雪が原因かも!?冬の雨漏りに注意!
こんにちは。イエプラススタッフです!
来週からはもう3月ですが、まだまだ寒い日や雪の降る日がありますね。
今年は雪が多かったように思います⛄
さて、今日は冬の雨漏りについて。
雨漏りとは、屋根や外壁から雨水が漏れ出して建物内部に水が入ってしまうトラブルのこと。
文字通り雨が原因かと思いきや…
冬の雨漏りは雪が原因となっている可能性があることをご存知ですか?
ここでは、冬場特有の雨漏りの注意点や対策についてご紹介!
日本海側だけでなく、太平洋側の市街地でも、たびたび雪が積もっている今期の冬。
豪雪地帯に住む人はもちろんのこと、平地や普段あまり雪が降らない地域の人もチェックしておきたいですね。
目次
・雪が雨漏りを引き起こす!?
・雪によって起こる雨漏りのケース
・“すが漏れ”ってなに?
・“すが漏れ”を防ぐには?
・まとめ
雪が雨漏りを引き起こす!?
雨漏りと聞いて思い浮かべるのは、屋根からポタポタと水がしたたり落ちてくる風景ですよね。
雨が原因となる一般的な雨漏りは、屋根に穴があいていたり、外壁に亀裂が入っていたりと、破損や劣化した部分から雨水が侵入します。
ところが雪が原因の場合は、それまで不具合のなかった屋根が雪によってトラブルを引き起こしてしまったり、屋根に不具合がなくても水が漏れてしまったりすることも…。
どちらにしても、雨漏りを見つけたら早めに対処をすることが大切!
放置しておくとカビが発生する原因になりますし、後々になって高額な修理費用がかかる恐れがあります。
雪によって起こる雨漏りのケース
では、雪が原因で起こる雨漏りにはどんなものがあるのでしょうか?
代表的なケースをみていきましょう。
雪の重みによる屋根の破損
真っ白でふわふわとした印象のある雪ですが、イメージに反してかなりの重量があります。
新雪は、1㎡あたり1cm積もると2~3kgもあるのだとか!
そのため屋根の上に雪が積もると、雪の重みによって屋根材や雨樋などの破損や屋根の変形を引き起こしてしまうことがあります。
さらに積もった雪は溶けて水になりますから、割れたり欠けたりした箇所から入り込んできてしまうのです。
屋根材が凍る「凍害」
低温によって水が凍り、膨張することで起こる災害のこと。
雪が降るほどの寒さになると、屋根材や外壁に染み込んだ水分が凍ってしまいます。
水分は凍ると膨張するため屋根材や外壁を押し出し、やがて溶けて水に戻り、再び気温が下がれば凍って…
というように、“凍る→溶ける”を繰り返します。
そうなると屋根材や外壁はその負荷に耐えられず、割れたり剥がれたりして雨漏りを引き起こしてしまうのです。
また、「すが漏れ」と呼ばれる現象にも注意が必要です。
“すが漏れ”ってなに?
室内に水が漏れてしまう現象で、雨漏りとよく似ています。
すが漏れが発生するメカニズムとしては、以下のとおりです。
・屋根に積もった雪が溶けて水となり、軒先付近で凍ってつららとなる
↓
・そのつららが水の通り道を塞いでしまい、屋根からの水がせき止められる
↓
・行き場をなくした水が溜まって、屋根材の接合部や隙間から内部に侵入して室内に漏れる
すが漏れは屋根に不具合がなくても起こってしまうケースが多くあるため、新築や築年数が浅い住宅も油断は禁物です。
“すが漏れ”を防ぐには?
“すが漏れ”対策には、屋根に雪と水が溜まらないようにすることが大切!
適度に雪下ろしをすることが効果的と言えます。
また、すが漏れは屋根に積もった雪が氷になって室内の暖房の熱によって溶けることで起こるため、屋根の氷が溶けないようにするには、屋根に熱が伝わらなければよいのです。
そこで、天井断熱を利用するという方法も効果的。
他にも、屋根の塗装を定期的に行うことで雪の滑りをよくして屋根に積もりにくくすることでも、すが漏りの発生を抑えることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
雪が雨漏りにつながるというのは、なかなか想像ができないかもしれません。
特に、“すが漏れ”という言葉を初めて聞いたという人も多いのでは?
しかし冬になれば、雪の多い地域だけでなく、普段はあまり雪が降らない地域でもすが漏れが起こってしまう可能性があるので、注意しておきたいですね。
雨漏りの原因が雪の場合、火災保険を使えるかもしれません。
火災保険には「雪災」という保証項目があるため、自分の保険の契約内容を確認してみましょう。
ただし、「雪災」だと判断されず火災保険の対象にならないケースも。
まずは加入している保険会社か、修理業者に相談してみてください。
イエプラスでは、そんな定期的なメンテナンスに必要な『無料調査』と『無料見積』を行っています。
どこに依頼をしようか悩んでいる方もお気軽にお問合せください!
どこで不具合が起きているのか?これは修理を依頼した方がいいのか?など疑問に思うことがありましたら一緒に確認して適切な工事をご提案させていただきます。