窯業系サイディングの劣化の見極め

こんにちは!イエプラスのスタッフです!
窯業系サイディングは、外壁材の中でもデザインの種類が豊富で施工しやすく比較的安価なため、多くの住宅で採用されています。
窯業系サイディングはセメントを主原料としているため耐久性に優れますが、表面の塗膜や目地を埋めるコーキングは十数年おきにリフォームする必要がありますし、サイディングボード自体も徐々に劣化していきます。
今回はこの窯業系サイディングについて、塗装、コーキング、ボード本体の三つの観点から劣化のサインを見極める方法を解説していきます。
もくじ
- 窯業系サイディングとは
- 塗膜の劣化のサイン
- サイディング本体の劣化サイン
- コーキングの劣化サイン
- リフォームのタイミングを総合的に判断する
- 定期点検のすすめ
- 窯業系サイディングのリフォームもイエプラスにお任せください
窯業系サイディングとは
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を主成分とし、高温高圧で固めて板状に加工した外壁材です。
価格と耐久性のバランスがよく、また石材調、レンガ調、木目調、タイル調など多様なデザインが選べる点も魅力です。
国内シェアで見ても、ガルバリウム鋼板など金属系の外壁材がシェアを伸ばしてはいるものの、依然窯業系サイディングがトップを維持しています。
窯業系サイディングは水を吸いやすい性質を持つため、基本的に表面塗装が必須になります。
またボードとボードの継ぎ目にはコーキングを充填し、そこから雨水が侵入しないようにする必要があります(一部、コーキング不要の窯業系サイディングもあります)。
窯業系サイディングの外壁は、塗膜、ボード、コーキングという三つの要素が組み合わさって本来の性能を発揮する構造になっています。
塗膜の劣化のサイン
外壁周辺の劣化の中でも、塗膜の劣化は比較的早い段階で現れます。
まず現れやすいのが色あせで、紫外線や雨風にさらされ続けることで徐々に色味が薄くなっていきます。
劣化が進むと、塗膜の樹脂成分が紫外線で分解され、顔料が粉状になって表面に浮き出るチョーキング現象(白亜化)が見られるようになります。
チョーキングが進むと塗膜が薄くなり防水性能が落ちるため、これを塗り替えの目安とするのが一般的です。
塗膜の劣化が進行すると、塗膜自体にひび割れや剥がれが生じ、下地のボードが直接雨水にさらされる状態になります。
この段階まで放置すると、塗装だけでなくボードの補修まで必要になる場合があるため、そうなる前に塗り替えを検討しましょう。
なお塗り替えの際は、チョーキング現象に強いラジカル塗料を使用すると、通常より紫外線の影響を軽減して劣化を遅らせることができます。

サイディング本体の劣化サイン
サイディングボード自体にも、経年とともにさまざまな症状が現れます。
代表的なものがひび割れ(クラック)で、地震や建物の揺れ、下地材の伸縮などが原因で発生します。
細かなヘアークラックで割れの深さも浅ければ、表面塗装で補修できる場合が多いですが、幅の広いクラックではコーキングを充填したり、ボード自体を交換する必要があります。
また湿気を吸ったボードが乾燥と吸水を繰り返すことで、反りや膨張が起こる場合もあります。
ボードの継ぎ目付近が浮いて見えたり、板と板の間に段差が生じていたりする状態は、内部で水分を含んでいる可能性があります。
そのほか、角の部分が欠けている状態や、表面が層状にめくれている状態も、ボードの劣化が進んでいる兆候として挙げられます。
特に凍害の起きやすい地域では、ボードが吸った水分が凍結と融解を繰り返すことで、表面が剥離しやすくなります。
コーキングの劣化サイン
コーキングはサイディングの目地やサッシまわりに使われるゴム状の充填材で、紫外線や気温差の影響を受けやすく、塗膜やボードよりも先に寿命を迎える傾向があります。
初期の症状としては、表面が硬くなり弾力が失われていく現象が挙げられます。
指で軽く押しても弾力を感じなくなった場合、内部の柔軟性がすでに低下している可能性があります。
さらに劣化が進むと、コーキングの表面に細かいひび割れが入り、次第に亀裂が深くなっていきます。
コーキングは経年劣化で収縮するため、収縮と柔軟性の低下によって、目地とコーキングの間に隙間ができることもあります。
この状態になると、目地から雨水が直接内部に浸入しやすくなるため、打ち替えが必要になります。

リフォームのタイミングを総合的に判断する
窯業系サイディングのリフォームタイミングを判断する際は、塗膜、ボード、コーキングのいずれか一つだけでなく、三つの状態を合わせて見る必要があります。
一般的な目安として、塗装の耐用年数はおよそ8〜15年(塗料の種類によってはそれ以上も可能)、コーキングの耐用年数はおよそ7〜10年とされています。
前回のリフォームから経過した年数(新築後初めてのリフォームでは築年数)がこの目安に近づいてきたら、色あせやチョーキングが起きていないか確認するとともに、コーキングの硬化状態やボードのひび割れも併せて確認しましょう。
注意したいのが、塗装かコーキングのいずれかの耐用年数に余裕があっても、まとめてリフォームした方が安くつくケースが多い点です。
塗装の塗り替えもコーキングの打ち替えも、基本的に足場を必要とします。
足場代は一般的な二階建ての戸建住宅でも諸経費を入れて十数万円から二十万円以上かかることが多いため、塗装とコーキングを別々にリフォームすると、トータルの費用が高くなる傾向があります。
最近は従来より耐用年数が長い高耐久のコーキングもあるため、塗装の耐用年数と統一して次のリフォーム時期を合わせられます。
屋根のリフォームなども含め、外壁塗装とコーキングはできるだけまとめるようにしましょう。
なおサイディング本体は耐用年数が30年以上と長いので、新築から25年ほど経過したころから様子を確認するとよいでしょう。
定期点検のすすめ
劣化のサインは初期段階では目立ちにくく、気付かないうちに進行していることがあります。
特に日当たりの強い面や北側の湿気がこもりやすい面は、劣化の進み方に差が出やすいです。
築年数が10年を超えたあたりからは、数年に一度を目安に外壁全体をチェックしておくと、劣化の初期段階で対応でき、結果的に補修範囲が広がる前に対処できます。
窯業系サイディングのリフォームもイエプラスにお任せください
窯業系サイディングは、塗膜、ボード本体、コーキングという三つの要素が組み合わさって外壁としての性能を保っています。
それぞれの劣化サインを把握しておくと、どの工事をどのタイミングで行うべきか判断しやすくなります。
弊社では外壁の状態確認から、塗装、コーキングの打ち替え、サイディングの張り替えまで幅広く対応しております。
色あせやひび割れなど気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
そのほか、雨漏りの無料調査、各種リフォームの無料見積りも承っております。相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、外壁のリフォームをお考えの方はぜひ弊社にご相談ください。
