人気の金属屋根ってどんな屋根?
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
今回は人気の金属屋根についてまとめていきます。
金属屋根は軽量で価格も安く防水性も高いので、できるだけ安く葺き替えしたい方に最適な屋根材です。
雨漏りが起きて葺き替えを検討しているけれどあまり高い費用は出せないという方は、ぜひ金属屋根をご検討ください。
もくじ
金属屋根とは?
金属屋根の防錆性が高い理由
金属屋根の種類
亜鉛メッキ鋼板(トタン)
ガルバリウム鋼板
SGL鋼板
その他の素材
金属屋根のメリット・デメリット
メリット
デメリット
金属屋根のメンテナンス
金属屋根はカバー工法の上葺き材として使われる
金属屋根の葺き替えは屋根修繕のプロに相談
金属屋根とは?
金属屋根はその名の通り金属を素材とした屋根の総称です。
薄い金属板を曲げ加工した屋根材を継ぎ合わせるため、耐久性がありながら軽量で耐震性が高い特徴があります。
また構造上、雨水が侵入しにくく防水効果が高いです。
一般住宅によく用いられる金属屋根はメッキを施されたもので、防錆性(ぼうせいせい)があり錆びにくいのも特徴です。
なお通常は金属屋根の上から塗装をして、より錆びにくい状態にします。
金属屋根の防錆性が高い理由
金属屋根の防錆性が高い理由はメッキにあります。
メッキは保護被膜作用と犠牲防食の二つの性質により金属を錆から守ります。
保護被膜作用はメッキによって表面に作られる酸化被膜の防水作用のことで、通常これによって水を防ぎます。
メッキに傷がついて金属が剥き出しになった場合、メッキの持つ犠牲防食という性質によって傷が埋まります。
たとえば亜鉛メッキ鋼板の場合、メッキの一部が傷などによって欠けた場合、周辺の亜鉛が溶けだして傷を埋め、鋼板の代わりに錆びます。
錆びた亜鉛は酸化被膜を形成し、再び保護被膜作用で水を防ぎます。
このようにメッキは自己修復作用が備わっているため、多少の傷なら防水性や防錆性が落ちません。
ただ錆びにくいといっても全く錆びないわけではないので、屋根塗装による保護を万全にする必要があります。
金属屋根の種類
金属屋根は主にメッキ鋼板で、メッキの種類によって価格や耐用年数、メーカー保証の内容などが微妙に異なります。
またステンレスやアルミなど元から錆に強い金属屋根もあります。
亜鉛メッキ鋼板(トタン)
亜鉛メッキ鋼板とは、いわゆるトタンのことです。
トタン屋根というと、日本では明治時代から製造されていた非常に歴史の古い金属屋根ですが、近年はより高性能な金属屋根の登場によりあまり見られなくなりました。
1㎡あたり5,000円前後と安価ですが、耐用年数が10~20年と短く、塗装の塗り替えも5~7年周期と短いです。
そのため長期的には施工とメンテナンスの費用の合計がやや大きくなる場合があります
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板はメッキにアルミニウムと亜鉛とケイ素を使用している金属屋根です。
なお「ガルバリウム」とはアルミニウムと亜鉛の合金のことで、ケイ素の含有量は1.5%程度です。
亜鉛メッキ鋼板ほどではないですが比較的安価な屋根材で、1㎡あたり6,000円前後が相場です。
耐用年数も20~30年と亜鉛メッキ鋼板より長く塗装のもちも長いため、長期間の使用では、施工とメンテナンスの費用の合計が亜鉛メッキ鋼板より若干安くなる場合があります。
また耐久性だけでなく熱反射性も亜鉛メッキ鋼板より高いです。
SGL鋼板
SGL鋼板はガルバリウムのメッキに少量のマグネシウムを加えて強化した金属屋根です。
ガルバリウム鋼板と同等の価格でありながら防錆性がやや向上しており、耐用年数も30~35年と少し延びます。
また塗装の持ちもよく、メンテナンスコストがガルバリウム鋼板より安く上がるため、最近はこのSGL鋼板の人気が高まっています。
その他の素材
これらの他にもステンレスやチタンなどが金属屋根として使用されます。
ステンレスもチタンも元から防錆性があり、ほとんどメンテナンスを必要としません。
また非常に耐久性が高く、耐用年数もステンレスで40年前後、ステンレスでは50年以上になるとされています。
ただ単価が非常に高く、ガルバリウム鋼板と比較してステンレスは倍近く、チタンは10倍近い価格になります。
そのため一般住宅ではほとんど使用されません。
金属屋根のメリット・デメリット
金属屋根には様々なメリットがあり、同時にデメリットもあります。
それらについて簡単に見ていきましょう。
メリット
金属屋根のメリットはまず先に挙げた通り、防水性と防錆性です。
メッキと表面塗装で錆を防いでいるため、よほど大きな傷でも付かない限り簡単には錆びません。
また金属屋根はスレート屋根などに比べてすき間が少なく、雨漏りが起きにくいとされています。
軽量なため耐震性が高い点も魅力で、その軽さからカバー工法の上葺き材としても使われます。
価格が比較的安価なのも大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット
デメリットとしては、金属であるため振動、音、熱が伝わりやすい点が挙げられます。
しかしこの点は現在改品が出ており、ある程度克服できています。
その他、薄くて軽いため暴風などによって剥がれることがあります。
金属屋根のメンテナンス
金属屋根のメンテナンスの基本も、他の多くの屋根材同様、再塗装です。
塗装は屋根の表面を保護する役割がありますから、金属屋根のメッキを保護することができます。
塗装の劣化が進んだら塗り替えをし、金属屋根自体の劣化をできるだけ抑えることで屋根の寿命が延びます。
なお屋根塗装で屋根自体の寿命はある程度延ばせますが、経年劣化でメッキの防錆性が落ちて錆が見られるようになったら葺き替えが必要になります。
金属屋根は軽量で施工もしやすいため、葺き替えのコストは比較的安く済むのも魅力です。
金属屋根はカバー工法の上葺き材として使われる
金属屋根はその軽量さから、元の屋根の上から新たな屋根を施工するカバー工法(重ね葺き)の上葺き材として用いられます。
屋根の重量が重くなるとその分家屋に負担がかかり、耐震性が下がります。
その点で金属屋根は非常に軽量なため、カバー工法でもさほど耐震性が下がりません。
撤去費用が高くなるアスベストを含有する屋根材では、費用を節約するためにカバー工法を用いるのも一つの手です。
金属屋根の葺き替えは屋根修繕のプロに相談
金属屋根の塗装や葺き替えは専門の業者でないと難しい作業です。
イエプラスは屋根の修繕が得意な外装屋です。
相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、スレート屋根の再塗装、葺き替えをご検討中の方はぜひお問合せください。
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