屋根のリフォームで人気!ガルバリウム鋼板屋根の特徴とは?
こんにちは!イエプラススタッフです。
今回お話していきたい内容は、「ガルバリウム鋼板の屋根」についてです。
屋根の葺き替え工事でガルバリウム鋼板の屋根が急速に人気が出てきています。
建築家の方が好んで使うことが増え、ガルバリウム鋼板のもつ独特のデザイン性から採用されることが多くなってきています。
今回はそんなガルバリウム鋼板が持つ特徴について詳しく説明していきます。
目次
・ガルバリウムとは?
・ガルバリウム鋼板のメリットとは?
・デメリットとは?
・家庭でできるメンテナンスとは?
・どうしても避けられないこととは?
・まとめ
ガルバリウムとは?
ガルバリウム鋼板とは、錆びにくいメッキを塗った鋼板のことです。
1972年にアメリカで開発された金属系のサイディングボードのひとつとして日本でも屋根材だけでなく外壁にも多く採用されています。
金属の板はもともと耐久性がとても高いのですが、錆びにくいメッキを塗ることでさらに強くしたもの、それがガルバリウム鋼板なのです。
ガルバリウム鋼板のメリットとは
メリット1 耐久性が高い
住宅の中でも屋根は常に雨や風にさらされています。耐久性に優れていることは非常に重要なことです。耐用年数が30~40年と言われています。
ガルバリウム鋼板は、従来のトタンの屋根に比べて3~6倍の耐久性を誇ります。
加工が簡単なためどんな屋根にも使われています。
大雪に耐えることもできるので、積雪の多い地域でも安心して過ごせることができます。
また酸性雨や海岸地域でも優れた耐久性を発揮してくれます。
しかし絶対に錆びないという訳ではないので、定期的なメンテナンスは必要になってきます。
メリット2 軽いので耐震性が高い
金属なのに”ガルバリウム鋼板”はとても軽いのが特徴です。
非常に薄い板(1~3mm)のため、一般的なサイディングと比較しても圧倒的に軽くて丈夫な地震に強い外壁材なのです。
メリット3 直射日光を反射してくれる
トタンと比べても太陽熱を反射し、特に夏場には表面温度と室内温度の上昇を抑えてくれます。
メリット4 デザイン性が高い
着色性が高いことでも有名なガルバリウム鋼板。
その薄さからソリッドな印象を与えるため建築物には多く使われています。
デメリットとは?
ガルバリウム鋼板を屋根に使うとメリットばかりではありません。
具体的なデメリットもあわせてご紹介します。
デメリット1 初期費用が高い
ガルバリウム鋼板は、施工費がほかの外装材と比較して若干高めです。
また湿気を全く通さないため、別途湿気を逃がすように工夫したりと施工に注意が必要になるのでその分施工コストが高くなってしまいます。
デメリット2 メンテナンスフリーではない
ガルバリウム鋼板はメンテナンスいらないと言われていますが、屋根材・外壁材にメンテナンスフリーというものはありません。
遅かれ早かれ、メンテナンスは必要になってきます。※メーカーによっても違いはありますが、おおよそ10年~20年くらい
再塗装の際も、汚れが付きにくいガルバリウム鋼板なので塗装の乗りも悪くなります。
塗料の塗りが甘いと数年で剥がれ落ちることもあるほど。塗装の難易度が高いので、これもコストが上がってしまう理由のひとつです。
家庭でできるメンテンナスとは?
専門業者に依頼をすると時間とお金がかかってしまいます。
簡単にできるメンテナンス方法は「水をかける」ことです!
なんと!とても簡単ですね!
3か月から1年に1回ほどで十分かと思います。
汚れをはじきやすい素材なので泥はねや汚れを落とすことが目的なので、高圧洗浄機を使う必要はありません。
どうしても避けられないとことは?
ガルバリウム鋼板は金属の中でも錆びにくい素材ではありますが、絶対に錆びない訳ではありません。
屋根だと突風で物が飛んできて当たったり、壁の場合自転車など硬いものをぶつけて傷つけてしまうとそこからサビが発生したりします。
耐用年数は長いのですが、経年劣化は避けられません。
サビや色あせ・色落ち、屋根材が浮いてきてしまうという場合には塗り替えや葺き替えを検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ガルバリウム鋼板屋根の特徴をご紹介しました。
軽くて加工しやすいガルバリウム鋼板は屋根材として使うことで耐震性が上がり、見た目もモダンでスタイリッシュな家ができそうですよね。
ランニングコストも考えてガルバリウム鋼板の屋根にする方も増えてきています。
非常に耐久性が高いガルバリウム鋼板ですが、さすがにメンテナンスフリーという訳にはいかず、10年~20年に一度は塗り替えなどの大規模なメンテナンスが必要になってくるでしょう。
そこを踏まえてガルバリウム鋼板屋根のリフォームを検討してみてはいかがでしたでしょうか?