塗装を冬におこなうメリット・デメリット
こんにちは。イエプラススタッフです!
今日も寒いです!!
きりっと冷える寒さは嫌いではないですが、長時間外にいるのはつらいですね…
さて今日はこの時期におこなう塗装についてのお話です。
塗装は1年中施工ができますが、冬に塗装する上で、注意しておかなくてはならない点がいくつかあります!
お住まいの地域によってはスムーズな施工ができないことも。
そんな冬の外壁塗装で気を付けておくことや、外壁塗装の施工条件について、お伝えします!
目次
・冬場の外壁塗装工事で知っておくべき注意点
・生活への影響は
・実はメリットもある冬の外壁塗装
・まとめ
冬の外壁塗装工事で知っておくべき注意点
実は冬の外壁塗装では、気温の低さが原因で、施工が行いにくくなったり、中断したりすることがあります。
塗料が正常に乾燥できなかったりする他、雪や霜など工事を中断しなければならないような現象が起きたりするためです。
もし冬に外壁塗装をするときは、以下の注意点を前もって把握しておきましょう。
作業効率が落ちる
塗料は、施工する環境の気温が低いとノビが悪くなり、乾燥も遅くなるという性質があります。
ノビが悪いと、塗料のムラや塗り残しの原因となったり、1箇所にかける作業時間も長くなったりするため、作業効率が落ちてしまいます。
さらに乾燥が遅いと次の工程に進むことができません。
外壁・屋根塗装では普通、下塗り・中塗り・上塗りという、合計3回の重ね塗りが必要です。
しかし、前の工程で塗布した塗料が乾ききらないうちに次の工程に進んでしまうと、3層それぞれの塗料が効果不良を引き起こし、脆弱塗膜となってしまいます。
塗料が完全に乾いたことを確認しなければ次の工程に進めないため、作業効率が落ちてしまいます。
また、気温がー5度を下回ると、工事を中断しなくてはなりません。
液状の塗料は、低すぎる気温の中で使用すると、凍って外壁や屋根にしっかり密着できなくなってしまうため、通常通りの効果を発揮できなくなります。
さらに、真水を希釈材とする水性塗料は、水が低温の環境で凍ってしまいさらに品質を落としてしまいます。
この点に関しては、国土交通省も『ー5度以下での塗装は原則として行わない』ことを呼び掛けており、各種塗料メーカーも、塗料の説明書きに同様の注意書きを記載しています。
雪による作業の中断
乾いていない塗面に雪が当たると、雪の水分で塗料の乾燥が阻害されてしまいます。
また、地面や足場、屋根などに雪が積もってしまうと非常に危険ですので、作業を行うことができません。
このような理由から、冬場はほぼ雪に覆われるような豪雪地域では、雪解けまで外壁塗装工事が行えなくなる恐れがあります。
そのため、東北などの一部の積雪地域や北海道の塗装業者などは、安全対策のために、積雪エリア内での外壁塗装工事を、冬のあいだは一切行わないよう制限している所もあります。
霜が乾燥するまで工事が行えない
冬になると、外壁や屋根の表面が夜間に降りた霜や夜露で朝方は濡れていることがあります。
外壁塗装は基本的に塗装する面が濡れていると工事を行うことができません。
余分な水分が塗料の乾燥を阻害し、剥がれや膨れなどの塗膜不良を起こして仕上がりの品質を落としてしまうためです。
そのため、冬はこれらの水分が乾くまで作業開始を待たなければならず、作業の効率が悪くなりがちです。
生活への影響は
冬の外壁塗装は、生活にも影響を及ぼします。
工事中に生活に不便が生じないように、どのような影響があるのか前もって知っておきましょう。
暖房器具が一時的に使用できない場合がある
外壁塗装工事中は、エアコンの室外機が一時的に外されたり、養生用のカバーで完全に覆われたりする場合があります。
また、ガスの給湯器なども、日中の作業中は養生シートで覆われますので、お湯や温水式床暖房が使用できなくなります。
業者によっては、塗装作業中も暖房器具が使えるように養生を工夫してくれることがありますが、冬場に塗装工事をお願いする場合は、念のため電気で使えるヒーターやホットカーペットなどがあると安心です。
工事期間が長くなる
冬は日照時間が短いために、1日に施工できる時間が限られています。
さきほど、冬は夜露や霜が乾くのを待つため、工事の進みが悪くなることをご紹介しましたが、そもそも太陽が出ている時間が短いため、冬場は安全に作業が行える時間帯が少ない季節でもあるのです。
朝は乾燥を待ち、夕方は日没時間が早いため工事ができる時間が短くなってしまい、結果工事期間が長引いてしまう傾向にあります。
実はメリットもある冬の外壁塗装
ここまできたら、じゃあ夏にやればいいじゃない!となりますが、冬には冬のメリットがあります。
雨が少ない
冬は、地域にもよりますが、一年を通して比較的雨が少ない季節です。
そのため、梅雨や夏場のように、突然の雨による作業の中断や、長期間の工事延期が発生しにくく、スムーズな工事スケジュールを立てることができます!
冬の乾燥した空気は塗料にとっては好条件
塗料は「湿度が85%に達しているとき」も使用することができません。
高すぎる湿度の中で塗装を行うと、塗料の品質が空気中の水分で阻害され、密着不良を起こし、剥がれや縮みなどが生じてしまいます。
一年の中で湿度が高くなりやすい梅雨や夏は、雨が降ると80%付近まで湿度が上昇するため塗装が行えなくなることがあります。
そのため、空気中の湿度が低く、乾燥している冬は、気温の低さで乾燥に時間がかかる点を除けば、塗り替えに適した季節でもあるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
屋外作業である外壁塗装工事は、雨や雪などの天気だけでなく気温や湿度にも注意しながら作業を進めていかなければなりません。
冬の外壁塗装は、低すぎる気温や雪などの気候が施工の障害になることもあるので注意が必要です。
ただし、夏は湿度が高くなったり、にわか雨が降ったりして工事が中断するケースもあり、さらに猛暑の中行う過酷な作業が、作業員の集中力不足を招く可能性もあるため、必ずしも夏が塗装のベストシーズンとは言い切れません。
そういった面では、冬の外壁塗装は夏に比べると、湿度や雨が原因でスケジュールが乱れにくいというメリットもあります。
外壁塗装だけでなく、なにごとにも季節によって一長一短があります。
イエプラスでは、季節ごとのメリット・デメリットに振り回されることなく、どのような環境化でも、施工方法を工夫して適切な工事内容を提案いたします!
冬でも夏でも安心してご相談ください!!(^▽^)/
イエプラスでは、そんな定期的なメンテナンスに必要な『無料調査』と『無料見積』を行っています。
どこに依頼をしようか悩んでいる方もお気軽にお問合せください!
どこで不具合が起きているのか?これは修理を依頼した方がいいのか?など疑問に思うことがありましたら一緒に確認して適切な工事をご提案させていただきます。