屋根・外壁塗装の基本と、塗料選びのポイント
こんにちは!イエプラスのスタッフです!
前回は少し変わった塗装方法について解説しましたが、今回は屋根・外壁塗装の基本について改めてまとめます。
まずはどういった方法で塗装されるのかについて解説したあと、塗料を選ぶときのポイントと、おすすめの塗料についてご案内します。
ご依頼の参考になれば幸いです。
もくじ
屋根・外壁塗装の方法
塗装の工程
下塗り
中塗り
上塗り
屋根・外壁の塗装で注目するポイント
耐久性・耐候性
性能と価格のバランス
色褪せに強いかどうか
色の組み合わせ
汚れ対策
屋根・外壁にはシリコン塗料かラジカル制御型塗料がおすすめ
屋根・外壁の塗装はイエプラスにお任せください
屋根・外壁塗装の方法
屋根、外壁の塗装は、ローラーや刷毛を使い、複数回に分けて重ね塗りするのが一般的です。
塗料は一度に厚く塗ろうとするとムラができたり、気泡が発生したりします。
また完全乾燥する前に重ね塗りをすると、やはり気泡が発生したり、浮きや剥がれが起きます。
このような不具合が起きないよう、できるだけ均一な厚さに塗り、重ね塗りも完全乾燥してから次を重ねていくようにします。
これはスプレーガンを使った塗装などでも同じです。
塗装の工程
では次に塗装の工程について解説します。
塗装は一度に厚く塗って完成ではなく、下塗り、中塗り、上塗りの三工程に分けて行います。
それぞれの意味について見てみましょう。
下塗り
下塗りは中塗り塗料を密着させるためと、発色を良くするために必要な下準備です。
この工程がきちんとできていないと、後で剥がれたり、思った通りの色にならないことがあります。
一般的な下塗り塗料にはシーラー、プライマー、フィラーがあります。
シーラーとプライマーは、塗料の浸透しやすさに差があるだけでほぼ同じです。
フィラーは密着性の向上以外に傷や凹みを埋める役割があり、モルタル外壁などで細かなクラック(割れ)があるとき、それを埋めるために使います。
中塗り
中塗りは顔料を含んだ塗料で色付けする工程です。
一般にイメージする塗装作業はこれだと思います。
色むらができないよう均一に塗る必要があります。
上塗り
上塗りは最後の仕上げで、基本的に中塗りと同じ塗料を重ねます。
製品によっては下塗りと上塗りの二回で十分な耐久性が出るものもありますが、基本はこの三回塗りで耐久性を確保します。
屋根・外壁の塗装で注目するポイント
屋根・外壁の塗装では、注意するポイントがあります。
重要なポイントをいくつか見てみましょう。
耐久性・耐候性
屋根と外壁は常に雨や日差しにさらされますから、それに耐えられるだけの十分な耐久性と耐候性が必要になります。
特に屋根は雨と日差しを直接受けますから、外壁以上に重要になります。
耐久性と耐候性は耐用年数の長さからおおよそ判断できます。
耐用年数が長いほど雨や日差しに強いと考えて概ね間違いありません。
ただフッ素塗料のように、耐久性と耐候性が極めて高いにもかかわらず弾力性が低いため衝撃で割れやすい、といった特殊なケースもあります。
耐久性を見るときは、耐用年数だけでなくその塗料の特性も見るようにしましょう。
性能と価格のバランス
耐久性が高い塗料ほど価格も高い傾向にあるので、費用負担とのバランス、予算との兼ね合いを考慮して選ぶ必要があります。
ここで重要になるのが、耐用年数から逆算した年換算の費用です。
安価で耐用年数が短い塗料は塗り替えの頻度も高くなりますから、工賃を考えるとむしろコストパフォーマンスが悪くなります。
安価な塗料は性能面でも劣るので、結局損することも少なくありません。
単に安いだけの塗料ではなく、性能と価格のバランスが取れている塗料を選ぶようにしましょう。
色褪せに強いかどうか
色褪せは淡色ほど目立ちにくく、濃色は目立ちやすくなります。
また濃色は色褪せの原因となる紫外線を吸収しやすいため、より一層退色しやすい傾向があります。
色褪せはラジカル制御型塗料を使用することで抑制できますが、ラジカル制御型塗料は白色顔料である酸化チタンに手を加えて劣化を抑えているため、カラーバリエーションが淡色中心になります。
そのため鮮やかな色を好む方の場合、お好みの色が選べない場合があります。
色の組み合わせ
屋根と外壁は家の見た目を決める最も重要な部分です。
塗料ごとの質感の違いなども重要ですが、それ以上に色の組み合わせが見た目に影響します。
色の組み合わせは、外壁にモノトーンや、ブラウン、ベージュなどの合わせやすい色や、主張の強すぎないパステルカラーを選ぶと上手くまとまります。
逆に鮮やかで濃い色は主張が強く目立ちやすいので、組み合わせにセンスが要求されます。
ただ、個性を出したい場合はあえて目を引く色で攻めてみるのもありでしょう。
失敗を避ける方法としては、画像検索でイメージに近い色の家を探したり、業者の施工事例から探すやり方がおすすめです。
汚れ対策
汚れは淡色ほど目立ち、濃色ほど目立ちにくくなります。
注意が必要なのは、濃色は汚れを目立たなくしますが、汚れが付かないわけではない点です。
汚れが目立ちにくいということは、汚れの付着に気付きにくく清掃のタイミングを計るのが難しいともいえます。
その点を考慮すると、あえて汚れが目立ちやすい淡色にして、汚れたら早めに清掃するようにした方がいいかもしれません。
また最初から汚れに強い塗料を選ぶのもポイントです。
汚れの落ちやすさは親水性の高さに比例します。
親水性が高い塗料は水が付着しやすいですから、多少の汚れなら水をかけるだけで水が壁に密着して汚れを剥します。
屋根・外壁にはシリコン塗料かラジカル制御型塗料がおすすめ
ここまでの内容をふまえると、おすすめはシリコン塗料かラジカル制御型塗料になります。
シリコン塗料はウレタン塗料とフッ素塗料の中間ぐらいの耐用年数ですが、フッ素塗料のネックである割れやすさと価格の高さを考えると、非常にバランスが良いと言えます。
耐用年数がフッ素塗料より短い分、長期で見るとコストパフォーマンスでやや劣りますが、途中で転居や解体をする可能性を考えるとシリコンの方が無難です。
次にシリコン塗料とシリコンベースのラジカル制御型塗料を比べると、概ねラジカル制御型塗料の方が優れています。
ラジカル制御型塗料はシリコン塗料より耐用年数が長くなりますが、価格差はそれほど大きくなく、性能を考えればむしろお得になります。
ただ唯一の欠点として、ラジカル制御型塗料は白色顔料である酸化チタンに手を加えた塗料のため、濃い鮮やかな色は作りにくく、カラーバリエーションがシリコン塗料にやや劣ります。
ですので、ラジカル制御型塗料にお好みの色があればラジカル制御型塗料、無ければシリコン塗料を選ぶのが良いかと思います。
屋根・外壁の塗装はイエプラスにお任せください
いかがでしたでしょうか。
屋根・外壁の塗装は単に塗料を建材に塗るだけではなく、正しい工程に沿って丁寧に作業する必要があります。
また塗料を選ぶ時も、耐久性や価格を考慮し、色やその後の劣化も考えて選ぶと失敗が少なくて済みます。
イエプラスは屋根と外壁の塗り替えで多くの施工実績があり、仕上がりには自信があります。
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