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塗装コラム

2024/10/08

防災瓦は普通の瓦とどう違うの?

防災瓦は普通の瓦とどう違うの? 画像

こんにちは!イエプラスのスタッフです!

日本は災害の多い国ですから、できるだけ地震や台風に強い家に住みたいと考える方が多いと思います。

建材メーカーもそういったニーズに応える形で、災害に強い製品を数多く製造しています。

その中でも今回は、防災対策を施した日本瓦である、防災瓦について解説します。


 

もくじ

防災瓦は災害に強い瓦

 通常の日本瓦より軽い

 強風で飛びにくい構造

防災瓦は他の屋根材より災害に強いか?

防災瓦より金属屋根を選んだ方がいいの?

 81年6月以降に建てられた家なら問題ない

 通常の日本瓦からの葺き替えには最適

屋根の葺き替えはイエプラスにご用命ください


 

防災瓦は災害に強い瓦

防災瓦はその名の通り防災対策が施された瓦で、通常の日本瓦よりも地震と台風に強いという特徴があります。

ただこれは単に防災瓦それ自体が災害に強いという意味ではありません。


 

通常の日本瓦より軽い

多くの防災瓦に共通する特徴の一つは、通常の日本瓦より軽い点です。

では、屋根が軽いと何がよいのでしょうか?

まず屋根が重い場合について考えてみましょう。

屋根が重いと重心が高くなり、地震が起きたとき横揺れが激しくなります。

そうなると古い建築基準で建てられた家は倒壊する可能性が高くなります。

また災害時以外でも常に重い屋根が乗っているわけですから、建物の躯体にかかる負担もより大きくなります。

その点、防災瓦は通常の日本瓦よりも軽いため、重心が過剰に高くならず、また躯体にかかる負担も軽くなります。

防災瓦自体が地震に強いのではなく、屋根の軽量化によって家そのものを地震に強くしているわけです。


 

強風で飛びにくい構造

防災瓦は台風などの暴風にも強い特徴があります。

防災瓦は瓦をネジや釘でしっかり固定し、隣り合う瓦同士をジョイントで連結させることで脱落が起きにくいようにしています。

さらにガイドライン工法と呼ばれる緊結方法で強力に固定されるため、記録的な暴風でも簡単には剥がれません。

ガイドライン工法は、2001年に施行されその後も改正を重ねている「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」に基づいた瓦の施工方法です。

この工法は地震、台風どちらにも強く、2019年の房総半島台風でも、今年の能登半島地震でもほとんど被害がありませんでした。


 

このように、防災瓦は地震にも台風にも非常に強い瓦となっています。


 

防災瓦は他の屋根材より災害に強いか?

防災瓦が通常の日本瓦より災害に強いのはよいとして、他の屋根材に比べるとどうでしょう。

そもそも日本瓦は非常に重い屋根材です。

質量は耐久性に直結しますし、日本瓦は高温で焼成するため大変頑丈です。

ただ先ほど解説した通り、屋根の重量が重くなるほど家の重心が高くなりますし、家全体にかかる負担も大きくなります。

そこを改善するために軽量化されたのが防災瓦ですから、防災瓦はあくまで「通常の日本瓦に比べて軽い屋根材」となります。

ですので化粧スレートや金属屋根といった軽量な屋根と比較すればまだ重く、耐震性の点では劣っていると言わざるを得ません。

また暴風による剥がれの対策は、防災瓦以外の屋根材にも施されていることが多く、適切に施工されていれば他の屋根材も簡単には剥がれません。

さらに金属屋根はスレートの弱点である割れにも強いため、風で飛んできたものが当たっても凹むだけで割れることがありません。

防災瓦はスレートや金属屋根より耐久性が高いですし、暴風にも非常に強いですが、総合的に見ると金属屋根の方が優れています。


 

防災瓦より金属屋根を選んだ方がいいの?

じゃあわざわざ防災瓦を選ばなくても金属屋根を選べばいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。

防災瓦は需要があるから製造されているわけで、使いどころはちゃんとあります。


 

81年6月以降に建てられた家なら問題ない

そもそもの前提として、1981年の6月1日以降に建てられた建物なら通常の日本瓦を葺いた家でも地震による倒壊のリスクは低いです。

なぜかというと、この1981年の6月1日から現在の新耐震基準が始まったためです。

地震による建物の倒壊は耐震基準が改正されるたびに下がっていて、この81年の改正以降に建てられた家は大地震でもほとんど倒壊せずに済んでいます。

つまり新耐震基準で建てられた家なら屋根が少々重くても災害に耐えられるわけです(※)。

まして防災瓦は通常の日本瓦より軽いですから、少なくとも新耐震基準で建てられた家に葺く分には何の問題もありません。

(※)大津波や複数回の大地震には耐えられない可能性があります。


 

通常の日本瓦からの葺き替えには最適

とはいえ防災瓦より金属屋根の方が軽く、耐震性に優れているのも事実です。

ではどういったケースで防災瓦が役に立つのでしょうか。

それは通常の日本瓦から葺き替えるケースです。

日本瓦が似合うような和風の家は、モダンな屋根に葺き替えると雰囲気が壊れることがあります。

なので見た目はそのままに耐震性だけ上げたい場合、防災瓦がベストな選択になります。

なおスレートや金属屋根の中には日本瓦を模した製品もありますが、あくまで似せているだけで陶器の質感はないので、本物の質感が欲しい場合はやはり防災瓦がおすすめです。


 

屋根の葺き替えはイエプラスにご用命ください

防災瓦は、防災対策として通常の日本瓦から葺き替えるのに最適な屋根です。

陶器瓦の外観を残したまま新しい屋根に葺き替えたいときは、候補として検討してみてはいかがでしょう。

質感にこだわらないのであれば、セメントや金属で作られた日本瓦風の屋根材もあります。

弊社は屋根の葺き替えが得意なリフォーム業者ですから、屋根の葺き替えをお考えの方は、お気軽にご相談ください。

その他、雨漏りの無料調査、リフォーム全般の無料見積りも承っておりますので、相模原市を中心とした神奈川県全域、町田市など神奈川県寄りの東京都内にお住いの方で、リフォームをお考えの方はぜひご相談ください。

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