ペットがいるお宅は必見!外壁塗装工事でペットがいるお家で気をつけることとは?
こんにちは!イエプラススタッフです。
外壁塗装のご相談として
「ご近所で塗り替えをしているお宅があるけれど、うちはワンちゃんを飼っているから影響がありそうで心配…」
「外壁塗装って大量のペンキを使うから、ペットや子どもに悪い影響がありそうで、何となく抵抗がある」
などと心配する人も少なくないようです。
ペットと暮らすお宅にとっては、ペットに余計な負担を与えず生活していきたいものです。
そこで今回はペットがいるご家庭で、
『外壁塗装工事でペットがいるお家で気をつけること』について、わかりやすくご紹介いたします。
目次
・外壁塗装工事でペットへの悪影響が心配されること
・外壁塗装にてペットのために気をつけておきたいポイント
・まとめ
外壁塗装工事でペットへの悪影響が心配されること
外壁塗装に使う塗料や工事の騒音など、外壁塗装にはペットに悪影響が出そうなポイントがいくつかあります。
本当にペットの健康を害することがあるのか、あるとしたらどの程度の影響があるのか説明していきます。
塗料に含まれる化学物質
まず考えられるのは、外壁塗装で大量に使用する塗料の影響です。
なぜ塗料が人間やペットに悪影響を及ぼすのでしょうか?それには塗料に含まれる溶剤が関係しています。
塗料の色の素となる顔料や、塗料の原料となる樹脂を溶かして液状にするために使用される溶剤には、有機化合物と呼ばれる毒性の強い物質が含まれています。
この有機化合物は頭痛や吐き気といった健康被害を引き起こす可能性があるほか、光化学スモッグの原因物質となることも知られています。
ですが、現在一般に使用されている外壁塗装用の塗料では、有機化合物の量はかなり減っています。
お子さまやペットがいる住まいでも、工事中に転居を検討するほどの悪影響が出ることはありません。
それでもやはり、家の周囲で化学物質を含む塗料が大量に使用されている状況に変わりはないので、注意は払っておくべきでしょう。
騒音
外壁塗装も「工事」である以上、作業音がつきものですが、外壁塗装を理解できないペットにとっては恐怖以外の何物でもありません。
普段から大きな音でナーバスになるペットには注意が必要です。
外壁塗装のリフォームでは、主に次に挙げる3つの工程で特に大きな音が出ます。
- 足場の組立て
- 高圧洗浄
- 吹き付け塗装
足場の組立て
足場とは、高所の建設現場での作業を安全に行うために設置する、仮設の作業用の枠組みです。
外壁塗装工事では2階や屋根など高所での作業が発生するため、足場の設置が必要となります。
部材の組立て時に「カーン、カーン」と、かなり大きな騒音が発生してしまいます。
注意すれば音を出さずに済むという性質のものではないため、足場の組立て・解体時の騒音は避けられないと考えておいた方がよいでしょう。
高圧洗浄
高圧洗浄とは、塗装前の外壁に高い圧力をかけた水を噴射し、外壁や屋根に付着した汚れや劣化した塗料を落とす作業です。
汚れや古い塗料が残ったまま上から新しい塗料を塗ると、塗りムラや早期の塗料剥がれにつながることがあるため、高圧洗浄は外壁塗装工事においては重要な作業となります。
高圧洗浄では水を噴射する際に、高圧洗浄機のモーター音や、水を外壁や屋根に噴射する音でかなりの騒音となります。
音がしない程度の水圧では高圧洗浄の目的が果たせないため、高圧洗浄の工程でもある程度の騒音は覚悟しておく必要があります。
吹き付け塗装
外壁塗装の際に、スプレーガンを使用して塗装を行う場合があります。
スプレーガンとは、塗料に空気を含ませ、霧状にして塗装面に吹き付ける塗装用工具です。
塗料を噴霧するのにコンプレッサーという機械を使用するため、騒音が発生します。
最近ではスプレーガンを使用せず、ローラーによる手塗り工法が主流となっているためモーターによる音の問題は心配しなくてもいいでしょう。
ですが、選択した塗料の種類によってはスプレーガンを使わなければ作業ができない場合があるため、手塗りを希望してもできない場合もあります。
工事業者の声や家族以外の人の気配
外壁塗装工事では、家の敷地内に家族ではない人間がうろつくことになり、ペットにとってはストレスが多い状況となりえます。
とくに、足場の設置・解体では、複数名の作業員が声を掛け合いながら作業をすることとなります。
敏感なペットの場合は吠える・怯えるなどの心配があります。
「知らない人がペットのテリトリー内にいる状況」になるため、ペットが落ち着かなくなる可能性はあります。
外壁塗装にてペットのために気をつけておきたいこと
外壁塗装業者の選定・打ち合わせ
実際の工事に入る前に、外壁塗装業者の選定や打ち合わせがありますが、ペットを飼っていること、ペットへの影響が心配であることを必ず伝えましょう。
親身にアドバイスしてくれる業者なら安心できますよね。
業者が決定した後も、工事に入ってから焦らないように十分に段取りを確認しておきましょう。
足場の設置
足場の設置作業は人の出入りが多く、騒音が大きい作業です。
神経質なペットは室内にいても不安がる可能性があるので、できるだけ飼い主が在宅してあげる方が良いでしょう。
庭で犬を飼っている住まいでは犬が作業者に吠えかかったり、足場の部材で思わぬ怪我をしたりする可能性があります。
作業場所から離れた場所や室内に移動させるなどの対策を取っておきましょう。
また、猫が家と外を自由に行き来している住まいでは、騒音や家の外観が変わってしまうことから怯えて帰ってこなくなる可能性もあります。作業中は、室内飼いにしておいた方が安心です。
高圧洗浄
大量の水を家に噴射するため、噴射音が気になります。
さらに、室外機に水が入って故障しないように養生するため、高圧洗浄中はエアコンが使用できなくなります。
夏場であれば熱中症の危険もあるので、洗浄が終わった部分の部屋から順番に養生を外してエアコンの使用ができるようにしてもらうなど、エアコンが使えない時間が短く済むように事前に打ち合わせをしておきましょう。
もしくは、夏場・冬場の工事を避ける方法もあります。
どうしても気になる場合は
どうしてもペットのことが気になってしまう方は、工事の間だけペットホテルや親戚のお家で預かってもらうことも検討してみてはいかがでしょうか?
費用が別に掛かってしまいますが、ペットの安全を確保するなら一時的に隔離することがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
外壁塗装工事中、ペットに悪影響がありそうなこととその影響をできるだけ少なくするために気を付けるべき点をまとめました。
ペットを飼っていても、外壁塗装をすることは可能です。
ただし、外壁塗装中に生じる塗料の臭いや工事の音などが、ペットによくない影響を及ぼしてしまう可能性はあるため、外壁塗装をする場合は、しっかりと対策をすることが重要となります。