工法なら既存の屋根を撤去しなくてよいため、撤去費用がかからず安くリフォームできます。
このような事情からカバー工法は急速に広まっていきました。
暑さ寒さ対策としてのカバー工法
では、既存の屋根にアスベストが含まれていなければカバー工法にする意味はないかというと、そうでもありません。
最初に書いた通り、実はカバー工法は撤去費用が浮くだけでなく、お家の断熱性が上がるというメリットもあります。
空気の層は熱を通しにくい
屋根カバー工法は既存の屋根の上に防水シートを張り、その上に新たな屋根を葺きます。
そうすると既存の屋根と新しい屋根の間に空気の層ができ、これが外気温の影響を和らげます。
空気の層には熱や振動が伝わりにくい性質があります。
そのため断熱や防音の方法として、意図的に空気の層を作ることがあります。
たとえば窓の断熱、防音性能を高める方法に、二重窓にしたり窓ガラスに断熱用エアキャップを貼り付ける方法があります。
カバー工法は断熱を目的とした工法ではないですが、屋根に空気の層ができるため、結果的に断熱性が高くなります。
またカバー工法でよく用いられる金属屋根や金属サイディングは断熱材を貼り付けてある製品が多いため、断熱効果がより一層高まります。
このように、カバー工法は暑さ寒さ対策としても優れた効果を発揮します。
注意しておきたいカバー工法のデメリット
既存の屋根の撤去費用を浮かせることができ、さらに副産物として断熱性と防音性も高まるカバー工法ですが、メリットばかりではありません。
デメリットもありますから、それも考慮する必要があります。
では、どのようなデメリットがあるかを見てみましょう。
家の耐震性が下がる
家の耐震性は家屋全体の重量が重くなるほど下がります。
特に上部が重くなると家の重心が高くなり、横揺れの際に大きく揺れることになります。
屋根カバー工法は既存の屋根の上から新たな屋根を葺くため、屋根が重くなり耐震性が下がります。
このデメリットを抑えるために、カバー工法では一般的に軽量な金属屋根が使われます。
金属屋根は屋根材の中でもかなり軽い部類に入るため、カバー工法による耐震性の低下を最小限に抑えることができます。
なお弊社が採用しているスカイメタルルーフは非常に軽量な金属スレートなのでカバー工法に適しています。
デザインの選択肢が限られる
カバー工法では基本的に軽い屋根材しか使えません。
そうなると選択肢はほぼ金属屋根になりますから、通常の葺き替えより選択肢が狭くなります。
金属屋根はやや無機質で味気ないデザインも多いため、そういったデザインが好みでない方は妥協することになるかもしれません。
とはいえ最近は色やデザインのバリエーションが昔より増えており、和瓦風のものや石材調、木目調のものもあります。
前述のスカイメタルルーフも通常の金属スレートの形状以外に、木目調と天然スレートを模した石材調があります。
家の解体時に結局撤去費用がかかる
カバー工法は既存の屋根の撤去費用が浮くと言いましたが、実際は撤去を先送りにしているため、家の解体時にはカバー工法で浮いた分の撤去費用を支払うことになります。
それなら解体する前に早めに家を売ろうと思われるかもしれませんが、おそらく屋根の撤去費用を考慮して売価を下げることになるでしょう。
特にアスベストが含まれている場合、それが家の査定を下げる要因となるのは明白です。
建材にアスベストが含まれているか調査済みの場合、売却時に調査結果を明かす義務がありますし、調査していない場合でも築年数は公開されますから、アスベスト全面規制前に建てられた未調査の物件を高く売るのは難しいでしょう。
ただ、アスベストを含まない屋根材なら解体時の撤去費用もそれほど高くなりませんし、断熱性、防音性が向上することを考えればメリットの方が大きいと言えます。
カバー工法もイエプラスにご用命ください
いかがでしたでしょうか。
イエプラスはこれまで屋根カバー工法のご依頼を多く承ってまいりましたので、カバー工法の施工には自信があります。
また弊社で採用しているスカイメタルルーフは軽量で高耐久、メンテナンスフリーな屋根材なので、カバー工法には最適です。
断熱対策も含めてカバー工法にご興味がある方は、ぜひ弊社にお問い合わせください。
その他、雨漏りの無料調査、リフォーム全般の無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、屋根と外壁のリフォームをお考えの方はぜひご相談ください。